さくらもちモチ

感想：ドラマ「傍聴マニア09〜裁判長！ここは懲役4年でどうすか〜」第10話（最終回）裁判員も傍聴もやめる！*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

テレビドラマ
「傍聴マニア09〜裁判長！ここは懲役4年でどうすか〜」の感想です。
今回は第10話「裁判員も傍聴もやめる！」です。
最終回です。

私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第9話「援助交際が生んだ悲劇」】

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2009年秋冬 放送開始作品】

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最終回です！
前回の放送の終盤で、
裁判の傍聴を楽しんでいた事を
とある裁判の関係者から咎められた北君が、
裁判員に選ばれて、別の形で裁判に関わった事から、
傍聴に対する自分なりの答えを見つける……という
王道を突っ走った終わり方でした。

この問題は、突き詰めれば、
「何故、裁判は公開されているのか」という疑問にぶち当たります。
個人が裁判をどう思うか（面白がっているなど）も大事ですが
そもそも、個人情報がてんこ盛りな裁判が
非公開で行なわれていれば、
傍聴マニアなどは誕生しないので、
裁判を傍聴する事への疑問は、
必ず、こうした制度への疑問に繋がります。

で、北君も、傍聴マニアだった過去を
つい卑屈になって隠してしまったり、
被告人の境遇に自分を重ねて同情しかけたり、
裁判員同士の話し合いで流されて、殺人だと決めてしまったり……と
色々な心の迷いがあった末に自分なりの答えを出して、
おまけに事件の真相まで暴いてしまった展開は
良かったと思いますが、
被告人が（死刑にしてほしいと言ったのは）
「死んで被害者に詫びたいからだ」と言った後で、
北君がいきなり説教モードに入ったのは
余分だと思いました。
確かに、死んで詫びるなんていけない事で、
北君がつい激昂してしまったのも分かりますが、
これがあったせいで、一気に安っぽい出来になったと思います。
それに、なんで誰も止めないのと、
ツッコミを入れたくなりました。
北君の言葉は
検察官か裁判官に言わせるべきだったと思います。



ラストについては……
検察官の見習い（補佐）として星川検事の隣に
黒髪のストレートボブの美和ちゃんが座っていたのが、
これまたお約束の展開とはいえ、嬉しかったです。
でも、北君については、
あれじゃ駄目だろうと思いましたww
「後は僕がやっておく」と言っておきながら
仕事せずに傍聴に行くのは、まずいのでは？？
もしかしたら、この時の北君も
傍聴後に残りの仕事をちゃんと終わらせたのかもしれないけれど、
あのエンディングは
仕事＜＜＜傍聴のようにも感じられるので
「おいおい」と呆れそうになりました。
もうちょっと、常識の範囲内で
傍聴を楽しんでいる様にしてほしかったです。



最後にちょっとケチがついてしまいましたが
面白いドラマでした。
でも、放送時間の割にＣＭの回数が多かったなぁ。
仕方がないのでしょうが、もっと減らしてほしかったです。

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感想は以上です。

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