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感想@アニメ「犬夜叉 完結編」第13話:完全な冥道*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「犬夜叉 完結編」の感想です。
今回は第13話「完全な冥道」です。
以下の記述にはネタバレがあります。
原作のこの部分の漫画は未読です。


前回の感想はこちら。
第12話「珊瑚の想い 弥勒の覚悟」

各回の感想記事のURLは、他作品も合わせて
こちらの一覧ページにてまとめています。
アニメ感想一覧:2009年10月〜2010年3月


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殺生丸様と天生牙のお話でした。

敵を冥道に直接送り込める“冥道残月破”の技は
とりあえず置いておくとして
私は、主役でない殺生丸様が
人を生かす刀──天生牙を持っている設定が
とても好きです。
こういうところが、いかにも高橋留美子さんらしいと思います。

というのも、大抵の物語の主人公が
人斬りを好まないという設定があるのを思えば、
(犬夜叉も、余計な殺生を好んでないはず)
天生牙っていかにも主人公が持つに相応しい刀ですよね。
でも、こちらの作品では、
斬る事に対して迷いがない殺生丸様がこれを所持しています。
この辺りが、設定の妙
(奇妙という意味でなく、素晴らしいという意味での妙)だと
私には思えてなりません。
当初こそ、殺生丸様と相反するとも思えた刀だったのに、
りんの一件などを経て彼が心の成長を経た結果、
その刀を持つのに相応しい妖怪となっているのが
素晴らしいです。

但し、今回の作中で何度も触れられていますように、
殺生丸様にとって、犬夜叉が持つ鉄砕牙は、
彼自身が犬夜叉に負けたコンプレックスの象徴であり、
貰えなかった父からの愛情でもあるんですよね……。
どう見ても、殺生丸様に天砕牙が与えられたのも
父親からの愛情なわけですが、
今の彼はそれに気付く事はまだできないようで。
ただ、今回、天砕牙と鉄砕牙が共鳴した事からいって、
おそらく、この二本の刀は一つに戻る気がしますが、
その時こそ、殺生丸様が、
自分に天砕牙が与えられた本当の意味を知り、
その理由に心の底から納得する瞬間なのかなと思いました。
また、それが兄弟の和解の時であってほしいと
私は願っています。



今回はシリアスなお話でしたが、
かごめ達外野組が、説明調の台詞を吐きながらも
やんややんやと楽しそうにしているのが面白かったです。
そして、これはこうなって当然なのでしょうが、
珊瑚と琥珀はまた離れ離れになったんですね……。
この姉弟が一緒にいられるようになるには
奈落を倒さないと駄目なんでしょうか。



奈落との最終決戦に向けて、
皆の状態や装備があれこれと変わっていますが、
順番的に、そろそろ犬夜叉のかごめのお話になるんでしょうか。
早く先を見たい……けれど、
それは、終わりに近づく事でもあるので、
淋しい気がしてなりません。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第14話「奈落の追撃」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-01-02 02:01  nice!(0)  コメント(0) 
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