さくらもちモチ

感想：アニメ「空中ブランコ」第10話 オーナー*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

ノイタミナ枠のアニメ「空中ブランコ」の感想です。
今回は第10話「オーナー」です。
私は原作の小説のファンで、テレビドラマ化された時も見ています。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第9話「天才子役」】

各話の感想記事のURLは、他作品と共にこちらでまとめています。
【アニメ感想一覧：2009年10〜12月】


────

ご存知、ナベツネさん
（渡邉恒雄氏/読売新聞グループ本社代表取締役会長）をモデルにした
お話です。
“ナベマンさん”とは、
上手くパロディにしたなぁと思います。



この国をなんとかしなければという気概が強過ぎて、
死や老いや天国を過度に恐れてしまっていたナベマンが、
初心に帰るお話でした。
球場のオーナー席ではなく、
普通のスタンド席で一般の観客に交じって、
大好きな野球の試合を観戦する事によって
昔の自分を取り戻したエピソードが、秀逸でした。
ただ、きれいにまとめちゃった感が強過ぎて、
ナベマンと伊良部先生のハチャメチャっぷりが
かなり緩和されていた気がします。
もっとはっちゃけてませんでしたっけ、原作……。
（私は、単行本を所持しておらず、
雑誌に初めて掲載された時にしか読んでないので
ちょっとうろ覚えです）

伊良部先生のおイタも
いつもと比べておとなしめだった事もあって
盛り上がりに欠けていたと思います。
ナベマンがナベツネさんをモデルにしたとは
誰もが分かる事なので、
そちらに遠慮をしたのでしょうか？

普通に“良い話”にしてしまった事で、
その辺のどこにでもある話になってしまったなぁとも
思いました。



ただ、ナベマンが自分を取り戻したと同時に
徐々に老化していく（本来の彼の姿に戻る）シーンは
良かったと思います。
伊良部先生の精神科では、
マユミちゃんに注射を打たれた患者は総じて動物になりますが、
彼はそこを訪れる前から
変体していたようなものだったんですね。





────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます


続きの感想も書きました。
【第11話（最終回）「カナリア」】

宜しければ、合わせてどうぞ。

コメント 2

最終話はお書きにならないのですか？
by ひろ (2009-12-28 01:21) 

■ひろ様
こんにちは、初めまして。コメントありがとうございます。
お返事も記事のアップも遅くなりまして申し訳ありませんが
（もう既に見て頂いたかもしれませんが）
「空中ブランコ」の最終回「カナリア」の感想記事は
アップ済みです。

気にして下さり、ありがとうございました。
by さくら (2010-01-10 22:09) 

コメントを書く

コメント投稿に失敗しました。

未入力の項目があります。

認証コードが一致しませんでした。

半角英数字のみのコメントは受け付けできません。

お名前：[必須]
URL：
コメント：

画像認証：	下の画像に表示されている文字を入力してください。