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感想:ドラマ「傍聴マニア09〜裁判長!ここは懲役4年でどうすか〜」第9話 援助交際が生んだ悲劇*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ
「傍聴マニア09〜裁判長!ここは懲役4年でどうすか〜」の感想です。
今回は第9話「援助交際が生んだ悲劇」です。


私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第8話「法廷中が涙した究極の愛」

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2009年秋冬 放送開始作品

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今回は援助交際の裁判でした。
しかし、お話のメインは裁判でなく、
“裁判を傍聴して楽しむ事”に対して
主人公の北君が罪悪感を覚えてしまうお話でした。

見ていてふと思い出したのですが、
こちらのドラマの第一回が放送された当時、
煽り文句(キャッチコピー)は、
「僕たち、タダでこんなに楽しんじゃってもいいんですか」
みたいな文章だったはずです。
でも、さすがに不謹慎だというクレームが来たのか、
それとも、スタッフさん側が自主的に下げる気になったのか、
次の回からは別の文章に変わっていました。
なので、“裁判を楽しむ事”に対する罪悪感のお話が
こうして放送された事は、
制作スタッフさんにとっては
少し自虐的要素もあるのかと思いました。

裁判の傍聴については、
熱心に裁判を見る事は良くても、
それを笑いの種にするのは、やはりまずいですよね。
普通に話題にして、犯罪者を反面教師にさせてもらう辺りが
限度だと思います。
でも、この辺は実際の話でも線引きが難しくて、
話をしている内についつい盛り上がって
「今日の裁判は当たりだった(面白かった)」と言ってしまう事も、
被告人や証人の言動を否定する際に、
つい小馬鹿にするような物言いをしてしまう事もあります。
つまり、普通の会話と一緒で、
どういう心づもりで傍聴するのかという点と、
会話をする際に、
それを聞いた他人に不愉快な思いをさせないようにする配慮が
必要なんですよね。

今回の放送の最後で、北君が裁判員に選ばれた事によって、
次回の放送での彼は、
これまでとは違った視点で裁判を傍聴する事になります。
悩んだ末に「もう傍聴しない」と決めた彼が、
裁判員を経験した後にどう変わるのかを見られるのが
とても楽しみです。



さて、順番が逆になりましたが
援助交際の裁判について。
放送の序盤に流れた北君のモノローグで、
援助交際の裁判が多く行なわれているとの説明があった事が、
私にはショックでした。
そんなに多いんですか……。

援助交際にハマった父親の娘が、やはり援助交際をしていて、
二人が偶然にもはち合わせする(しそうになる)展開は、
今や“手垢がついている”と言えるほどの定番ネタですので、
特に驚く事はありませんでした──が、
まさか、こちらのドラマで
“NN”との単語を見る羽目になるとは思いませんでした。
本当にびっくりしました。
誰かが言ったのではなく、
娘が父親に返信したメールに
「私はピルを飲んでるからNNでも平気」
という文章があっただけなのですが、
それでも衝撃的でした。
(娘は、父親が援交をしているとは知らない)

NNって、その……“生中出し”の事ですよね。

というか、
そりゃ、女性がピルを飲んでいれば、
生(コンドーム無し)でセックスしても、
膣内で射精されても、
妊娠のリスクを下げる事はできますが、
性病やエイズは防げないので、ちゃんとしなよ……と、
ドラマ“JIN”で梅毒の末期患者の死亡例を見た私は
声を大にして言いたくなりました。

それに、男の人にしてみれば、
見知らぬ女の子から「NNでもいいよ」と言われたら
逆に怖いと思うんですが
(その子が他の男に身体を売った時もそうしていると思えるので)
そんな事ない……んですかね??
よく分からないし、分かりたくもない世界です。

あの家族、母親は裁判を傍聴していて泣いていたけれど、
娘はどうしたんでしょうか。
とても気になりました。

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感想は以上です。

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続きの感想も書きました。
第10話(最終回)「裁判員も傍聴もやめる!」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-12-18 20:26  nice!(0)  コメント(0) 
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