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感想:ドラマ「不毛地帯」第9話 哀しい女*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビのドラマ「不毛地帯」の感想です。
今回は第9話「哀しい女」です。

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第8話「愛妻の死!」

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2009年秋冬 放送開始作品


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里井副社長が怖くて面白かったです!!
大門社長がエレベーターに乗る際のシーンが
いかにもだった上に、
里井さんが、フォークと千代田の提携を知った直後とあって、
これは里井さんが出てくるなぁと思っていたので
「やっぱり出た!」と喜んでしまいました。
そして、思わず
「怖ぇぇぇぇぇっぇぇぇ」と声を出してしまいました。



今回のタイトルは「哀れな女」でしたが、
これはやはり紅子さんの事でしょうか。
婚約を解消した秋津千里さんも
(というか、あれは「してもらった」と言うべきだと思います)
やっぱりこれに含まれるでしょうか。

紅子さんは、旦那さんの気持ちが
自分から離れているのを知っているのに
表面ではそれを表に出せないから、
人のいないところで、酒の酔いを借りて憂さを晴らしていました。
紅子さんも、壱岐正をそれなりに好きなのでしょうが、
いかんせん、今回の強要はm
本当の恋情から来る衝動でなく、
憂さ晴らしの一つだとミエミエだったのが
大変痛々しかったです。

でも、紅子さんが壱岐正に向かって、
千里さんが婚約解消したのを伝えるシーンにおいて、
彼女が真剣そうな顔をしていたのが、ちょっと意外でした。
普通、こういうシーンでは、
紅子さんが“してやったり”な表情を浮かべるというか、
自分だけが不幸なのはつまらないし、何もないと退屈だから、
揺れる事態を楽しむ為に、
わざと壱岐正をけしかけてやろうとの気持ちが前面に出されるパターンが
多いんです。
でも、今回の紅子さんの場合は違いました。
これは、何もせずに静かに過ごしている壱岐正を
紅子さんが何とか動かしたいと思ったからでしょうね。
紅子さんは、今回、壱岐正に肉体関係を求めましたが、
酒に酔っていながらも、彼や千里さんの気持ちを忘れておらず、
ちゃんと彼らの事を考えているんだと伝わってきました。
茶化して翻弄するだけの人じゃなかったんですね。



ドラマ本編の最後のシーン。
上記の紅子さんの言葉(千里さんの婚約解消)を受けて、
初めて壱岐正の心が揺れたというモノローグと共に、
彼の背後で、外からの風を受けたカーテンが激しく踊っているのが、
彼の今後を象徴していたようで、素敵でした。
あれは、部屋に風を入れていることから
新しい空気を入れる
=これから壱岐正の身辺事情が変わる(千里さんがやってくる)事も
暗示していたと思います。



フォークと千代田の提携話は……
確かに、たった一度の商談で
壱岐正が話をまとめたのは凄いですが、
肝心の商談シーンがあまり面白くなかったと思います。
低い視聴率が続く状態では、なかなか難しいでしょうが、
壱岐正が徐々に相手を論破していく部分を
長回しの映像で、もっともっと長く見たかったです。
ここが今回のお話のキモであった割に、
他のシーンに尺が取られていたので、
ちょっと残念でした。



いつもは、壱岐正と里井部長の間に立つ大門社長が、
今回は珍しく、壱岐正の肩を持ちました。
最後に流れた次回予告では、
壱岐正が社長に不穏な事を言ったり、
「里井副社長の誕生?」という言葉が誰かの口から出たり、
その里井さんが苦しそうに倒れていたりしましたが、
近畿商事の中で色々とあるみたいですね。
こういう騒動の時は、
一枚岩で頑張っているらしい東京商事が良いなぁと
しみじみと思ってしまいます。
こういう事は現実でもよくあるのでしょうが
本当、要らぬ苦労を強いられてますよね。壱岐正は。





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続きの感想も書きました。
第10話「恋と野望」

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-12-11 13:19  nice!(1)  コメント(0) 
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