さくらもちモチ

感想：ドラマ「傍聴マニア09〜裁判長！ここは懲役4年でどうすか〜」第8話 法廷中が涙した究極の愛*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ
「傍聴マニア09〜裁判長！ここは懲役4年でどうすか〜」の感想です。
今回は第8話「法廷中が涙した究極の愛」です。

私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第7話「運命を変えた衝撃の裁判」】

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2009年秋冬 放送開始作品】

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今回は、自殺幇助（ほう助）のお話でした。
【自殺関与・同意殺人罪（ウィキペディア）】

死にたいと望んだ妻に同意し、
夫も彼女と共に首を吊ろうとしたところ、
妻が秘かに彼の紐だけに切れ目を入れていた事によって
彼だけが生き残ってしまったという事件です。

タイトルにもありますように
今回のメインテーマは夫婦愛でした。
子供ができなかった事から妻が精神を病み、
妻がいないのなら生きていても意味がないとして
自分も死のうとした夫の愛は深く、
素晴らしいものだったと思います。
夫だけを生かそうとした妻の心意気も良かったです
──が、“究極の愛”と煽ったのはどうかなと
首を傾げてしまいました。

制作側は、ドラマの内容を大袈裟に煽る事で
視聴者の興味を強めさせて、
新規の視聴者も獲得したいのでしょうが、
実際にドラマを見てからこのタイトルを見ると、
逆に、“究極”との文字のせいで
ドラマの内容が安っぽく感じられてしまいます。
また、もしかしたら
期待し過ぎて拍子抜けした視聴者もいるかもしれません。
大袈裟なタイトルを付けられなくても、
こちらは良いお話なのですから、
こういう回こそ慎重にタイトルを付けてほしいなと思います。



個人的には……
フジテレビの月９ドラマ「ビギナー」（司法修習生のお話）で
同意殺人罪を扱った回がありました。
アンパンの回と言えばご存知の方もいらっしゃるでしょうが、
私はこの話で泣けて泣けて仕方がなかったので、
今回も、それを思い出しました。
どのお話が究極かを問う（他作品と比較する）のは野暮ですが、
私は、“ビギナー”のアンパンの回の方に感動しました。



最後、北君たち三人が
顔をぐしゃぐしゃにして泣いたシーンも
蛇足だったと思います。
いかにも“演技してます”な感じでしたし、
登場人物達に大袈裟に泣かれると、
逆にこちら（視聴者）は泣けなくなります。

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感想は以上です。

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続きの感想も書きました。
【第9話「援助交際が生んだ悲劇」】

宜しければ、合わせてどうぞ。