さくらもちモチ

感想：アニメ「バッカーノ！」第3話 ランディとペッチョはパーティの準備で忙しい*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「バッカーノ！」の感想です。
DVDで視聴しています。
今回は第3話「ランディとペッチョはパーティの準備で忙しい」です。

原作の小説は未読です。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
【第2話「老婦人の不安をよそに大陸横断鉄道は出発する」】

各話の感想記事は、他作品と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
【アニメ感想一覧：ＤＶＤ】


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前回の最後を受けて（ジャグジーの大騒ぎ）
豪華列車フライングプッシーフット号の中の様子が
丁寧に描かれるかと思いきや、
今回も時系列がバラバラに登場し、
（でも第2話同様に、ハチャメチャだった第1話よりはマシな仕様で）
各キャラクターを彩っていました。

勿論、今回もDVDを何度も見ていますw
一度見ただけじゃ、やっぱりよく分からないですww
とはいえ、最初からもう何十回と
ひたすらDVDを掛けっぱなしにしているので
かなり分かるようになってきました。
でも未だに、ギャング勢力三つの人々は区別がつかないなぁ。
（私は第4話まで視聴済みです）



どこをお話の始まりとするのかは
第1話で問題となってますが、
とりあえず今回は、
1930年代の騒動の元と思わしき幾つかの事件が描かれました。
タイトルにある「ランディとペッチョ」は、
倉庫っぽい場所で、手袋に火をつけて遊んでいた二人組ですよね。
バーンズが不死の酒を作るのにようやく成功したのに、
完成させた途端に建物が火事になって
その大半がパァになった
＆この場から逃げなければならなくなった……って
ドラマティック過ぎますww

フィーロがマイザーに、
幹部就任祝いである帽子を買ってもらったエピソードもありました。
第1〜2話の各シーンで
フィーロがこの帽子を被っていたのを踏まえると、
第4話までに出てきたエピソードの中では
このシーンが一番古いのかな。
そして、フィーロがマイザーと共に
到着したフライングプッシーフット号を迎えに行く頃には
既に知り合いになっているらしい
アイザック＆ミリアのカップルや、エニスとは
帽子屋を出た後のシーンが初対面……でいいのかな。
出会いが後に描かれるのは面白いです。

既に不死者になっているフィーロが
不死になる酒を必死で運んでいるザイードを助けるという
シチュエーションも、
状況をちゃんと分かっていると
楽しくてたまりませんね。



今回と次回の第4話は、
快楽殺人者のラッド・ルッソの出番が
やたらと多いですが……
彼が最愛の恋人ルーアを殺さないのは、
彼女が死にたがっている
──彼女がラッドに殺されたがっているからなんですね。
ラッドは、死にたくないと願っていたり
まだ死なないと安穏としたりしている人を殺すのを
楽しみとしているので、
常に死にたがっているルーアは対象外であり、
最後に殺す対象なんだなぁ。
この辺りの設定も、非常に面白いと思います。

フライングプッシーフット号の中で、
黒服（幽霊）組と、白服（ラッド）組の手下が
ほぼ同時に食堂車を襲おうとしたのも
最高でした。



また、イブ・ジェノアードが必死に探している
兄のダラス・ジェノアードですが……
今回の冒頭で、
イブが川か湖か海のほとりに立っているのを踏まえると、
彼が誰かによって水の底に沈められたのは
間違いないようですね。
ダラス自身は悪党のようですが、
「自分には優しかった」と言うイブの気持ちを考えると
せつなくなります。

そして、このお話の糸をぐちゃぐちゃにしているのが
ジャグジーたち。
彼らの言動を勘違いする人が多過ぎww
その内の一人がラッドというのも良いです。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
【第4話「ラッド・ルッソは大いに語り大いに殺戮を楽しむ」】

宜しければ、合わせてどうぞ。