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感想:NHK金曜ドラマ「行列48時間」最終回スペシャル(第5回「正月に死す」第6回「最後の奇跡」)*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

NHK金曜ドラマ「行列48時間」の感想です。
今回は最終回スペシャル
(第5回「正月に死す」+第6回「最後の奇跡」)です。
原作の小説「喜の行列 悲の行列」は読んでいません。


前回の第4回「衝撃キッス」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-28-7

各話の感想記事のURLは
他作品と共に、こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910



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ご存知のように、
他番組が緊急に入った為に、放送が一度飛んだ為、
今回は、最終回84分スペシャルと題されて
・第5回「正月に死す」
・第6回「最後の奇跡」
が、一挙に放送されました。

第4回「衝撃キッス」の感想記事でも書きましたが、
私は第4回を見ずに、この最終回スペシャルを視聴しました。
しかし全く問題なく
(↑これはこれで問題があるかもしれませんが)
最初から最後まで楽しく見られました!!
すっごく面白かったです!!
いやぁ……正直に言うと、
私はこの手のコメディドラマがあまり好きではないのですが
こちらの作品は面白かったです。
初回の「福袋と包丁」で、
大河原管理官に対して過剰に苛々させられた時は
どうしようかと思いましたが、
本当、最後まで見て良かったです。
この苛立ちも、途中の回からは全然感じませんでしたし……。



大河原管理官が、主人公の宝福喜朗を
完全にシロだと認識してから
お話が一気にまとまっていった点が
良かったと思います。
地道に仕事をしていた捜査員の証言が生かされて、
まさに点と点が繋がって線になった時は
爽快感を得られました。
事件の鍵を握っていた駒子さんの名が出されて
彼女の住所があのビルだと判明した時の皆の顔は
本当に見物だったと思います。

誘拐事件の実行犯が逮捕されて、
大河原管理官の手柄になった事も良かったですが、
その裏にいた笹島警部補が
最後、二億円の奪取に失敗した点も最高でした。
大河原管理官が笹島に近づいた時には
何も分かっておらず、
無線で、彼が犯人だと聞かされた瞬間は
私も大笑いをしてしまいました。
笹島も、こういう上司を持って不幸でしたね……。
でも、勘違いが甚だしかったものの、
大河原管理官は、彼なりに最初から最後まで頑張っていたので
見事に手柄を挙げられて良かったです。

笹島が実は真犯人だと分かったシーンも良かったなぁ。
「お前かよ!」と、私も声を発してしまいました。



宝福の奥さんが
彼と仲が良かった沙也加ちゃんに妬いている自分を
ちゃんと認めて、
彼のデレデレを許してあげたのも良かったです。
奥さんについて、私は
「自分が先に浮気めいた事をしたくせに、今さら嫉妬?」と
思う事があったので、
彼女のこの心境の変化が嬉しかったなぁ。
当の宝福が、それに全然気付いてないのも良いです。

最後まで沙也加ちゃんにデレデレしっぱなしだった宝福も、
生きる事について前向きになっていたのが
素晴らしかったです。
でも、自分が誘拐事件の犯人だと疑われていた顛末を
誰かに聞かされたら、
それこそ、腰を抜かすほどびっくりしたでしょうね。
本人の知らないところで
勘違いの物語もちゃんと終結したところは
本当、めちゃくちゃ良かったと思います。
いい話だ……。



「良かった」「面白かった」「楽しかった」……と
同じ言葉しか出ませんが
本当に、良くて面白くて楽しいドラマでした!
NHKがこういうドラマを作ってくれると
ドラマファンとしては、とても嬉しいです。
(逆に、NHKの看板を背負っている大河ドラマが
目も当てられないほどダメダメなので
不安にもなりますが……)
これからも、こういう質の高い作品を
たくさん作ってほしいです。



ところで、こちらは年末年始のお話なので、
今年の年末に再放送があるようです。
第1〜3話 12月29日(火) 23:10〜
第4〜6話 12月30日(水) 23:00〜
本当に面白い作品だったので、
もし未視聴の方や、抜けた回がある方は、是非、
チェックしてみて下さい。
その際には録画する事も推奨します。
お勧め作品です!!



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


2009-11-28 18:51  nice!(0)  コメント(0) 
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