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感想@アニメ「ささめきこと」第8話:Ripple*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「ささめきこと」の感想です。
今回は第8話(その八)「Ripple」です。
私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の第7話「少年少女」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-19-2

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02


────

以前から、作中で存在をちょこちょこと見せていた
蒼井あずさちゃんが、
今回の放送で、本格的に登場しました。
風間さんのお兄さんが少女向けの小説家だというのは
(コバルトの「マリみて」のような作風なんでしょうか)
ここに掛かってくるんですね。
あんな本を作っちゃう&皆に配っちゃう&
本人に送りつけちゃうなんて
よっぽど好きなんだなぁ。

女子部への誘いを断わる際に、
あずさは、“百合”はお話だから好き
(二次元の世界だから好き)というような事を
言っていました。
でも、純夏に対して少しドキドキしてしまった事を受けて、
あずさはこれから考えを変えていくんでしょうか。
今までは、あくまで他人事として
“百合”を楽しんでいたけれど、
それを自分の事(恋愛)として楽しむようになった時に、
彼女は以前の自分をどう思うんでしょうか。
「全然分かってなかった」とか思うのかなと
私は想像しました。



さて、上記と同時に、
前回から続く風間さんのビミョーな心境の変化が
今回の放送では描かれました。
純夏は、放送の最後で「もしかしたら」と
風間さんの気持ちを恋である可能性を得ていましたが
それには、そうであってほしいという彼女の願望も
かなり含まれていたと思います。
また、当の風間さんは
あずさの上に倒れていた純夏を見た際に、泣いてしまった事を、
男の人を連想したという答えに繋げていました。
風間さんの推測に無理がある事は
彼女自身も気付いているようですね。
こういう場合、
純夏を好きな自分を認めたくないから
自分が納得できる理由を無理に用意した
……という真相に続く事が多いですが、
今回の風間さんの場合は、そうではないようで。
自分の心の変化についていけない事に対する恐怖から
逃れる為にそのようにした──と、思えました。

こちらの作品は女子同士の恋愛を主に扱っていて、
風間さんは女子が好きな女子なので、
純夏に対する気持ちの変化を“恋”としても良いのでしょうが、
前回の描写(休日に純夏が捕まらなかった件)と
今回の驚き&涙を踏まえると、
単に、自分の所持品を他人に奪われたと思った事から感じる嫉妬だとも
感じられました。



純夏があずさの上に倒れてしまったのは
どう見ても偶発的な事故が原因なのに、
それを見て勘違いをする・しない云々のお話になっている事が
このお話の特性ですよね。
女子を好きな女子ばかりが集まっている事といい、
今回のこれは、
普通ならどう考えても嫉妬なんて無縁の状況なのに
エピソードとしてしっかりと成り立っている事といい、
二次元ならではだなぁと思いました。
漫画やアニメにリアリティを求めるのは野暮ですが、
階段から落ちた二人を見て風間さんが動じるシーンでは、
「ないない」とツッコミを入れずにはいられませんでした。



────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第9話「ひまわりの君」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-11-28 04:53  nice!(0)  コメント(0) 
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