さくらもちモチ: 感想：「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」第9〜10話「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…前編/後編」*ネタバレあり: SSブログ

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感想：「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」第9〜10話「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…前編/後編」*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-（第1期）」の
第9話「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…前編」
第10話「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…後編」の感想です。
DVDで視聴しました。
以下の感想には、ネタバレを含みます。

第7〜8話「五月雨にクチナシは香りを放ち…前編/後編」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-22-2

各話の感想記事は、第二期「流星の双子」と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめていく予定です。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/DTB

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今回は、DVDの第四巻に収録されている
「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…前編/後編」に対して
感想を記します。
同じ巻の最後に収録されている
第11話「壁の中、なくしたものを取り戻すとき…（前編）」の感想は
後で別記事として記します。

このお話を見るまでは
私は霧原未咲さんの魅力に気付けませんでした。
彼女は気が強い美人として
きっと最後までBK-201（黒/ヘイ）を追っていく様を
大事に描かれていくんだろうなと、思っていただけでした。
けれど、見終えた後は、まんまと彼女を大好きになっていました！
かわいいなぁ、未咲さん。
アリス・王がつい依存してしまうほどの強い物言いも
素晴らしかったです。

また、私は、DVDでこの先も
──第１期の最後まで見ているのですが、
今回のキーマンであるウェイ・チージュンが
この後も出てくるとは思ってなかったので、
今回限りの敵役で終わらなかったのが意外でした。
この後のお話で黒（ヘイ）とウェイが再戦した際に、
ウェイが、「自分を負かした相手だから（黒と）戦いたかった」と
いうような事を言っていましたが
（よく覚えていないので、言い方は全然違っているかもしれません）
私には、ウェイがそんなふうに
誰かに固執するようには思えなかったんです。
でも、再戦時のウェイは、
まるで黒（ヘイ）と戦いたいが為に
それまでを生きていたような感じがしたので、
結局は、アリスを愚かだと笑った彼ですら、
最終的には黒（ヘイ）に依存していたのかなと
思いました。

ところで、地獄門（ヘルズ・ゲート）ができたのは
作中の現在から十年前の出来事だそうですが、
今回出てきた、未咲さんたち三人が高校生だった頃の回想は
それよりも前なんでしょうか。
現在の未咲さん達の年齢から言うと、
あれも丁度十年前なのか、
それよりも後のように思えますが……。

それと、この回想時にちょっとだけ出てきたウェイが
まだ契約者になってないように思えた事が、気になりました。
未咲さんとアリスの進む道がはっきりと分かれた後に、
ウェイが契約者化したので、
アリスが強い彼に依存するようになったんですね。

アリスは……
自分を置いて警察官になろうとした（なった）未咲さんを
当時から良くは思ってなかったでしょうし、
感情が乱れた時には彼女を恨んだかもしれませんが、
素では、さすがに殺そうとは思わなかったはずです。
悪いのは、あのドラッグ──ミツバチの毒ですよね。
あれを打ってから、アリスの性格ががらりと変わって、
狂暴性が急に上がったのを思うと、
未咲さんは打たなくて良かったなぁと本気で思いました。
目がイッちゃってるアリスは
まじで怖かったので……。

追われる未咲が必死なのに、
斎藤が絡むと、何故かお話の雰囲気が和らぐのが
面白かったです。
未咲さんを料理用のミニ台車に乗せた斎藤が
まんまと罠に掛かってしまうシーンでは
そのギャップで、更に緊張しました！
未咲さんは無事に逃げ出しましたが、
同じ罠に引っ掛かった他の人達の死体があるシーンでは
背筋がゾッとしました。

ウェイに利用されてしまったアリスのお話は
悲しいとしか言い様がありませんでしたが、
彼が最初から、このタイミングで
アリス親子を殺そうとしていたのを考えれば、
彼女がミツバチの毒を打つまで
未咲さんとの楽しい時間を過ごせたのは
不幸中の幸いだったのかなと思います。
でも、楽しかった思い出を共有する大事な友達を失って、
未咲さんも辛かったでしょうね。

それにしても、この第１期の中盤は、
前後編の２話ずつに区切って
各主要キャラクターを一人ずつメインにしたお話が
続いていますが
その中にこうして未咲さんがしっかりと入っているのが
凄いです。
愛されているんですね、未咲さんは。

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感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
【第11〜12話「壁の中、なくしたものを取り戻すとき…前編/後編」】

宜しければ、合わせてどうぞ。