さくらもちモチ

感想：NHK土曜ドラマ「外事警察」第1話 テロリスト潜入！*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

本日11/14から始まりました
NHK土曜ドラマ「外事警察」の感想です。
今回は第1話「テロリスト潜入！」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
原案の麻生幾さんの小説は、読んだ事がありません。


各回の感想記事のURLは、他の作品も含めて
こちらでまとめる予定です。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910



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面白かったです！

放送前にＣＭを見た時から
この番組に対して「面白そうだ」と思い、
注目していたものの、
実を言えば、私自身の体調が宜しくなかったのもあって
中盤までは「なんか気持ちがドラマに入らないなぁ」と
思っていました。

でも、監視対象の社長さん・谷村が
首を吊ろうとした際のドタバタから
興味が一気に湧きました。
特に、ガス爆発事故があって会社の業績が低迷している状態で、
一転して、ようやく光明を見た！という展開になった時は、
「え？　これってテロリスト側が仕掛けたトラップじゃない？」と
思って見ていたので、
追い込みの電話が掛かってきた時には
「やっぱり！」と興奮しました。
確保の際に、店内にいた客全員が警察官（仕込み）だったのにも
圧倒されました。

でも、一番驚いたのは最後です。
まさか、谷村をぬか喜びさせたあのベンチャー企業でさえも
外事の──住本の仕込みだったとは。
お金を渡された相手は、次回の主な題材となる
“協力者”ですよね。
これを石田ゆり子さんがやるのかぁ。
NHKのトーク番組“スタジオパークからこんにちは”に
石田さんがゲスト出演された回も録画して見たので、
次回が楽しみです。



上記の通り、大変面白かったのですが
幾つか難点もありました。

まずはカメラのぶれ。
これはわざと手ぶれ風にしているんだと思いますが
もう少し減らしてもいいと思います。
ちょっとしつこい。

そして、最近の刑事ドラマでは
コントラスト等を故意に弄って
独特な雰囲気を出すのが珍しくないです。
（たとえば、テレビ朝日の「相棒」の青色が強すぎる映像）
そして、このドラマも暗過ぎます……。
少し前だったら、
“暗い感じ＝本格派ドラマ”と
視聴者に受け取られたかもしれませんが
ここまで暗いと、逆に見辛いので目が疲れます。

音楽は良かった……のですが、
時々、「ん？　ここでこういう曲？」と
戸惑う場面もありました。

そして、これが一番問題なのですが
主演の渡部篤郎さんの台詞が聞き取り辛い！
渡部さんはこういうぼそぼそとした喋り方をするので
これが彼の特徴なんでしょうが
（それを踏まえて、キャスティングがなされたんでしょうが）
いくらリアリティを追究するにしても
役者さんならもうちょっとはっきり喋った方が良いように思えました。
今回は、上記の通り、具合が悪い中での視聴で、
全体的に“流し見”だったので、
録画したものを後で見直すつもりでいますが、
住本の台詞をちゃんと聞き取るつもりなら
放送の録画は必須だと思いました。
画面が暗くて見辛い上に、台詞が聞き辛いのは
ドラマとしてはまずいです。



とはいえ、お話そのものは面白く、
最後の種明かしがなされた
（ベンチャーが協力者だと分かった）時は
住本の凄さに
「怖えええええええええ」と本気でゾッとしましたので
お勧めです。
画面の暗さは、おそらく最後まで変わらないでしょうが、
渡部さんの台詞回しについては
せめて少しは改善されるといいなぁと願います。

ところで、最後の最後で、
玄関ドアから自宅に入った住本が撮られたような画像と、
彼と家族の会話が盗聴されているような音が
（音声にノイズが入っていた）あったと思うんですが、
これって、普段から対象を盗聴盗撮する側の住本でさえも
そうされる可能性がある（実際にそうされている？）事を
示唆しているのでしょうか。
こちらも怖かったです。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第2話「テロリスト逃走」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-21-3

宜しければ、合わせてどうぞ。