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感想:アニメ「空中ブランコ」第5話 義父のアレ*ネタバレあり [アニメ感想]

ノイタミナ枠のアニメ「空中ブランコ」の感想です。
今回は第5話「義父のアレ」です。
私は原作の小説のファンで、テレビドラマ化された時も見ています。
以下の記述にはネタバレを含みます。


第4話「ホットコーナー」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-06-1

各話の感想記事のURLは、他作品と共にこちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02



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入り婿という立場から
普段の生活において抑制されている精神科医が
患者になったお話でした。

こういう問題の場合、
原因である相手に悪意がある場合
(わざと意地悪されているとか)は、たちが悪いですが、
今回のお話のように、相手が良い人だと
あとは本人の気の持ちようで
症状が良くなったり悪くなったりするので
いつもの通り、伊良部先生の出番となっていました。



あれほど酷い事は願いませんが、
破壊衝動にも似た気持ちに襲われる時は、
ごくたまーに、私もあるので
ちょっと共感してしまいました。
といっても、私の場合は、他人に迷惑を掛ける事ではなく、
自傷行為っぽいのを想像するので、
別な意味で駄目かもしれません。
(念のために書いておきますが
私は自傷行為をした事がありません。
たとえば、リストカットやオーバードーズなどをするなんて
とんでもない事です。
痛いのも血を見るのも、気持ち悪い思いをするのも嫌なので……。
どちらかというと、刃物恐怖症などに近いのかもしれません。
ナイフや包丁を見ると、たまに、
これで指をザクッと切ったら痛いだろうなと
リアルに想像してしまいます)

患者が駅のホームの非常ボタンを押しかけた時は
ちょっとハラハラしました。
さすがに犯罪はまずいので、
そうならなくて良かったです。



エレベーターでの放屁から始まる
伊良部先生お勧めの“治療”行為は
見ていて面白かったです!
特に、前回の患者だった板東がテレビで出てくるくだりでは、
人が変わったように熱烈な応援をする今回の患者の姿に驚くと共に、
「板東さんはまたピンチなのかよ」と笑ってしまいました。
でも、テレビのチャンネル権ですら自己主張できないなんて、
本当、義父母に遠慮をする度合いが半端じゃないですよね。
そういう空気を、義父母と妻に出されていたとはいえ、
他の事でもこんな事が続いていたなら、
よく神経強迫症ぐらいで済んだなと思いました。
上記でも書きましたが、
今回の患者の場合、相手(義父母と妻)が普通に良い人なので、
患者が勇気を出して要望を伝えれば
簡単に解決する問題かもしれないんですよね。
でも確かに、興味が無い人にとって
オペラ鑑賞(しかも、えせオペラ?)は
かなり辛いと思いますww

それにしても、ホームコンサートを開き、
テレビでああしてオペラを視聴するだなんて
私には羨ましい環境です。
私が患者と代わりたかったです。
思わず「いいなぁ」と思わずにはいられませんでした。
ホームコンサートで演奏されていた曲が、
私の大好きな
ヴィヴァルディの四季の「冬」の第二楽章だったんですよ!!
私、カスタネットでも良いです。
喜んで叩きます。



最後のヅラネタも面白かったです。
今回のお話は、確か原作では「義父のヅラ」ですよね。
あまりにも直接的すぎる表現だったので
「アレ」と変えたのでしょうか。
最後の、家族三人でテレビを見るシーンも、
途中までは患者の姿がなかったのに(服だけあった)
実は息子が義父
(息子からすれば祖父)の秘密を知っていると分かった事で
気楽になった途端、患者の姿が表われたのは
面白い描き方だなぁと思いました。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第6話「フレンズ」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-20

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-11-13 02:33  nice!(1)  コメント(2) 
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コメント 2

あ

マユミちゃんがカレンダーめくる所を見るに各話同時進行してるみたいだから、坂東のシーンも4話の悪送球を中継していたものだと思う。
by あ (2009-11-18 09:43) 

さくら

■あ様
初めまして、こんにちは。

仰る通り、このアニメでは
複数のお話が同時進行しているんですよね。
なにげなにモブとして登場している他の回の主人公を見るのが
私にとっては楽しみの一つです。
by さくら (2009-12-07 21:56) 

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