さくらもちモチ

感想：ドラマ「傍聴マニア09〜裁判長！ここは懲役4年でどうすか〜」第4話 人気スター覚醒剤裁判*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ
「傍聴マニア09〜裁判長！ここは懲役4年でどうすか〜」の感想です。
今回は第4話「人気スター覚醒剤裁判」です。

私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の第3話「キャバ嬢ストーカー裁判」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-06

各話の感想記事のURLは
他作品と共に、こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910


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私、もうすっかり卒業してしまいましたが
元バンギャで、某バンドの追っかけをしてたんですよ。
で、幸いなことに、
そのバンドでは覚醒剤の問題はありませんでしたが、
たとえばBUCK-TICKの今井寿さんとか
元L'arc〜en〜CielのSAKURAとか
東京と近郊の公演なら欠かさず行っていたバンドのメンバーが
逮捕されたり、逮捕された過去があったりしたので
今回のお話は、ちょっと他人事でない気分で視聴しました。

──が。
お話が予想もしてなかった方に転がったので、びっくりしています。
まさかこういう人情話になるとは思いもしませんでした。
てっきり、作品作りが上手く行かない事への苦労や、
バンド内でのもめ事、
契約しているレコード会社や事務所からのプレッシャーなどが
問題になるのかと
私は想像していたので……。



北森夫君も、四日間、仕事以外の着信が無かった事を
淋しく思っていた事から、
今回の被告人に対して
決して他人事ではないと思っていたようでしたが、
それは私にもよく分かりました。

木曜日の深夜、私は
この「傍聴マニア」を見た後で
フジテレビのノイタミナ枠の「空中ブランコ」を見ているのですが
そこで次週、携帯電話に依存している男の子の話を
やるんですよ。
私は、「空中ブランコ」の原作の小説を読んでいるので、
このお話についても何となく覚えているのですが、
これがまさに、携帯電話のメールでしか
自分の居場所を確立できず、
他人とも繋がれない人のお話なんです。
着信がない事＝人と繋がりが無い事を恐れる人のお話なんですよ。

今回の被告人も、北君も、
そこまで至ってなかったので良かったですが、
プライベートな電話の着信が無いこと
＝誰からも必要とされてない（居場所がない）とするのは
ちょっと酷かったです。
それが法廷テクニックとはいえ
あの美人な検事さんの言葉は、私にもきつかったなぁ。

というか、今回のこの電話の着信件数についての問題は、
被告人がいい大人で、北君も割とサバサバしているので
あまり大事（おおごと）になってませんが、
現実でも、一部の人には死にたくなるような問題になってますよね。
特に、上記の「空中ブランコ」に出てくるような学生さんとかは。
実際にそれを悩みとして抱えている人には
北君以上に身に染みるお話だったのではないかと思いました。
私も、結構気にするタイプなので、
こういう問題のお話を見聞きする度に、
自分が今はもう大人で、その問題からちょっと解放されているのが
（今は気にしない）良かったなと
ついつい安堵してしまいます。



だからといって
被告人が覚醒剤をやった事に対しては
全く同情できませんけれども。
被告人には良い親友もいたと分かった事ですし、
頑張って更正してほしいです。

そして、いくら何でも
“ポチョム菌”っていうバンド名は無いと思います……w

今回の主題は、携帯電話の問題よりも
旧友との再会の方が主だったのに、
感想の比重がすっかり前者に傾いてしまいました。
すみません。


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感想は以上です。

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続きの第5話「美人医大生謎の猟期殺人」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-20-2

宜しければ、合わせてどうぞ。