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感想:大河ドラマ「天地人」第45回 大坂の陣へ*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人
第45回「大坂の陣へ」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第44回「哀しみの花嫁」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-04-5

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


────

遠山wwww
思わず吹いてしまいました。

脚本や音楽が酷いのは今さらなので、置いておきますが
この期に及んで遠山を悪役として出してくるのは凄いなぁ。
ここは普通に、家康に汚れ役を押し付けても
構わないところなのに……。
私は、以前の回の感想で
大ボスが実は遠山だったら面白いかもと書きましたが
こうやって、歴史の岐路で裏で糸を引いているのが彼だと
度々露になっていますので
実質的にそうなっているのかもしれません。
遠山に翻弄されまくりな上杉家……
本当、こんな大河ドラマになっちゃって
監督と脚本家以外の誰が楽しんでいるんだろうと
思わず眉を寄せてしまいます。



大河は一人の人間の生涯を描く作品なので、
終盤になればなるほど
主人公の周りの人間が亡くなる確立がぐっと高くなります。
今回は仙桃院でしたが、すみませんが全然悲しくなかったなぁ。
寧ろ、謙信公の遺言の嘘の件が回想で出てしまって
「あの時の脚本は本当に酷かった」と
変なふうに思い出してしまいました。
仙桃院は、出番はそれなりにあった役なのに
これといって名シーンを挙げられない中途半端さが
非常に残念なキャラクターだったと思います。

その一方で、淀殿は良かったなぁ。
深田恭子さんは
“何の役をどう演じても深田恭子”であるのが
長所であり欠点だと思うのですが、
以前の回ではあったキャピキャピ感が抜けた代わりに、
心配顔がきれいな憂いを帯びていて、素敵でした。
ちょっと棒っぽい演技や台詞の読みも、
相変わらず、箱入り娘っぽくて良かったですし。

また、秀頼と千姫の子役さんも良かったと思います。
この二人が出演した後、淀殿が、
「仲睦まじい二人を見ている時だけほっとする」みたいな事を
言ってましたが
この意見に対して私も素直に頷けました。
和みました〜。



相変わらず、番組全体での加藤清史郎君プッシュが凄くて、
私は視聴しながら失笑してしまいましたが
今回、ようやく竹松が(成長して)他の役者さんに変わりました。
でも確か、竹松も夭逝しているんですよね……。
もしかすると、また過去回想で
(与六なり竹松の過去で)加藤清史郎君が出るのではないかと
予想してしまいます。



そうそう、過去回想と言えば
直江兼続と毛利輝元との対峙シーンも酷かったです。
距離を取って対面している二人の間に見える障子が
プロジェクター代わりとなって、
毛利が悔いている過去などを中心に映像が流れたのですが
この映像は全般的に要らなかったと思います。

毛利と兼続の会話だけでは不足として
この映像が付け加えられたのだと思いますが、
これは役者さんの力量を信じてない
──役者さんに対して失礼な事だと思います。
それに、映像がない方が
毛利の悔いが淡々と伝わってきて良かったのではないでしょうか。
こちらの作品は、何回かに一回
不思議な演出をやっていますが
そのどれもで効果が出てないので、残念でなりません。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第46話「大坂城炎上」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-15-5

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-11-08 21:31  nice!(0)  コメント(0) 
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