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感想@アニメ「青い文学シリーズ第2話:桜の森の満開の下×BLEACH」前編*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ・青い文学シリーズ第2話「桜の森の満開の下×BLEACH」の感想です。
今回は前編です。
以下の感想にはネタバレがあります。
私は原作の小説を読んでいません。


「人間失格×DEATH NOTE:1 第4話 新世界」の感想はこちら。
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先週で終わった太宰治の「人間失格」に続き、
青い文学シリーズの第2話に当たる今回は
坂口安吾の「桜の森の満開の下」でした。
キャラクターデザインの原案を
漫画「BLEACH」の作者・久保帯人先生が担当されているので
表題にも、この作品名が使われています。



前回の「人間失格」が
難解な内容ながらも割と良かったので
(アニメとして成功したかどうかは分かりませんが
私は、あれを見て原作の小説を読もうと決めましたので、
私にとってはプラスになったアニメでした)
今回の「桜の森〜」にも期待していました。
坂口安吾については、恥ずかしながら
文学史で名前を知る程度で、実際に読んだ事がなく、
超有名な作品の中身をようやく知れるという点でも
今回の放送を見るのが、とても楽しみでした。

……が、実際に見て、ちょっと残念に思いました。
全体的にビミョーな作りだったからです。
一般的なアニメとは違う作りにしようという
制作側の気概は買います。
でも、それが良い結果に繋がったとは、私にはとても思えません。
少なくとも、あの歌は無かった方が良かったと思います。
特に、二曲目の歌(主人公の繁丸が、昔の妻達を惨殺するシーン)は、
画面の手前で歌い踊る彰子のかわいらしさと、
その後ろで繁丸が他の妻達を追い、次々に殺している陰惨さを
対比させたのでしょうが
いかにも狙っている感が強すぎるというか
わざとらしい演出で、逆に面白味がなかったです。
その前に、
彰子が繁丸に対して、いとも簡単に人殺しを命じた時点で、
彼女のおかしさはよく出ていたので
それで充分だと思いました。



花を咲かせた桜の木の気味悪さは
よく描かれていたと思います。
また、上記の人殺しのシーンは、いきなりだった事もあって
「えええええ」と本気でびっくりしました。



面白かったか否かで問われると
残念ながら「面白くなかった」と答えてしまいますが
それでも、上記のように興味を持てる部分はありました。
どう考えても、彰子と関わっている間は
繁丸に幸せはやって来ないと思うので、
彼がどうなるのかも楽しみです。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの「桜の森の満開の下×BLEACH」後編の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-15


2009-11-08 02:48  nice!(0)  コメント(0) 
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