感想@アニメ「青い文学シリーズ第1話:人間失格×DEATH NOTE」第4話 新世界 [アニメ感想]
アニメ・青い文学シリーズ第1話「人間失格×DEATH NOTE」の感想です。
今回は、第4話「新世界」です。
以下の感想にはネタバレがあります。
原作の小説は、幼い頃に読んだ記憶はあるのですが
内容をほとんど覚えていません。
前回の第3話「人間失格×DEATH NOTE:1 世間」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25-1
各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02
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今回で「人間失格」のお話が終わりです。
最後だけあって、
内容が、これまでの回以上に哲学的だったと思います。
私は太宰ファンでないですし、
哲学に興味もないので
今回も、物凄く俗世的な感想しか書けないのですが……
やっぱりこういう主人公は嫌ですよね。
こんな駄目男に惹かれる女の気がしれないのですが、
彼の優れている外見と、退廃的な雰囲気と、
「私がこの人を何とかしないと」という気概
(でも実は、女性も彼に依存している)のせいで
引き寄せられてしまうんでしょうか。
本当、勝手に妻を「俺のマリア様」呼ばわりしておきながら、
彼女が階下で犯されてしまったのを見た際には逃げてしまう
──彼女と二人きりになるのを恐れるだなんて、
人として彼女と向き合ってませんよね。
尤も、こちらの話は
何をもって人間であるか否かを問うのが主題でもありそうなので
(私にはそのように感じられたので)
人間失格──人でない“人でなし”の彼らしいエピソードではあると
思いました。
最後、自分と関わる全ての人を否定した結果、
以前は忌み嫌っていた化け物としての自分と差しで語り合うシーンで
終わったのは、
とてもイミシンだったと思います。
最終的に主人公が辿り着いた答えがこれだったかと思うと
やるせない気持ちにも似た無常感があるなと思いました。
とにかく内容が難解なので、
以前の感想でも書きましたように
改めて原作を読む必要があるなと思いました。
尤も、こちらのアニメは
それを目的としているでしょうから
その点では、私は見事に制作側の術中にハマったのかもしれません。
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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
「桜の森の満開の下×BLEACH」前編の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-08-3
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