さくらもちモチ

感想「小公女セイラ」第4話 主演女優は私よ！*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

TBSのドラマ「小公女セイラ」の感想です。
今回は、第4話「主演女優は私よ！」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の第3話「お姫様の友達はネズミだけ」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-04-3


各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910



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今回は、してやられましたww
作りが上手かったなぁ。

というのも、前回の最後に流れた次回予告や
放送前にTBSでよく流れていた事前ＣＭにて
今回の内容が少し明かされていたのですが、
そこでセイラのジュリエット姿が披露されていたので、
私は、風邪で倒れた真里亜のカバー（代役）として
彼女が舞台に立ちそうだと
予想していたんですよ。
おそらく、ほとんどの視聴者さんがそう思ったと思いますw

でも、実際には
当初の予定通りに真里亜が舞台に立って
──自分が真里亜を治してみせる！と断言した
セイラの面目が無事に立った上に、
最後、真里亜よりも上手い一人舞台を
視聴者と学院長とカイトだけに見せる事で
まさみ達との練習で明かされていたように
本当にセイラは真里亜よりも演技が上手かったという事実も提示した
……という構成でした。
最後、学院長がホールの照明を消させたのも、
セイラがその後も演技を続けたのも良かったなぁ。



さて、今回のお話で
学院長がセイラを毛嫌いしている事にも繋がる過去のエピソードが
回想として明かされました。
真里亜に対するセイラの言動もそうですが、
学院長に対するセイラ母の言動も、結構きついと思います。
しかも、本人には全く悪気がないのが
相手（真里亜や学院長）には余計に辛いでしょうね。

今回、アラン先生がセイラについて、
彼女はコンプレックスを持っている人間を刺激しやすいというような事を
言っていましたが
実は、彼女と張り合おうとしなければ
それも気にならないんですよね。
皆、まさみみたいになっちゃえば
誰にでも世話を焼きたがるセイラの性格の恩恵を
最大限に受けられると思います。
でも、真里亜みたいな子だと、
セイラが善かれと思ってやる事が全て気に食わないので
結果、セイラにとっては裏目に出てしまうのが
何とも言えません。
特に、真里亜が一番欲しい“人望”を
セイラが今も得られてしまっているのは
真里亜にとって物凄く悔しい事だと思います。
それで真里亜は、前回の最後にあった
トマト投げの手段に出たのだと思いますが……
恒久的なものでなく、あの時のみに終わっている事に
真里亜の哀れさが出ているなぁと思いました。

そう、セイラにちゃんと謝ったまさみはともかく、
他の皆は、よく平然とセイラの部屋に行けるなぁと
私は呆れてしまいました。
私がセイラだったら、皆が抱える事情を理解できていても
絶対に許せないです。
そこまで心が広くない……。



今回は、初めての舞台出演が決まって
日々の練習で浮かれている使用人夫妻がかわいかったです。
また、笑美子先生の台本の表紙に
黒のマジックででかでかと「えみこ」とあったのも
彼女の性格がよく出ていて良かったなぁ。
笑美子先生にしては珍しく、指導も熱心でしたし。
通常の授業でもあれだけ真面目にやったら
学院長から怒られる回数もぐっと減るのではないかと思いました。




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続きの第5話「二人だけの修学旅行の夜」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-14-3

宜しければ、合わせてどうぞ。