さくらもちモチ

感想@アニメ「ささめきこと」第2話：かわいいひとたち*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「ささめきこと」の感想です。
今回は第2話（その二）「かわいいひとたち」です。
私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の第1話「ささめきこと」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-08

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02


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第一話では、ヒロインの風間さんがメインでしたが
今回は、本来の主人公である純夏と、
彼女に片思いをしている朱宮君が主に描かれました。
今回は前回と違って
物語上で大きな出来事がなかったからか
前回ほどのインパクトがお話になかったのが、ちょっと残念でした。



まずは純夏。
本っっ当に、純夏は風間さんを好きなんですね。
純夏は、自分に好かれる為に女装した朱宮君に
驚いていたけれど、
男子生徒が女装をしたという彼の奇抜さを除けば、
風間さんに好かれたいが為に
彼女に勧められた服を買っちゃった純夏も
同じ事をしているんですよね。
ただ、純夏の場合は、これまで
“自分がかわいくない”との思い込みが強過ぎたので、
朱宮君に言われた事をきっかけとして
ようやく、好きという感情を表に出す気になったわけですが……。
今回は残念ながら、純夏が風間さんに告白をする前に
彼女から「タイプじゃない」と言われてしまいましたけど、
また少し落ち着いたら
告白する気になった後で本当に実行しちゃうのかなぁと思います。

風間さんは、純夏を「タイプとは違う」とは言いつつも、
大好きですものね。
純夏を恋愛対象として見ていないだけで。
最終的には、風間さんが、
「私は小さくて柔らかくてかわいい人が好き」という
彼女が自身に対して持っている認識を一旦捨てて、
純夏という人間をまじまじと見た時に
「そういえば、私は純ちゃんが大好きなんだ」と
改めて知る展開になるのかなぁと思っています。
逆に言えば、もしこうなるとすると、
それまで純夏には受難の日々が続くわけで。
純夏が、好きな人（風間さん）以外には興味が全くないのを踏まえると、
朱宮君にも辛い日々が待ち受けている事になりますが
だからといって、
他の人を好きになれない、諦められるものでもないので、
三人の中途半端な関係がずっと続くのかなぁと想像しています。



朱宮君については、
Ｂパートの後半で、コンビニの前でばったり会ったモデルの女の子が
全速力で逃走しているシーンを見て、
私は「これ、もしかして男なんじゃないの？」と思ったので、
朱宮君のカツラが純夏の顔に被さった時には
笑ったり驚いたりするよりも「やっぱり」との納得が一番募りました。
さすがに朱宮君が女装していたとは思いませんでしたが……。
朱宮君が純夏を意識している事は、前回は勿論の事、
今回は前回以上にはっきりと描かれていましたので
「けなげだなぁ」なんて思ってましたが、
まさか女装までするとは──びっくりです。
朱宮君は、妹にすっかり遊ばれていて、
それを母親にまで知られているという
凄い状況にあるらしいですが、
純夏にとって朱宮君は、
素の彼女を肯定してくれる大事な人なので、
もっと彼女が朱宮君を意識してくれるといいなぁと思います。
朱宮君は、純夏を好き過ぎるせいで
思い余って女装をしてしまったけれど、
彼は自分が男である事に
コンプレックスを持っているわけではないので、
もし純夏が朱宮君に興味をもったら、
これはこれで面白い話が出来上がると思うのですが
“女の子同士の恋愛”を主としているこのお話では、
絶対にあり得ない事なんでしょうね。



ところで、私も普段からよくニーソを履きますが、
ニーソを履いたまま体育の授業を受けるのって、全然普通じゃないので、
純夏が体育の授業で活躍するシーンを見せられる度に
笑ってしまいました。
ハイソックスと違い、ニーソックスは
よく曲げ伸ばしをする膝の上まで伸ばすので、
そのままだと落ちてきちゃうんですよ。
だから、ソックス留めという一種のノリを内側に塗るんですが、
ちょっと走るぐらいならともかく
バレーやバスケといった激しいスポーツをニーソでやると、
ソックスが落ちてきちゃうので、宜しくないんです。
こちらの作品はあくまでアニメで、
些細な描写でリアリティを追究する必要はなく、
また、ニーソは純夏を表わす記号の一つなので、
体育の授業にまで彼女に履かせているのは当然なのでしょうが、
私は「ないない」と
ツッコミを入れずにはいられませんでした。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


第3話「ファーストキス」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-22-3

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