さくらもちモチ

感想@アニメ「クロスゲーム」第28話 終わらせようぜ*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「クロスゲーム」第28話「終わらせようぜ」の感想です。
ネタバレを含みます。
この部分の原作の漫画は読んでいません。


前回の第27話「…かもしんない」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-04-3

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-6


────

試合が本格的に動きましたね！
志摩野君が、ハリボテの
──皆によって作られた“虚像のスター”であるのが
よく分かりました。
東君が二回目の打席に入った時、
志摩野君が竜旺の投手に対して、スライダーの件でハッパをかけていて
（自分しか打てない球を東君に投げろという事を言っていた）
それに対して投手から「おまえには手加減をした」と返されたのを、
彼は冗談だと受け止めていましたが、
投手には本当の事を言われていたんですよね、多分。
当時、そうしようとの決断を投手自身が下したのか、
はたまた、監督からそうしなさいとの命令を投手が受けていたか……
結局、そのキメ球のスライダーを東君に楽々と打たれたオチも加えて、
事実を知らない志摩野君だけが幸せだったという内容になっていて
面白かったです。

東君のお兄さんと青葉の会話も面白かった！
青葉が見知らぬ男子校生からラブレターを渡された件は
おまけなので、置いておくとして、
東君のお兄さんがコウを手放しに褒めたのに対して、
青葉が「なんで？」と噛み付いているのが面白いです。
青葉だって、コウの凄さは充分分かっているはずなのに、
彼が他人に褒められるとつい悪態を吐いてしまうのが
かわいいですね。
そして、コウと東君は良いコンビでした！
マウンドで二人が話すところなんか、
彼らの出会いを踏まえると夢のようで、おかしくなりました。



志摩野君が怪我で引っ込んだ件は……
つい反射的に素手を出してしまった気持ちは、私にもよく分かります。
今回の試合での志摩野君は、振り逃げで出塁したり、
スライダーを打った東君の鋭い打球が彼のすぐ横を跳ねていったりと、
良いところが少しもなかったですから。
彼はどうしても、ここぞという好機で
自分の見せ場を作りたかったんでしょうね。
だから焦った。
もしあの時、志摩野君にとって好都合な試合展開になっていたら、
彼は早々に諦めて、あの打球を捕らなかったかもしれません。
でも「このままじゃまずい」との焦りが、
志摩野君の中にある球児本来の習性を引っ張り出したのなら
（打球が飛んでくれば、がむしゃらに食らい付いてしまう）
これはこれで良かったんだと思います。



そして、三島君がとうとう登場しました！
いきなりのホームランは凄かったです。
そして、これまで口に出さなかったとはいえ
竜旺の皆が、三島君に対してちゃんと重きを置いていたので
さすがだなと思いました。
これまでの放送では
志摩野君が他のチームメイトからどう思われているかについては、
三島君以外は具体的に描かれてなかったはずですが
“高校野球”が実力がものを言う世界だからこそ、
皆は秘かに
志摩野に対して見限っている部分を持っていたのかなと思いました。

三島君が登場した原因が東君のライナーであるのと対比させているのか、
（それを素手で捕球したせいで、志摩野君が指を骨折した）
今回のお話の締めが三島君のライナーだったのも
面白かったです。
一応、打ち取れたとはいえ、コウが三島君に押され気味なのも良いですね。
見ていてドキドキします。



来週はいよいよ決着がつくようですが、
次回予告を見ると、不安要素をかなり煽った作りになっていました。
最後のアウトを取る時に、何か出来事が起こるのでしょうか。
星秀が負けるのは嫌なので、次回を見るのはちょっと怖いですが
今から楽しみでもあります。






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感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第29話「だれがァ！？」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-18-4

宜しければ、合わせてどうぞ。

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