さくらもちモチ

感想：漫画「のだめカンタービレ」最終回*ネタバレあり　[のだめカンタービレ：感想] [編集]

Kissで連載されていた人気少女漫画「のだめカンタービレ」が
今日10/10発売の号をもって、とりあえずの最終回を迎えました。
以下、初読の感想です。
ネタバレありなので、単行本派の方はご注意下さい。

「のだめカンタービレ」の感想記事のURLは
ジャンル問わず、こちらのページでまとめています。
【感想一覧：のだめカンタービレ】

ううん……本当の最終回は前回で
今回はおまけ（フィナーレ）なのかなと思いました。
「のだめ」は、音大が舞台という設定上、
最初から登場人物が多かったので、
私が主要キャラクターに対して抱いていた
「彼（彼女）はどうなったのかしら」という興味も
必然的に比例して増えてしまっていたのですが
結局、全部は描かれませんでしたね。

今後、番外編として
新作の「のだめ」漫画掲載が予定されているそうですが、
そちらは、こうして最終回を迎えた上で一旦仕切り直さないと
描けなかったお話なのでしょうか。
失礼を承知の上で書くと、
今回は「どこの打ち切り漫画？」と思えるような最終回だったので
私は拍子抜けしてしまいました。
長期連載が終了したのだから
もうちょっと華々しい最終回であってほしかったです。
……とはいえ、あれだけの数がいた登場人物のその後を
全員分まともに描いていたら、
ページ数が全然足りないので、
これは、“次が最終回”と分かった時から予想できていた事ですが……
予想していたからこそ、そうなってほしくなかった部分はあります。


私は、日本編のお話が好きでした。
のだめが千秋とくっつくか否かも気になりましたが、
最後、のだめがコンクールへの出演を決めた時は、物凄く興奮しました。
フランスのパリ編になってからは、
のだめも千秋も、それぞれが音楽に対して思い悩む描写があり、
面白かったですが、
日本編を読んだ時に感じられていた勢いなどは失せてしまっていたので、
私は以前ほど夢中になって読む事はなかったです。
キャラクターについても、
パリ編から登場した人物にも興味はありましたが、
やはり、日本に残っている皆が気になっているので、
せめて最終回ではＲ☆Ｓオーケストラを
ちょこっとでもいいから出してほしかったです
（もしかしたら、番外編ではメインで描かれるかもしれませんが）。


でも、のだめがピアノを弾く事に対して
前向きな気持ちになってお話が終わった事は
大変良かったと思います。
最後が、のだめにとって縁の深い
（転機の一つである）コンサートで締められたのも、素敵でした。

のだめと千秋の関係については、
あのちょっと大きめな１コマだけで
全てが語られているのかもしれませんが、
今回（最終回）のどこかで
小さなコマでいいから二人にブチュッとしてほしかったです。
のだめに千秋を襲ってほしかったww

こうして挙げていくと、不満点ばかりが出てしまいますが、
長い連載の落とし所はとても難しいので
作者・二ノ宮知子先生がこれで納得しているのなら良いと思います。
とりあえずは、次の番外編待ちですね〜。
上記にも書きましたように、
今回全く触れられなかった日本の人々の話だったらいいなぁと
勝手に思っています。



（10/11 追記）
タ−ニャと黒木君が、最後にちゃんとくっついたのも良かったです！
その直前まで、双方が照れ隠しの為にちょっと擦れ違っていたのに、
同じ一音を同時に指摘した事で、二人ともハッとなったシーンは
読んでいてニヤニヤしてしまいました。
あそこは素敵でした〜！！

……これを受けて、のだめと千秋の仲に繋がるのでしょうが
やはりこちらは、そういう具体的な描写がなかったので
ちょっと物足りなかったです。
落ち込む千秋を見るだけでは足りないー！



ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます



（12/12追記）
連載が新たに行なわれた番外編「アンコール オペラ編」初回の感想も書きました。
【感想「のだめカンタービレ アンコールオペラ編 AKT1」】

（12/19追記）
実写版の映画「最終楽章」前編/後編の感想も書きました。
【感想：映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」】
【感想：映画「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」】

宜しければ、合わせてどうぞ。