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映画「カサブランカ」感想*ネタバレあり [映画・舞台]

「そういえば宝塚宙組の次回公演はカサブランカだなぁ」と
思い出したので、
図書館でビデオを借りてきました!

01.jpg

古い作品&古いビデオなので、
視聴中は勿論のこと、早送り&巻き戻しの最中にテープが切れないかと
ちょっと不安です。

子供の頃に何度か見たので、お話の筋は大体分かってますが、
大人になってからは初めてなので
感想も違うかなぁと、今から楽しみです。
見たら、この記事に感想を追記します。

宝塚も観に行きたい……。
新人公演のヒロインが
娘役さんの中で私が今一番気になっている藤咲えりさんなので
特に観たいです。


【11/17追記】
ビデオを見たら感想を書こうと思っていたものの
すっかり忘れていたので
覚えている範囲ですが、書き残しておきます。



以下、ネタバレを含みます。


とにかくリックが格好良かったです。
私は、最後はリックとイルザが
“焼けぼっくりに火がついた”まま
ハッピーエンドを迎えるのかと思ってたので
(以前にもこの作品を見てはいたのですが
すっかり忘れていましたので)
最後の展開には、「えええ」と思いましたが、
リックが敢えてイルザとラズロを行かせてしまう所に、
“女に惚れた男の美学”があると思いました。
なんていうか……ニクイですよね。
言う事為す事、リックの全てが気障ったらしいけれど、
終盤はそれが愛するイルザの為だと分かるので
全然嫌味に見えないのが素晴らしいです。

思えば、
ピアニストが「As Time Goes By」をした際に、
リックが猛然とやって来て
文句を怒鳴り散らしたのだって、
彼が過去にイルザを本気で愛したからこそですよね。
イルザが姿を消してから、かなりの年月が経ったのに
その胸の痛みを負ったのがまるで昨日の事のように思えるほど、
リックがずるずると引き摺っていたのは、
未だに彼女との事を“過去”にできない
──まだ彼女に気持ちが残っていたからでしょうし。


そしてイルザ。
ラズロの妻になった事も、
リックと会って心が再び彼に戻ってしまったのも
仕方ないとはいえ、
普通に考えたら
「もうちょっと落ち着いて恋をしたら」と
進言したくなるのですが
それでもイルザが全然嫌な女に思えないのは、
演じたイングリッド・バーグマンの圧倒的な美しさが
理由だと思います。
とにかくきれいでした。
見ていてドキドキしてしまいました。

こちらの作品が白黒(モノクロ)なのもあるのでしょうが、
フィルムに色が無い分、
イングリッド・バーグマンの瞳が
キラキラと宝石のように輝くのがよく分かるんですよ。
まさに「君の瞳に乾杯」だなぁと思いました。
イルザの顔がバストアップ以上で映る度に
私は視線を彼女の目に向けていました。


他、リックとルノー署長とのやり取りや、
国歌対決、
リックがカジノのディーラーに向かって
いかさまをするようにと暗に指示をして
金に困る人に当たりを恵んでやったシーンも
面白く見ました。


リックとイルザの恋物語が主である割には、
二人が再会するまでが長かったですが
会ってからは一気にお話が進んだので、良かったです。



2009-11-17 20:50  nice!(0)  コメント(2) 
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コメント 2

らっちぇ

カサブランカいいですよね、一番好きな映画です
登場人物がどれもキザでかっこよくて大好きです。
by らっちぇ (2009-10-10 19:18) 

さくら

■らっちぇ様

こちらにもコメントをお寄せ下さり、ありがとうございます。
ハンフリー・ボガートは格好良いし
イングリッド・バーグマンは素敵だし……で良い映画ですよね。
子供の頃は「君の瞳に乾杯」の台詞を聞くのが照れくさくて
笑ってしまいましたが
今はこの世界を「いいなぁ」と思って堪能する事ができました。
by さくら (2009-10-14 13:16) 

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