SSブログ

感想:大河ドラマ「天地人」第36回 史上最大の密約*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人
第36回「史上最大の密約」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第35回「家康の陰謀」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-30-7

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


────

タイトルはおそらくパクりだと思いますが
(史上最大の作戦)
それを考えずに普通に受け取ってしまうと
内容に対してやや大袈裟過ぎる言葉だなと感じられました。



でも、今回のお話は面白かったと思います。
登場人物同士が膝を突き合わせて話すばかりで、
地味なシーンの連続でしたし、
それこそ、次回以降に繋げるだけの内容とも言えますが
「これは駄目」と一刀両断に切ってしまうような部分は
無かったように思えます。
とはいえ、細かいところを突ついていくと、たとえば
石田三成が蟄居していた佐和山城の外観の模型を元にしたCGは
お粗末でした……。
城のCGは、今回に限らず、総じて出来が宜しくないですよね。



この頃の徳川家康と三成は、
作品によって描かれ方が全く違う事が多いです。
そして、こちらの天地人は、
直江兼続が三成と親しかった事から、当然、
彼が家康によって貶められているように描かれています。
松方さんの家康はねちっこいところが好きです。
こういう演技の評価や感想は、人の好き嫌いの影響を大きく受けるので
中には酷評される視聴者もいるでしょうが
私は良いと思いました。
彼の、分かりやすい、いやらしい演技のお陰で、
三成や兼続、景勝が清廉潔白であるのが
否応なしに強められていると思えるからです。

兼続は、今回の三成に対してもそうですが
必要に応じて「義」を出したり引っ込めたり……と
言動と信念が一貫していませんし
三成にしても景勝についても
いまいちキャラクターとしてはっきりとしていないので、
相手役が際立っている事に助けられていると思います。
これまでは、笹野さんの秀吉がその役目を担っていましたが、
彼が亡くなった今は、家康はそれを引き継いでいます。



上杉が会津に帰っていく顛末は
私もよく知らないので、
「帰ったら駄目だと分かりつつも帰るんだ?」と
意外に思ってしまいました。
兼続が反対していた割に、あっさりと引いたので
ここは(史実で決まっている以上)
どうしようもなかったんだろうなと思います。
そして、かつての兼続は、初音を匿った件で
「義」を掲げた代わりに上杉家をピンチに晒しながらも、
今回は上杉家を守る為に、三成への義を引っ込めていたので、
彼は何を基準にして「義」の有無を決めるのかと
疑問に思いました。

佐和山城での三成と兼続の語りは
親友ならではの会話で、良かったと思いますが
景勝がいないのにそんな事を言っちゃって良いの?とも
思いました。
それと、今の小栗旬さんの髪型を生かした上での
(そのまま)三成の短髪なんでしょうが、
やはり「え?」と戸惑いました。



ううん……良かったと書くつもりが
結局、いつも通りに
番組への不満を挙げるばかりになってしまいました。
でも、他の回よりも今回が好きだったのは変わりません。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第37話「家康への挑戦状」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-20

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-09-09 11:21  nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。