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感想@アニメ「クロスゲーム」第22話 なめてたでしょ*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「クロスゲーム」第22話「なめてたでしょ」の感想です。
ネタバレを含みます。
この部分の原作の漫画は読んでいません。

前回の第21話「何はともあれ」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-23-1

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-6


────

女子野球チームがある里見女子高校に入学した
小金沢みどりが、再登場しました。
強引な彼女に青葉が巻き込まれるのはいつものパターンですが、
途中から青葉が積極的に行動するようになったのが
今回の大きな特徴だったと思います。

あだち先生の作品のタイトル名は、
キャラクターが発する台詞が元になっている事が多くて、
それがその回の本質を突いていて、なかなか上手いです。
(本来はこれが当たり前なのですが
ここ数年は、そうとはいえない作品が増えています)
そして、この作品の場合、
今回のように、相手の不備/失敗を責めるような言葉は
青葉の発言が元であるような印象を受けるのですが、
今回は逆で、
青葉が小金沢さんに聞かされた言葉というのが面白かったです。

作中で小金沢さんからこう言われた時、
青葉は即答で否定しました。
実際、青葉は元から
女子野球を小馬鹿にしていたわけではないでしょうし、
里見女子の野球に対する真摯な態度を見たら
余計にそうは思わなかったでしょうが、
女子野球を“自分とは関係ない世界”と位置付けていたとは思います。
普通に考えるならば、
青葉がプレイヤーとしてどれほど優れていても、
性別が違う/女子だというだけで公式戦ではベンチ入りすらできず、
いちバッティング投手として練習に参加しているのに
他の男子部員から気遣われて……と
一般的な男子中心の野球部の方が
青葉にとっては関係ない世界のはずです。
でも青葉は
“女子野球”に進むとの選択肢があるとは分かっていても、
自分がその道を選ぶのを想像しても全然ピンとこなかったでしょうし、
そもそも、彼女は想像すらしてなかったと思います。
そういう青葉が女子野球に興味を持った
──女子野球も、自分が関わりたいと思っている野球と同じ世界だと
改めて実感したのではないでしょうか。



今回は、青葉のお陰で星秀野球部がレベルアップしつつあるせいで、
彼女の凄さが目立たなくなっているらしい描写がありましたけれど、
その後、彼女を他の女子の中に立たせる事で、
女子としてはやはり凄いという事が表わされていました。
里見女子の前で、青葉が投手として投げた時の驚かれ振りは、
私もニヤニヤしてしまいました。
でも、青葉を臨時の先発投手に据える……という事は、
この練習試合で勝てるかもしれなくても、
今後の里見女子野球部の為にはならないので、
青葉が拒絶されたのは当然だと思います。
野球部のエースには、
それに相応しい負けん気とプライドが必要です。
他の野手からの信頼も必要です。
青葉にその気がなくとも
彼女が最初から助っ人として駆り出されてしまえば
それらを崩してしまうことになってしまいます。
青葉も言っていましたが
里見女子のキャプテンは正しい判断をしたと、私も思います。

だからこそ、代役としてセンターに入り、
その後に投手を任されるらしい展開になるのは
良かったと思います。
(ちょっとご都合主義が強い感じはしますが)
青葉は早速、
練習相手である桜花大学の野球部に目を付けられたようで、
今後がとても楽しみです!






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感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第23話「逆転するよね?」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-06-3

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-08-30 11:20  nice!(0)  コメント(0) 
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