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感想@アニメ「大正野球娘。」第7話 麻布八景娘戯*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「大正野球娘。」の第7話「麻布八景娘戯」の感想です。
ネタバレを含みます。
原作の小説は未読です。


前回の第6話「球は広野を飛び回る」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-07-3

各話の感想記事のURLは、他のアニメ作品と共に
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-27


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前回までのお話で
この作品が、真面目に野球を語るのではなく
野球をする女の子たちに焦点が強く当てられているのは
よく分かりましたので
今回のお話も「酷いww」と笑いながら見る事ができました。

いいところのお嬢さんもいるのに
辻打ち・辻投げをするなんて、はしたないなぁと思ったのですが
こちらの作品ではどうでも良いみたいですね。
せめて、晶子さんには本気で嫌がってほしかったです。
辻打ちなんて事をやっている巴や小梅を
本気で軽蔑してほしかったです。
というか、主要人物が全員賛同しちゃってどうするの!と
ツッコミを入れてしまいました。
ただでさえ、似たような女の子がわいわいやっている作品なのだから、
(作品のファンの方は見分けがつくのでしょうが、
正直、私は、彼女らから個性を感じられません)
意見の違い、考え方の違いなどで
個々の差を出してほしいなと思いました。

尤も、それだけ巴も晶子さんも
切羽詰まった状況に追い込まれていたとは分かりますが……。
でも、まともに取り合ってもらえないから
辻打ち・辻投げをするなんて、物凄く短絡的な考え方です。
また、最後に、潜んでいたお陰で泥棒を捕まえられた事は
オチとして最初から見えていた事ですし、
順当な“お約束”の展開だったので、
こうなって当然でしたが
なんかもう少し捻ってほしかったなと思いました。



そして、最初に懸念した通り、
桜花会の皆があっという間に野球が上手くなっているようで
それが会話にてあっさりと済まされています。
(今回はアンナ先生の台詞でありました)
ぶっちゃけ、その“上手くなっていく過程”が
野球作品としては重要なわけで
それが圧倒的に省かれているこの作品は
どうなのかと思ってしまいます。
確かに、巴さんが打者に勝負を挑んだり、
晶子さんが魔球を投げられるようになったりするのは
野球の描写ですが、
その前に描くべきことをあれこれ省略し過ぎです。
そして、今回も、大正らしさがない……
時代を現代にしたって何ら不都合が無い点が
勿体ないなと思えてなりませんでした。



ここまで文句ばかり書いてしまいましたが、
何も意識せず、ただのアニメとして見る分には面白い回でした。
でも、“野球”や“大正”という
この作品がウリにしているであろうキーワードを元に見てみると、
上記の感想のように不満が出てしまいます。

原作の小説はもっと大正らしくて、
野球の描写も丁寧に描かれているのでしょうか。
もし原作までこんな調子だったら
ちょっと嫌だなぁと思ってしまいました。




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続きの第8話「麻布の星」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-28-5

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-08-21 12:25  nice!(0)  コメント(0) 
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