さくらもちモチ

感想：アニメ「もやしもん」第10話 ゴスロリキッス*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「もやしもん」の第10話「ゴスロリキッス」の感想です。

ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。
私は原作の漫画を読んでいません。


前回の第9話「「柔肌にとりつけ」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-09-8

各話の感想記事のURLは、他の作品も合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-03-7


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休学すると樹先生に報告したきり姿を消していた結城君が
再登場しました……女の子として。
私は普段からロリータ服を着用しているので
“ゴスロリ”という単語を使用するのは嫌なのですが
作中でこう呼称されているので、仕方ないですね……。
（そもそも「ゴスロリ」というものはないんです。
まともにロリータをしている人なら
自分から「ゴスロリ」という単語を使う人は滅多にいません。
他人やマスコミにゴスロリと言われるのは
たとえば、ヲタクの人が一般人に
「ヲタク？　あぁ、知ってる『電車男』だよね」と
言われるようなものです）

これが結城君のやりたかった事の一つだったとは……。
日吉酒店にアルバイトとして出入りするのは、
彼が酒蔵の息子であるのを考えれば、
消費者に一番近い場所で現実を見るのは良い事だと思います。
まさに、これも一つの人生経験なのでしょうが、
何も女装をしなくったって……というのが
私の正直な感想です。
でも、本人に迷いはないですし、
日吉酒店の親子も普通に受け入れているようなので、
これで良いのかな？？
沢木や及川さんが結城君の女装に馴れてしまうと
ちょっと違和感を覚えるので、
彼らぐらいは、男の格好をしていた結城君を
少しは惜しんでほしいなぁと思います。
（彼の場合、
女性の格好をしなければ生きられないというような
深刻な悩みが元ではなく、
自分の可能性の一つとして女装という手段を選んだようなので）

結城君の恋心は……ううん、どうなんでしょう。
結城君の女装をそれとは知らずに見た時の
沢木の反応を踏まえると
「もしかするともしかするかも」という可能性も感じますが、
彼がそうだと分かっちゃった今では、ないような気がします。
でも、及川さんと語る時の結城君がとても淋しそうだったので
ああいう姿を見ちゃうと
彼の願いが叶うといいなとも思っちゃいますw



連絡を取ろうとしていた結城君との突然の再会、
しかも久し振りに会えた彼はロリータ姿、
そして、そんな彼にいきなりキスをされる……と
びっくりする事がたくさんあった沢木。
まさに“魂消た（たまげた）”という言葉が
ぴったりだったと思います。

沢木が菌が見えなくなった点については、
彼の説明によると初めてではないようで、
私にも、当初の彼が
それに対して動揺しているとは見えませんでした。
でも“菌が見える自分”に価値があるらしいと気付いている分、
“菌が見えなきゃただの人”である事に
焦りも感じるように変わっていて、
それが沢木の淋しさも煽っているようでした。



言葉はキツいけれど現実を一番よく見ている長谷川さんと、
沢木が傷付くのを恐れて
必死に気を漬かっている川浜先輩＆美里先輩……と
それぞれの対応が違っていたのが印象的でした。
皆、優しいですね。
なんだかんだいって、
彼らは樹ゼミとして一つにまとまっているなと
実感しました。



ところで、及川さんの部屋の押し入れのくだりは
私も一人暮しをした事がありますので
よく分かりました。
確かに、あそこは宇宙です。
他人が迂闊に開けちゃいけない秘密の場所です。

沢木は、敷物を運ぶのと敷くのを手伝っただけで、
及川さんからはカレーと麦茶しか報酬として貰えてないのに
美里先輩と川浜先輩が大騒ぎしていたシーンは
すごく面白かったです！

また、童貞を捨てたら菌が見えなくなるといった事が
実際にあっても面白いだろうなと思いましたw
これ、なんかロマンがありますよ！

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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第11話（最終回）「輝く菌未来」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-10-5

宜しければ、合わせてどうぞ。