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感想@アニメ「咲-saki-」第19局:友達*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「咲-saki-」の感想です。
今回は第19話(第19局)「友達」です。
ネタバレを含みます。原作の漫画は未読です。
麻雀のルールはまるで分かりません。


前回の第18局「繋がり」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-03-1

各回の感想記事は、他の作品と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9


────

県予選決勝戦の大将戦の決着がつきました!
私は、大将戦をもっとだらだらと引っ張るかと思っていたので
「え? あ? 終わり?」と、ちょっと驚きましたw



加治木さんは勝利への執念を淡々と、
池田さんは
ネコ耳が出るほどの強気&お調子者な様子を見せていましたが、
結局、普段の自分を取り戻した咲ちゃんが最後も圧勝しました。
咲ちゃんが天江衣に何度も
「麻雀は楽しい」と伝えた事からも分かるように、
今は咲ちゃんも麻雀をするのが楽しくて楽しくてたまらず、
また、本気で勝ちたいという気持ちを持っているのが
よく分かりました。
第1〜2話などで、プラマイゼロの麻雀を打って
和ちゃんに「信じられない」と言われてムッとされていた咲ちゃんとは
まるで別人で、イキイキとしていました。
勿論、この頃の咲ちゃんも充分に強かったのでしょうが、
誰に強要される事もなく
「絶対に勝ちたい」「麻雀って楽しい」と思えるようになった事が、
咲ちゃん自身を更に強くして、
運気も呼ぶようになったんでしょうね。
多分、咲ちゃんがプラマイゼロの麻雀をずっと打っていたら
自分で自分の成長の芽を潰すというか、
限界はかなり早い段階で来ていたはずです。
となると、こうして清澄の麻雀部に入って、
勝つ為に全力で麻雀を打てるようになって、
ピンチの時は他の部員の存在を思い出して
心の頼りにするようになったのは、
咲ちゃんが強くなる為の必然的な過去だったんだなと
改めて思いました。
なんか、今回の放送を見ていたら
“過去の積み重ねが今の自分の作る”という言葉を
強く実感しました。



さて、肝心の麻雀。
加治木さんはともかく、
池田さんがニャーッと言って強気なところを見せていましたが
それが意気込みだけで終わっていたのがかわいかったです。
結局、一矢報いたものの、
天江衣の支配から完全に脱却できたわけではなかったようです。

その天江衣。
咲ちゃんに対する
「感覚通りに打っても負けるかもしれない相手」という感想が
面白かったです。
これ、天江衣が咲ちゃんの強さを痛感している台詞ですが、
天江衣自身が感覚だけで打っていたのを表わしてもいます。
天江衣は、他の皆のようにあれこれ考えたり悩んだりしなくても
全部、“感覚”でどうすれば良いかが分かっていたから
苦労を少しもしなかったんですね。
また、途中で苦労したり辛さを覚えたりした事がない上に、
負けた事もないせいで、
天江衣が麻雀を楽しめていないのもよく分かりました。
そりゃ、絶対に勝つと分かっている勝負ごとをするのは
最初こそ楽しいですが、
そのうち勝つ事に飽きてくると
「どうせ勝つんだから」とおざなりに思うようになると思います。
天江衣が麻雀に対して面白味を感じられなかったのも
当然の話です。

だからこそ、自分で考えるようになり
「あれ? これでいいのかな」との迷いも持てるようになった最後は、
天江衣にとって楽しくて仕方がなかったと思います。
結果的には、自分の感覚を信じてその通りに打ちましたが、
その前に“迷う”という段階を経ている為、
感覚に頼りきりだった過去の天江衣とは大きく違っていました。

“責任払い”というルールも面白かったです。
相変わらず私は麻雀を分かってないので
「そういうルールがあるんだ」程度にしか思いませんでしたが、
咲ちゃんが天江衣だけに狙いを絞って
彼女をトップから引きずり下ろしたのは、さすがに理解できました。
咲ちゃんがただ勝つだけでは優勝できない状況だったので、
一人勝ちしていた天江衣の点を彼女が貰うという展開は、
まさに最終戦の攻防に相応しかったと思います。
咲ちゃんが天江衣をハメたようなものなので、
冷静に考えると、結構えげつない気もしますが
あくまでルールに乗っ取ったゲームですからね。
負けた天江衣自身も驚きこそしたものの、
それで負けた事に不満はないようなので、
皆、清く正しく麻雀を楽しんでいるんだなと
強く思いました。



さて、次回ですが……
さすがに全国大会をやる余裕はなさそうなので
学校対抗の団体戦はこれで終わりだと思います。
次のタイトルが「姉妹」である事から察するに、
咲の個人的事情に踏み込むのでしょうか。
真相は分かりませんが、
これまでで明らかになっていた分だけでも
咲の家庭情が複雑そうなのは分かるので、
問題を解決して大団円で終わってほしいなと思っています。



────

感想は以上です。


続きの第20局「姉妹」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-23

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-08-10 08:14  nice!(0)  コメント(0) 
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