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感想@アニメ「咲-saki-」第18局:繋がり*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「咲-saki-」の感想です。
今回は第18話(第18局)「繋がり」です。
ネタバレを含みます。原作の漫画は未読です。
麻雀のルールはまるで分かりません。


前回の第17局「悪夢」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27-3

各回の感想は、他の作品と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9


────

上記の通り、私は麻雀を全く知らない人間なのですが
いつまでも「知らない/分からない」で済ませるのではなく
知らないのなら知ろうとしよう!と一念発起し、
前回の放送の感想を記した後で、
ネットで麻雀のルールを扱っているサイト様を
幾つか見てみました。

牌を触った事もない人間が
ちょっと見ただけで簡単に分かるものではないとは
ネットサーフをする前から予想がついていましたが、
やはり、全然分かりませんでした。
どのサイト様も、最初の部分だけは物凄く丁寧なんですよね。
牌の名前とか席順とか。
でも、どうも見えない一線があるようで、
そこを越えると、どのサイト様の記述も同じように難しくなります。
多分、そこは誰が行なっても説明し辛い部分なのか、
もしくは、そのレベルで丁寧に解説していると
いつになっても先に進まないからか、
または、
初心者の分からない点がそこであるのを経験者に察してもらえないか
……だと思います。

結論として、初心者向けの麻雀サイト様は、
実際に誰かに教わりながら遊んでみた後で
分からなかった事を家で考えたり、
教わった事を復習したりした際に、非常に有効的だと思いました。
やはり、遊んだ事もない人間がいちからネットでというのは
無理がありました。



そんなわけで、結局は
これまでと変わらない無知な状態で視聴したわけですが、
「自分が親の時にアガルと得点が増える」という知識は
上記で身に付いていましたので、
どうしても挽回したい池田さんや加治木さんが、
安い手でアガっちゃった咲に対して
「最後の親番が……」とムッとしていた理由は
分かりました。

……すみません。
今さらですが、本っ当にこのレベルの知識で感想を書いているので
麻雀をよく知る方には苦笑されていると思いますが
ご容赦下さい。



その前に、池田さんと加治木さんには
他の部員との交流を思い出した事で
彼女たちとのつながりを精神力に変えて、
天江衣の支配から抜けつつあるシーンが描かれていました。
この県予選決勝は、学校にかかわらず
“ピンチになる→他の部員からの応援を受ける→復活する”が
基本らしいので、
この展開も王道でした。
でも、池田さんの復活は本当に良かったです。
ニャーとの咆哮もあったし、耳も生えたしww
強気な池田さんを再び見られて
「やはり彼女はこうでなきゃ!」と思いました。
「リーチせずにはいられないな」や「そろそろ交ぜろよ」は
ネタにされるような台詞だと思いました。



さて、怒濤の追撃をしたらしいBパートの咲ちゃんですが……
彼女が靴も靴下も脱ぐシーンは、その直前のCMで
原作の単行本の同じ部分が声付きで流されていたので、
「あぁこれがそうなんだ」と思いました。
快眠wという表現はともかく、
いつも打ってる環境と違うから違和感があるというのは
私にも分かります。
でもこういう場合、
「大会では靴を履くんだから、
靴を履いた状態でも自分をベストの状況に持っていけるようにしよう」と
事前に訓練をしておくのが普通だと思います。
今回は、たまたま大会中に気付いたので
その対策として脱ぐのもありでしょうが
大会が終わった後は
少しでも隙をなくすという目標を持ってほしいなと思いました。
和ちゃんのペンギンや優希ちゃんのタコスも
この“靴下”と同じですよね。
まぁ、これはあくまで漫画でありアニメでもあるので
そういった特徴をキャラクターに付随させないと
話に面白味が出ない+地味になるからでしょうが、
この作者さんと私は、
こういう点での物の考え方が基本的に違うんだなと感じました。



さて、その麻雀シーン。
咲が、前に並べている牌とは別に
卓のはしっこに幾つか牌を置いていたので
あれはなんだろうと思っていたのですが
あの牌こそが、カンの証なんですね。
そしてそれが“嶺上開花”という役に繋がっていると。
今回、咲ちゃんが三連続カンという行動に出たようですが
こうやってしつこいほどカンをして
“嶺上開花”にもっていくのが
彼女が得意とするやり方なのでしょうか。
Bパートは、専門用語が連発されていて、
私は、せっかくあった優希ちゃんの解説ですら
ちんぷんかんぷだったので
細かな事は一切分からなかったのですが
咲ちゃんのアガリ方が普通でない事は伝わってきました。



今回、咲ちゃんのモノローグで
お姉さんと不和らしい設定が出てきました。
残っている放送回数からいって、
咲ちゃんがお姉さんと和解するまでは描かれないでしょうが
少なくとも、彼女はこの大会や合宿での練習などを通して、
プラマイゼロではなく、本気で“勝つ”麻雀をするように
変わることができたと思います。
いつまでも大将戦で引っ張られても辛いので
最後は、咲ちゃんと和ちゃんを中心とした
仲間内での大一番を描いてほしいなぁと思いました。

それと、透華ファンとしては
彼女がもうちょっと出てくれると嬉しいです。
天江衣が打つようになってから、出番が急激に減ったので
(当たり前なので仕方ないですが)
ちょっと淋しいです。



記事の末尾ですみませんが、
ネットで閲覧した中で比較的分かりやすいなと思った麻雀サイト様を
挙げておきます。
【麻雀ルール・無料ジャン】様
http://www.mahjong-rule.jp/
勉強させて頂きました。

他にも、初心者にはこちらが良いよ!というサイト様をご存知でしたら
自薦でも他薦でも結構ですので
コメント欄やメルフォからお教え頂ければ有難いです。
宜しくお願い致します。



────

感想は以上です。


続きの第19局「友達」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-10-3

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-08-03 11:45  nice!(0)  コメント(2) 
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コメント 2

通りすがり

前回は余計な事をしてしまったようで、申し訳ありません
麻雀を知らない人の視点というのも新鮮で、
私のような立場だとそう読むのか!という驚きもありますし
それでもいいのではないかと思うわけです

まあでも、最後にお節介ついでで…

>こうやってしつこいほどカンをして
>“嶺上開花”にもっていくのが
嶺上開花はカンをして上がり牌を引いた時点で発生します
そして咲はありえない高確率で嶺上開花であがるわけですが…
あのシーンでは、一回目のカンで嶺上開花を上がれたにも関わらず
そこで上がらずにさらに引いてきた牌で連続カンをすることで
点数の低い手がどんどん高い点数になって最終的に
全員に8000点のダメージを与えています

つまり、衣が安い手だと思って警戒を緩めていたところに不意打ち的に大打撃を与えた形
なお、衣が言った「支配の及ばぬ王牌(わんぱい)」はカンで引いてくる嶺上牌のある山で
カンで引いてくる牌は衣の能力の影響範囲外であることがここで明かされています。

>優希ちゃんの解説ですら
>ちんぷんかんぷだったので
赤ドラは赤い色の牌で手にあると攻撃力が上がるラッキーアイテム程度の認識でよいかと
ダブル役満ナシは、何種類かあるレア、かつ高攻撃力の役が複合しないという事です
つまり、イオナズンとライデインが同時に撃てないという事
最後の大明カン責任払いは、捨て牌でカンしてその嶺上牌で上がると
その牌を捨てた人だけがダメージを受ける、という話です

普通ならツモ上がりなので全体攻撃ですが、その場合だけ単体攻撃に化けます

>卓のはしっこに幾つか牌を置いていた
以下の場合にその現象が起きます
ポン ― 人が捨てた牌とあわせて同じ牌が三枚の場合可能。行った場合、他人を飛ばして自分のターンになる
    (ので飛ばされた透華がウザイと言っていた)
チー ― 人が捨てた牌と合わせて123のような連続した数になる
    自分の前のターンの人からしかできない
カン ― 人が捨てた牌(明カン)と合わせてか、自分の手の中(暗カン)に四枚同じ牌がある場合可能
    人の捨てた牌でやるとポンと同じように自分のターンになる
    ポンした後に四枚目を自分の手から追加する事も可能(加カン)
    その場合、大将戦序盤で加治木がやったように槍カンという手で上がられる事も稀にアリ
    カンドラというもので攻撃力が上がる場合がある(全員チャンスあり―前回の池田がそれ)

これらは他人の牌を使えるので役を完成させるのが早くなる利点がありますが、
逆に攻撃力が下がる場合があったり、防御力が犠牲になったりします

とまあ長々と書きましたが結局麻雀は基本的には絵合わせゲームです
他の人の牌を利用したりそれを使って上がれる事が複雑なゲーム性を生み出していますが
麻雀漫画やアニメを見るには下の説明程度の理解で最低限はわかるんじゃないかと思います

攻撃 ― 役を完成させる(他人からロンするか、ツモか、得点の高低、上がりやすさで違いあり)
防御 ― 相手の手を捨牌などから推測してロンされないようにする
勝利 ― 点数の一番高い人が勝ち

咲は麻雀漫画に珍しく麻雀の細かい部分やストーリーと絡んだ麻雀の演出に
物凄く拘ってますが、そこは興味を持った人間が突っ込めばいいかと思いますので

by 通りすがり (2009-08-03 17:31) 

さくら

■通りすがり様
こんにちは。
今回もご丁寧な説明をお寄せ下さり、ありがとうございます。
「余計な事」だなんて、全く思ってません!
アニメを見始めた頃から
「分からないなりに勉強しなきゃ」と思いつつも
ずっと何もせずにいましたので、
寧ろ、きっかけを作って頂いて助かりました。

コメントを拝読していて思い出したのですが、
咲ちゃんがアガれたのにそうせず、
結果的に他の三人に大ダメージを負わせたくだりは
キャラクターの誰かが会話で説明していましたね。
3連続カンの凄さは、私はさすがに想像できないのですが
咲ちゃんが“いつもの自分”に戻れた事で
そういう運気も呼び寄せられたのかな……と、思っています。

優希ちゃんの説明や、端っこの牌についてのご説明も
ありがとうございました。

それにしても、自分の牌の事を考えるだけでも大変なのに、
他の人の捨て牌などを見て狙いを読まなきゃならないなんて
かなり頭を使う遊びですよね、麻雀って。
「咲」を見るまでは、こういう事↑すら思わないほど
麻雀に対して興味を持ってなかったので
自分にとっては良い出会いでした。

通りすがり様のように
お優しい方に助けて頂けた事も嬉しかったです。
重ねて御礼を申し上げます。
ありがとうございました。


by さくら (2009-08-05 01:05) 

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