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感想@アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第拾四話:ゼーレ、魂の座*ネタバレあり [アニメ感想]

新世紀エヴァンゲリオンのテレビシリーズの感想です。
今回は、第拾四話「ゼーレ、魂の座」について書いています。
ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。


前回の第拾参話「使徒、侵入」の感想記事はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-30-4

「新世紀エヴァンゲリオン」の各話の感想記事のURLは、
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02-2


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シリーズの折り返しの回です。
前半が総集編、
後半がエヴァを使ったネルフでの実験となっています。



まずは総集編の部分。
「シリーズの序盤を見ていない」「途中から脱落した」というような
視聴者の為だったり、
ロボットアニメの場合は、再放送が販促活動に繋がる為、
事前の契約で「再放送を×回入れる」と決まっていたりします。
(エヴァも一応ロボットアニメですが、これは無かったはずです)
既存の映像を切り貼りして
短くても見られるように構成を作り直す作業は
どのアニメでも同じですが、
そこに制作者のセンスが出るので、
総集編だからと軽く流すのは勿体ないです。

で、このエヴァの総集編。
今回、久し振りに見たら、目が非常に疲れました。
黒地に白の文字には迫力がありますが、
ずっと見ていると、今の私には刺激が強過ぎます。
単に、昔見ていた時より今のテレビの方が画面が大きい
……のも理由としてあるのでしょうが、
私が年を重ねたからかもしれませんw

内容は、報告形式を取っています。
これはよく見られる方法ですが、
台詞やナレーションを極力排除しているのは面白いです。
それを補っているのが、
上記の“黒地に白文字”での説明です。
本来はナレーションや会話で聴かせるべき内容を
目で見せているわけですね。
それが、
作中の人物と一緒に報告会に参加しているような錯覚を
視聴者に起こさせる事にも繋がっているのかもしれません。



さて、後半。
今回と次回は、使徒との戦闘が描かれていません。
冒頭の綾波レイのポエム朗読については
──私がハマっていた当時も、
その意味を何とか解読しようとした人達によって
様々な本が出版されたりネットで議論があったりしましたが、
今になって改めて見てみると、
思わせぶりな単語が羅列されているだけだなと感じられました。
ただ、たとえば
“血を流さない女”が、生理のないレイ自身ではないか
(クローン人間だから)
というような推測は、正しいような気がします。
でも、明確な答えが出されていない文章ですから、
個々の視聴者が
好きなように想像する事が許されているんだと思います。

暴走した初号機が誰を殴りたかったか……については、
私はレイだと思いました。
確かに、リツコさんでも良いかもしれないけれど、
ユイとレイ、そしてエヴァとレイの関係性、
レイ(一人目)と赤木博士(リツコさんのお母さん)の過去を踏まえると、
当時の赤木博士がレイからまともに相手にされてなかったように
リツコさんも初号機の眼中にないような気がします。
それでも、リツコさんが自分じゃないかと思ったのは、
碇司令と秘かに関係を持っている事に対して
彼女が無自覚で後ろめたさを持っているせいではないかと……。

ここは、レイが全く動じてないのが
見所だと思います。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第拾伍話「嘘と沈黙」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-31-3

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-07-30 23:08  nice!(0)  コメント(0) 
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