さくらもちモチ: 感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」第15話：再会: SSブログ

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感想「Phantom 〜Requiem ..｜感想@アニメ「蒼天航路」第17話：曹操と.. ブログトップ

感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」第15話：再会　[アニメ感想] [編集]

アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」の感想です。
今回は第15話「再会」です。

原作のゲームや漫画などは見ていません。
以下の感想にはネタバレを含みます。

前回の第14話「監視」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-28-7

各話の感想は、他作品も含めて
下記一覧ページでURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9

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エレン（アイン）を暗躍させた事で
ギュゼッペことサイス＝マスターが
インフェルノ内部を更に撹乱しましたね！！
最後、梧桐大輔の代わりに石像の頭が狙撃されたシーンは
ドキドキしながら見ました！
同時に、私の背筋もゾクゾクしました……怖かった。

サイスがアインを使って梧桐組の人間を今回も殺した事で、
インフェルノ（というかクロウディア個人？）に対する梧桐組の信頼が
どんどん失せているのは、面白かったです。
志賀がいくら梧桐大輔の気概に惚れていても、
これでは彼に全面的な信頼を置く事はできなくなるなと思いました。
サイスは、梧桐組の幹部をアインに殺させる事で、
組の実質的な戦力低下を招いていますし
（後から増援が呼ばれたので、鉄砲玉の数は実質増えましたが、
昔から目を掛けていた舎弟を殺されたせいで
梧桐大輔が負う羽目になった精神的な傷は
こんな事では癒えず、酷くなるばかりだと思います）
上記の通り、クロウディアへの不信感を募らせる事に成功しています。
コーディネーターとして銃を手配するという
味方の顔を梧桐組に見せながら
裏ではこうして裏切っているのは、
まさに、この組を内部からじわじわと壊している作業だなと
思いました。

アインは、ツヴァイがキャルとの会話で例として挙げていた
「800ヤード」離れた所から狙撃したのかなと思いました。
アインの場所が明かされる時の描写は
彼女が本当に遠い所から撃っているのを表わしていましたので。

ツヴァイとアインがちゃんとは再会しておらず、
任務の成功という形で間接的に再会しているのも
興味深かったです。

給水塔の影に隠れていたスナイパーについて、キャルから
「男か女かも分からない」と言われた程度で動揺するほど、
ツヴァイはアインを意識しているのに
一時的ながらそれまでの行動で
彼が彼女の存在を頭から追いやっているのが、ちょっと不思議でした。

というのも、ツヴァイがキャルと共に街で“風見”の布を探すシーンで、
彼はスナイパーやその布について淡々と説明しますが、
彼の中にあるそういった知識は
暗殺者としての訓練中にアインから与えられたものが主ですよね。
勿論、ツヴァイは
アインと別れてからも数々の任務を一人でこなしていったので
その中で独自で学んだ事も多いでしょうが、
以前に彼女から叩き込まれたものが
今でも彼の暗殺者としての考えの土台となっているはずです。
ツヴァイは、暗躍していたあの殺し屋がエレン（アイン）である事に
自信がなかったようだけれど
（きっと、エレンではないと信じたい気持ちが
彼の考えに大きく影響しているんだと思います）
アインは
ツヴァイが新たなファントムとして暗殺業を引き続き行なっている事を
よく知っているはずです。
アインは元から賢い上に、ツヴァイと過ごした日も短くないので、
こういう時に彼がどうするのかをよく知っているはずです。
ツヴァイよりも先に目敏く見つける事ができた
キャルの力を評価しなければいけないのは勿論ですが、
彼をよく知るアインが
自分の任務の手がかりとなってしまう風見の布を
目に付く所にみすみす結んでおくかなぁと思いました。
ツヴァイはあの時点で、
あの布はアインによって仕掛けられたミスリードの種か、
もしくは、彼女以外の暗殺者の存在を示唆するものだと
判断するべきだったのではないかと思います。

実際には
アイザック・ワイズマンの腹心の部下があの布を結んだ人間で
狙撃犯だったわけですが……。
裏切りが他の裏切りを呼んでいる状態で、
本当、面白いです。
生きた心地がしない組織ですね、インフェルノは。

自分のスナイプを補佐したご褒美として
ツヴァイがキャルに懐中時計を贈ったシーンは
とても良かったです。
その前の、風見の布の探索という任務を喜んで実行しながらも
年頃の普通の女の子らしく、
キャルがついつい道ばたの露店で寄り道を食ってしまうシーンも
良かったと思います。

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続きの第16話「告白」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-29-3

宜しければ、合わせてどうぞ。