さくらもちモチ: 感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」第12話：亡霊: SSブログ

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感想「Phantom 〜Requiem ..｜感想＠アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第.. ブログトップ

感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」第12話：亡霊　[アニメ感想] [編集]

アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」の感想です。
今回は第12話「亡霊」です。

原作のゲームや漫画などは見ていません。
以下の感想にはネタバレを含みます。

前回の第11話「襲名」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-28-1

各話の感想は、他作品も含めて
下記一覧ページでURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9

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アイン編が本当に終わり、今回からキャル編です。
私は、キャルが嫌いではないのですが
可哀相なほど痛々しかったアインと比べると
それほどのインパクトはないなぁと感じてしまいました。
ペラペラと喋り過ぎるところも、耳に煩く感じられました。
（ただ、お喋りな点については
ヒロインとして妥当かもしれません。
アインが口数少ない女の子だったので、
彼女に馴れていると、他の誰に対しても口煩く思えるのかも）

私が、アダルトゲー/ギャルゲーを元にしたアニメを見る事は
そう多くないのですが、
基本的にどれも、シリーズの初回と最終回付近をメインヒロインが占めて、
その間にある回を他のヒロインたちが埋めるというパターンが
主流のようです。
そして、皆に思いを寄せられる主人公の男は八方美人だけれど
あまり咎められないばかりか
彼に都合の良い展開があれこれとなされます。
様々な女の子を“攻略する”のが原作のゲームのテーマである以上、
これは仕方がない事なんですが
居なくなったアインの代わりにキャル……という
いかにもな彼女の登場の仕方が
私はあまり好きではありませんでした。
話の都合でこうせざるを得ないのは分かりませんが。

ツヴァイがキャルを同行させた件については
引っ掛りを覚えなかったわけではないけれど
（自分と深く関わると、相手が危険になるという自覚を
彼が持ってないはずはないので）
この先の話において、彼が彼女を傍に置いておいた事が
結果的に彼女を危機から救う事になった……んですよね。
こう考えると、ツヴァイの行動には意味があったのかもしれませんが、
彼のせいでキャルの人生が歪んだのを思うと
この出会いを手放しで「良かったね」と喜ぶ事はできませんでした。

それにしても、視聴前にも想像できていましたが
ツヴァイの荒みっぷりは凄いですね！
アインと一緒にいた時のツヴァイは、
自分の現状に対して望みをまだ持っていたけれど
（一度は絶望したけれど、アインと関わる事で彼自身も
未来に対する希望を少し抱けるように変わった）
それが断たれた今、全てがどうでもよくなっていて、
自分が新しい“ファントム”として
未だに組織に留まっている点についても
問題だとは全く思ってないんだなぁと思いました。
クロウディアとのラブシーンには、ちょっとびっくりしましたw
やさぐれてる……！！
今回の彼を見ていると、やはり、
ツヴァイと会ったばかりのアインを思い出します。
彼女は本当にお人形だったから
ツヴァイのように暴力的な感情を外に出す事はなかったけれど
自暴自棄になった結果、
任務以外については興味を持たず、無気力になっている点は
同じだったと思います。
この点でも、キャルとの新たな出会いは、
ツヴァイの精神衛生上、良かったのかもしれませんが、
やはり喜べません……。

クロウディアの組織内での台頭も、華々しいですね！
ツヴァイをサイスから横取りした事で
向かうところ敵無しの状態じゃないですか。
まさに、彼女の野心の為に
ツヴァイはいいように利用されているんですね。
梧桐組も、ツヴァイと同じように利用されていますが
こちらは自業自得なので、さすがに同情心は起こりませんでした。

ところで、ちょっと考えてみたのですが
タイトルの「亡霊」はどういう意味なんでしょうか。
先代のファントム（アイン）がいなくなっても、
それを継いだ今のファントム（ツヴァイ）によって
その影響力が未だに（それこそ亡霊のように）あるという事かな？？

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続きの第13話「偽装」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-28-4

宜しければ、合わせてどうぞ。