さくらもちモチ: 感想＠アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第六話：決戦、第３新東京市*ネタバレあり: SSブログ

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感想＠アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第六話：決戦、第３新東京市*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

新世紀エヴァンゲリオンのテレビシリーズの感想です。
今回は、第六話「決戦、第３新東京市」について書いています。
ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。

前回の第伍話「レイ、心のむこうに」の感想記事はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-02-3

「新世紀エヴァンゲリオン」の各話の感想記事のURLは、
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02-2

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現在、映画「新劇場版エヴァンゲリヲン破」の公開に合わせて
テレビシリーズが日本テレビで流されています。
私は、各回を見て感想を書く……つもりだったのですが、
いかんせん放送時間が夜中過ぎて、とても起きていられないので
（深夜というより早朝と言った方がいい時間帯の時もあります）
暫く放置してしまいました。
この後もリアルタイムで視聴できるかどうかは分かりませんが、
とりあえず放送に追い付くまでは、
家にあるDVDを見て、感想を書いていきます。

久し振りに見てびっくりしたんですが、
このDVD、特典としてアフレコ台本や用語集が収録されていて
なかなか凄いです。

さて、今回は
映画「新劇場版エヴァンゲリヲン序」の山場でもあった
ヤシマ作戦の回です。
映画は、第５使徒の形状変化や
日本中の電力を集めたケーブルのシーンなどに迫力があり、
見ていてとにかく圧巻されるので
そういう点の描写では、こちらは落ちるかもしれません。
でも、これはこれで面白かったです。
劇場版の序は、破と違い、
テレビシリーズに沿った作りになっているので、
視聴者の中でもどちらを好むのかで意見が分かれるでしょうが、
「どっちも好き」という方も多いのではないかと思いました。

第伍話が前編だとしたら、今回の第六話は後編です。
また、第伍話で明らかにされた碇司令の過去の行動を、
それとは知らずに、息子のシンジが行なうという
非常に印象的な作りになっています。
二人の行動そのものは同じですが、
シンジには会話が加わっているのが良いですね。
最後の
「こういう時、どんな顔をすればいいのか分からないの」
「笑えばいいと思うよ」
の会話は、何度見ても震えます。
テレビ版の綾波の笑顔は
人間味のあるにっこりとしたものでしたが、
最初の映画「DEATH＆REBIRTH」で描き直されたこの部分の作画は
まさに“神”だと思いました。
あまりにもきれいだったので
思わずテレカを買っちゃった覚えがあります。
……今「テレカ」と書いた点に、時代を感じましたw

逃げても自らの存在意義を持てるシンジと、
逃げると存在意味を無くしてしまうレイ
──以前の感想にも書いたと思いますが、
なんだかんだ言ってエヴァに乗ってるシンジは
本当は（シンジは無自覚かもしれませんが）
エヴァに乗りたいんだなぁと思えました。
シンジが、痛い思い、辛い思いをしたくないのは本当でしょうが、
嫌だ嫌だと言いつつも
正義感や綾波への気遣いの気持ちが心の中にちゃんとありますよね。
本当に嫌だったら、世界がどうなろうと逃げるでしょうし。
でも、つい弱音や愚痴を吐いてしまうのは、
そうでもしないと彼の心が潰されそうになってしまう事に対する
本能的な防衛本能でもあるのかなと、想像しました。

ミサトさんがリツコさんに「でも彼、乗るかしら」と問われて
答えていない（答えられなかった？）のも、重いです。
第四話のラストでミサトさんがシンジを迎えに行った時も
シンジの意思に任せるような感じでしたし、
今回も、シンジに乗る気が本当になかったら
強制はしなかったと思います。

レイの「あなたは死なないわ。私が守るもの」の台詞は
強いですが……やはり、聞くと悲しくなる台詞です。
本当にこの頃の綾波には、自分という個が無いんだなぁ。
エヴァに乗って戦う事は同じなのに、
この二人目のレイが消えてしまう「涙」の回は
彼女にちゃんと個が出ているのを思うと、
シンジ達と日々の生活から受けた影響は
本当に大きかったのだと実感しました。

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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第七話「人の造りしもの」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-28-5

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