さくらもちモチ: 感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」第7話：過去: SSブログ

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感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」第7話：過去　[アニメ感想] [編集]

アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜（ファントム）」の感想です。
今回は第７話「過去」です。

私は原作のゲームを遊んでおらず、
漫画を含めたメディアミックスの他作品も読んでいません。
また、第１〜２話を視聴しておらず、
その分はウィキペディアを読んで補完しています。
これを書いている現在は、16話までとりあえず視聴済みです。

前回の第6話「大火」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27-4

各話の感想は、他作品も含めて
下記一覧ページでURLをまとめる予定です。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9

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「へい」！！！！
すみません、つい爆笑してしまいました。
志賀が梧桐大輔の舎弟であるのを表わす
＋日本のやくざっぽい……という事で
この「へい」という受け答えになったのでしょうが、
普通に「はい」で良かったと思います。
言葉が、志賀の外見や声と全く合ってないです……。
どうしよう、
このキャラクターが出てくる度に笑ってしまうようになりそうです。

さて、タイトルにもありますが、今回は過去回想でした。
上記の通り、私は第１〜２話を見ていませんので
この展開は本当に有難かったです。
過去回想を本格的に入れる時は、
この後に急展開が控えていたり
視聴率のテコ入れを行ないたい制作側の都合があったり
元々「総集編を×回入れる」との契約を交わしていたり……
（↑玩具メーカーと深く関わるようなアニメは特に）
と、様々な理由があります。
今回は、今後の急展開が理由のようでした。
この先、ツヴァイがレイジとしての過去を思い出すに当たって、
ツヴァイとならざるを得なくなった瞬間をここで振り返っておくのは、
初回からちゃんと見ていた視聴者にとっても大事だったと思います
──が、もう少し尺が短かった方が良かったかもしれません。
初めて見た私は面白く思えましたが、
レイジがアインに追われ、身を隠し続けるシーンは
もっと短くまとめた方が
既に見ている視聴者を飽きさせずに済んだと思います。

クロウディアは、心を読ませない女性ですね！
サイス＝マスターがクロウディアの部下に当たる立場とはいえ、
アインがサイスの従順な人形である以上、彼女の中で
“サイス＞＞＞＞＞クロウディア”との式が成り立っているのは
明確です。
だから、新入りのツヴァイをクロウディアがいいように操って
自分の私兵として使いたがっているのは分かりますが、
彼女がツヴァイをやたら煽っているのは何故なんでしょうか。
クロウディアは
アインを人形化したサイスを面白くないと思っているからこそ
意思を持った兵としてツヴァイを作り上げたいのかもしれません。
でも、それによって苦しむツヴァイを見たいが為……という理由も
クロウディアの中にないわけではないような気がしました。

また、そんなクロウディアに刺激されたのか、
アインがほんの少し
ツヴァイを意識しているような素振りを見せてきたのが、面白いです。
個人的には、ツヴァイにとってはアインが、
アインにとってはツヴァイが救いの存在であってほしいので、
彼ら二人が、暗殺者同士という点だけでなく精神的に結びつくのは
大歓迎です。
でも、だからこそ
この先の展開がより辛いものになっているなぁとも思えました。

今回の放送の終盤で発覚したサイス＝マスターの勝手な行動は、
冒頭でクロウディアが彼に持ちかけた秘密裏の話が元ですよね。
リズィに立ち会わせた麻薬の取引を、
裏取引をした梧桐組にわざと襲わせ、
サイスの人形であるアインにも襲撃の補佐をさせて
サイスとアインがインフェルノを裏切ったように見せかける
……裏切りの方法としてはお粗末ですが、
アインとツヴァイの立場や考え方の違いが露呈する
良いエピソードになっていたと思います。

一旦、話を終わらせておきながら、
ぽつぽつと夢の話を語るアインが可哀相でした。
この話をする時も、周りを見回してみると、
白い雲が浮かぶ青空の下で、緑に囲まれているのに
暗殺者として血塗られているのを自覚している身では、
現在は夢と違い“明るく”ないんですね……。

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続きの第8話「急変」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27-6

宜しければ、合わせてどうぞ。