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感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜(ファントム)」第8話:急変 [アニメ感想]

アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜(ファントム)」の感想です。
今回は第8話「急変」です。

私は原作のゲームを遊んでおらず、
漫画を含めたメディアミックスの他作品も読んでいません。
また、第1〜2話を視聴しておらず、
その分はウィキペディアを読んで補完しています。
これを書いている現在は、16話までとりあえず視聴済みです。


前回の第7話「過去」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27-5

各話の感想は、他作品も含めて
下記一覧ページでURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9


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クロウディアは黒いなぁ……!!
ツヴァイがレイジとしての自分を考えれば考えるほど
日本に帰れなくなる
(昔に戻れない自分を痛感する)のを分かっていて、
暗殺者として自分の元に来るか、
それとも日本に帰るかの選択を彼に迫るなんて。
しかも、意図的にサイス=マスターとアインを裏切らせ、
一刻を争う事態にした上で、
ツヴァイに解答を急くとは。

そんな中で、ツヴァイがクロウディアに答えを伝える前に
アインと再会できたのは、本当に幸運だったと思います。
私はこの先の回も視聴していますので、
ラストでの逃亡劇が二人に幸運を齎さないとは分かっていますが、
これは、彼が“ツヴァイ”と呼ばれるようになってから
初めて自分で選んだ決断なので、大きな意味がありました。



さて、その前のアイン。
スナイプ前の確認で、対象者の中にリズィがいるのを黙視した上で
任務を遂行したんですね。
冷静に銃を撃ったのは勿論ですが、
リズィを見て、僅か一瞬だけ驚いたらしいのが意外でした。
また、そのリズィに追いかけられた際、彼女に
「どうせあのヘビ野郎はお前を捨て駒のように使っているだけさ」と
言われたのを受けて動揺し、
その結果、腹を撃たれてしまったのも意外でした。
普段から余計な感情を見せないアインですが、
やはりそれは、彼女がそういうふうに演じている部分があるんですね。
そして、恋愛とも親愛とも違うようですが
やはりアインがサイスを慕っているのは確かなようです。
アインの行動の端々に
暗殺者には必要ない“人間臭さ”が出ていたのが、
見ていて面白かったです。



パスポートを得たツヴァイは、とても辛そうでした。
暗殺者としての現在があり、そこから逸脱すれば死ぬしかない以上、
精神的な安定を望む為にも
奪われた過去を知らない方がましだと分かっているのに、
ああいう形で自分の過去を表わすものを渡されたら
見ずにはいられないですよね。
また、ツヴァイがせっかく自宅に電話を掛けたのに
母親らしき女性の声を聞いた途端、
あまりにも別世界に身を置いている自分の現状を痛感して
絶望したシーンは、
見ていて辛かったけれども、こちらの心に迫るものがありました。


最後に出てきた
海老の頭にフォークを突き立てられたシーンが
まさに象徴的だったと思います。
小物使いが上手いアニメです。






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続きの第9話「名前」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27-7

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-07-27 15:48  nice!(0)  コメント(0) 
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