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感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜(ファントム)」第3話:実践 [アニメ感想]

アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜(ファントム)」の感想です。
今回は第3話「実践」です。

私は原作のゲームを遊んでおらず、
漫画を含めたメディアミックスの他作品も読んでいません。
また、放送日時が他番組と重なっていた都合で
第1〜2話を視聴しておらず、
ウィキペディアを読んで補完しています。
これを書いている現在は、16話までとりあえず視聴済みです。


各話の感想は、他作品も含めて
下記一覧ページでURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9


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TBSの「けいおん!」と重なっていたので、
第1〜2話は録画もせず、視聴もしませんでした。
その後、どうも「けいおん!」が私には合わないと分かったので、
「けいおん!」→リアルタイムで視聴
「Phantom」→ついていけるかどうか分からないけれど、とりあえず録画
……としたのでした。
今回、まとめて9話までDVDに焼いたので、感想を書いていきます。

なので、以下の感想には
第1〜2話を見ていないせいで発生する間違いなどがあるかもしれません。
その際は、コメントかメールで教えて頂ければ有難いです。
どうぞ宜しくお願い致します。



では、改めまして感想です。

まず、KOKIAのOPの楽曲「KARMA」が物凄く良いですね!
この曲をOPに使った時点で、この作品は成功だと思いました。
OPの映像と曲が合っているし、何より、
殺伐とした世界や悲しみ、寂しさといった作品特有の世界観が
きれいな歌声で適確に表現されていると感じられました。
歌を聴いただけで、作品に引き込まれます。

逆に、EDは「これはないだろう……」と思いました。
私はアリプロが嫌いではないのですが(好きでもないです)
OPの後でEDを聴くと、作品との違和感を強く覚えます。
いかにもレコード会社のお仕着せで
「じゃあEDはこの曲で」と決められたような気がして
たまらなくなります。
私は、この作品についてのインタビュー記事等を
全く見聞きしていませんので、
もしかしたら、EDの楽曲選択についても
監督さんたちの意向が汲まれている可能性もあると思いますが、
そうだとすれば、この起用は失敗だったと思います。
というか、ファントムに限らず、
アリプロをアニメ作品のテーマ曲に使用する場合が多いので、
既に飽きているというか、
楽曲をテレビで聴くと「またアリプロなの?」と思ってしまいます。
ばっちり合っているなぁと私が感じたのは
「ローゼンメイデン」ぐらいです。
曲は、良くも悪くもアリプロなので、
このファントムでも、もし他の楽曲が使われていたら
私もここまでこき下ろさなかったかもしれません。
とにかく、合ってないと思いました。
OPは何度でも見るけれど
EDはスタッフクレジットを確認する時以外はすっ飛ばしてしまいます。
すみません。



内容についての感想は──
とにかくアインがエロいですね。
ムチムチで、本当にエロかわいい。
ファントムとして任務を完璧に遂行する為には、
身体にぴったりの、動き易い服を着用するべきだとは明らかなので、
それが、作中でそういう服装が多くなる言い訳(理由)になっているのも
すばらしいです。
さすがアダルトゲーム原作。

アインはまさに、サイス・マスターの愛玩人形なんですね。
どういう経緯でアインがサイスに懐くようになったのかは
私には分かりませんが、尋常じゃないです。
サイスが裸のアインにハチミツ?ボディローション?を
塗るシーンがありましたが、
サイスがアインに性的な愛撫を与えるのではなくではなく、
彼の手付きは最後まで人形の肌を撫でる人のそれだったので
面白いなぁと思いました。
サイスが一から作り上げた人形がアイン──彼女が彼に従順なのも
二人の関係が異常であり、
簡単には切れない絆が既に成立しているという事を
よく表わしていると思います。



“実践”の試験のシーンも、大変面白く視聴しました。
殺人者としてはまだまだ新米のツヴァイが、
敵と対峙する事で、新たな局面を迎える度に
師匠であるアインの言葉を思い出しているのが、良いです。
視聴者にも分かりやすいですし、
何より、興味を煽られます。
また、これが試験であり、
ツヴァイはアインに教えを受けたんだという事実も
これ以上ない強さで視聴者に提示されていると思いました。

今回が初めての“殺し”だけあって
銃で敵を撃つ事に対してツヴァイに迷いがあるのも良いですね。
この後の回で、迷いなく銃を撃てるようになっているのを踏まえれば、
本当、彼の躊躇が序盤で描かれているのは大事だと思いました。
自分の身を守る為に撃った事から始まって、
この後の回で、任務の為なら撃てるように変化するのも、上手いです。
インフェルノにしてみれば
ツヴァイのこの変化は「開花」でしょうが、
当の彼にとっては地獄の始まりです……。



FBIの捜査官がトイレで殺された後、その死を伝えるニュースが、
アインとツヴァイが部屋にいる時にさりげなく流れているシーンも
小技が効いていて好きでした。
これも含めて、全体的に丁寧に作られいる作品だなぁと感じられるのが
とても好ましいです。
良作だと思いました。






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続きの第4話「暗殺」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-07-26 22:38  nice!(0)  コメント(0) 
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