さくらもちモチ

感想：大河ドラマ「天地人」第30回 女たちの上洛*ネタバレあり　[NHK大河ドラマ感想] [編集]

NHKの大河ドラマ・天地人
第30回「女たちの上洛」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第29回「天下統一」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-19-4

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


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今回も面白くなかったです。
お船の出産シーンを見せられても……。
すみませんが、感動しませんでした。
かよが「産まれましたぁ」とエコー付きで叫んだところは
笑ってしまいましたが
そもそもそんなシーンは要らないです。
重要な合戦をナレーションで済ませる一方で、
どうしてこういう出産シーンなどを丁寧に描くのか、
やはり私には分かりません。

昨晩、同じNHKで
良ドラマ「リミット」を見たばかりとあって、
「同じNHKの作品なのに、何故……」と
つい愚痴を漏らしてしまいます。
全五回のドラマと、全五十回弱のドラマの内の一回を
同じ土俵に上げて比べる事はしちゃいけないんですが
「天地人」が今回だけつまらなかったのではなく、
全体的にだらだらしている＋緊迫感に掛けているのが
とても気になっていたので、
「リミット」の、思わず見入ってしまったほどの面白さが
余計に天地人への評価を下げる原因になってしまいました。



お船の出産シーンの前後にあった菊姫の我侭は
意味が分かりませんでした。
結局は、景勝からずっと愛されていたい、子が欲しいという
女として自然な望みを菊姫が露にしただけなんでしょうが、
お船が供として京についていったところで、
景勝が側室を娶る可能性が消える事には繋がりませんよね？？
それに今の時代なら、菊姫の望みも真っ当な事ですが
当時を考えれば
なるべく早く跡取を作らなければならないので、
自分が産めないのなら尚更、
どうにかしなきゃいけないわけですよね。
菊姫の立場が辛いものだとは分かりますが、
ここはいっそ、側室ができるかもしれない事を分かりつつも、
それで景勝に子ができるなら……と割り切って、
寛大な心で京に行った方が良かったんじゃないかと思いました。

京に行くお船と最後の夜wや
子供たちとの別れのシーンも要らない……。
千利休の切腹という重要な史実はあったものの、
大事なシーンをナレーションで済ませてしまうこの大河ならば、
いっそこの回ごと無くても良かったのではないかと
思いました。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第31話「愛の花戦」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02-3

宜しければ合わせてどうぞ。

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