SSブログ

感想:大河ドラマ「天地人」第28回 北の独眼竜*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人
第28回「北の独眼竜」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第27回「与六と与七」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-07

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


────

お、小和田先生……。
弁解の場が欲しいだろうなぁ。
私も差し上げたいと思いました。
http://mainichi.jp/enta/art/news/20090710dde018200063000c.html
大坂→京都の瞬間移動の件はあまりにも酷いww



今回はタイトル通り、
東国の奥州を治める伊達政宗の登場回でした。
松田龍平さんが政宗を演じられるという事で、
かなり不安だったのですが
それが的中してしまいました……。
好きな役者さんだけに、こんな登場は非常に残念です。

な、何なんでしょう、あの政宗は。
彼は、私の好きな武将の一人なのですが
この政宗からは魅力を感じられませんでした。
というか、松田さんのお姿じゃ
まるで柳生十兵衛です。

松田さんは、ちょっとすれた感じが魅力の役者さんです。
おそらく、制作側は
兼続より年下の、鼻っ柱が強くて皮肉たっぷりの
ニヒルな武将として政宗を描きたくて
彼をキャスティングしたんだと思います。
でも、松田さんの良いところと脚本のまずさが
喧嘩しているような感じでした。
主役と今回のゲストを会わせたかったんだろうなという
意図は分かりますが
今回の二人の行動は、意味のない会談となってしまいました。
(一番手っ取り早いのは、二人に戦をさせる事なのですが、
彼らは戦わないですし、
そもそもこの脚本家は、戦を描く事に対して非常に消極的です)
その後の、佐渡平定の件では、
やはり兼続の行動を正当化させてますし、
なで切りの件では政宗を悪く描いてましたし……。
どのドラマでも、基本的に“主人公マンセー”になるのは
仕方ないと思いますが、
兼続の場合、本当、口先だけの人間なので、
言っていることに深みが出ないのがまずい事になっています。
兼続による政宗への説得も、
「は? 何言ってんの、こいつ?」という
政宗のいら立ちを描きたかったなら、
逆に成功しているのかもしれません。
見ず知らずの、しかも名代として来ている男に
あんなふうに偉そうに説教されたら
誰だって聞く耳を持ちませんって。



主人公とその妻・お船の初めての子が重要なのも分かりますが
はっきりいって、お船関係に時間を割き過ぎです。
また、生まれたのが女の子だったことに対して
兼続が手放しで喜んでいるのもどうかと……。
また、仕事で忙しい兼続がお船の元にあまりいけない事に対して
かよが不満げでしたが、
一体何様なのかと思いました。
これは歴史ドラマであって、現代劇じゃないのに!!
おそらく、お船に「かよ」と彼女をなだめさせて、
お船の懐の深さを描きたかったんでしょうが、
全く成功してなかったです。
現代の考え方や習慣を大河ドラマにそのまま当てはめているので
あちこちに変な綻びが見えて、気持ち悪いです。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第29話「天下統一」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-19-4

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-07-15 21:06  nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。