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感想@アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第参話:鳴らない、電話*ネタバレあり [アニメ感想]

「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」の公開に合わせて
関東では、日本テレビにてテレビシリーズの再放送が行なわれる事になりました。
今回の感想は、第参話「鳴らない、電話」です。
ネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意下さい。

前回の第弐話「見知らぬ、天井」の感想記事はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-30-2

「新世紀エヴァンゲリオン(エヴァンゲリヲン)」の各感想記事のURLは、
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02-2


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今回は、内気なシンジの学校生活が描かれています。
人類の最終兵器とも言える
謎のロボットのパイロットである事が皆に知られたシンジは、
クラスメイトから過剰にもてはやされた反面、
前回の戦闘で妹が負傷したトウジの反感を買ってしまい……
という展開です。

が、テレビシリーズを最後まで見た視聴者がこの回を見ると、
やはり参号機事件を思い出してしまうと思います。
(エヴァの四人目のパイロットとしてトウジが選ばれますが
彼が乗った参号機が使徒に汚染された事から、
擬似人格を搭載したダミープラグに切り替えられた初号機によって
エントリープラグを握り潰されます)



トウジは、
大事な妹に怪我を負わせた張本人としてシンジを敵視しますし、
ケンスケはケンスケで
ロボットへの憧れからミーハーな態度を取るし……で
仕方なくエヴァに乗っているシンジの心境は
なかなか理解されないわけですが、
最後、彼ら二人もエヴァ初号機のエントリープラグの中に入る事で、
まさに死闘をしているシンジの凄さを目の当りにします。
ここでのトウジとケンスケは、言わば視聴者代表のような立場です。
エントリープラグの中で必死に戦うシンジの姿には
彼ら二人がそうだったように、
視聴者も何も言えなくなると思います。
シンジが、ミサトさんからの撤退命令を無視して
使徒に挑み掛かっていくところからのシーンは、まさに圧巻です。
私も、その先がどうなるかが分かっているのに
つい見入ってしまいました。

そして、現段階ではまだ他人事だけれど、
いずれは自分の事としてこの現実が降り掛かっているトウジと、
シンジの苦しみを知りながらも
エヴァに乗れない悔しさに襲われるケンスケの呑気さが
見ていて辛いです。
私は、こんな些細な日常からも、
既に終盤の破滅を感じてしまっていました。



機体としてのエヴァは
手の表面が溶けて、人間の指のような中身がむき出しになっているのが
何度見ても怖いです。
ここ以外にも、エヴァが人間を元にしていると臭わせるシーンは
多々ありますが、
誰の目にも明確に描かれたのはこのシーンが最初だったので
特に印象に残っています。
全体的に、謎が多過ぎて怖いですよね。エヴァの機体は。



今回は出撃がなかったことから
綾波レイは、教室でぼんやりとしている場面ばかりでした。
“エヴァに乗る事=この世界と繋がる事”という図式が
成り立っている彼女にしてみたら
乗らずに済んでいる現実はどう思えているのかなぁと
気になっています。
まだ、アスカみたいに
“活躍の場を減らされる=自分の存在意義がなくなる”ことから
シンジに嫉妬する方が、j見ていて分かりやすいのですが、
レイは決してそうじゃないんですよね。
この辺も、あれこれと考えるときりがなくて、面白いです。



今回のテレビシリーズの一挙再放送は、
スタッフクレジットの都合で、EDを流すものの、
全部同じなOPは最初の一回のみらしいのが、とても残念です。
やはり「残酷な天使のテーゼ」が大好きなので、
毎回毎回ちゃんと聞きたいです。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第四話「雨、逃げ出した後」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-02-2

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-06-30 03:52  nice!(0)  コメント(0) 

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