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感想@アニメ「けいおん!」第11話:ピンチ!*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「けいおん!」の感想です。
今回は第11話「ピンチ!」です。
ネタバレを含みます。


前回の10話「また合宿!」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-05-2

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-31-6


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すみません。
今回のお話は、私の苦手要素がこれでもかと詰まっていたので
下記の感想において、作品に対する褒め言葉が書けません。
最初に謝ることが免罪符になるとは思ってませんが、
「けいおん!」の世界がお好きな方が下記を読むと
大変不愉快になるかもしれませんので、
詫びをご注意に替えて前置きしました。



「ギー太」の名前はどうよ?という点は置いておくとして。

そもそも、ろくに練習もせずにお茶ばかりしてる面々が
ステージに上がった時だけ素晴らしい演奏をできるという、
あずにゃん主観の奇跡のような設定が、私は非常に嫌なので、
作中で放課後のお茶会のシーンが出る度に、
練習熱心なあずにゃんだけを抜いた四人に
「そんな事をやってないで、もっと練習しなよ」と言いたくなるのですが
──放課後のお茶が練習よりもメインとして描かれているこの作品において、
この点に文句をつけるのは筋違いだと、重々承知していますが
今回もやっぱり嫌でした。
お茶したい気持ちは、私にもよく分かりますが……
あまりにも練習しなさ過ぎです。



そして、唯。
これまでにも感想で書きましたように
私は彼女のちゃらんぽらんなところが非常に苦手です。
おそらく、作者が「かわいい」と思って描いているところ全てが
私にとってはマイナスに感じられているんだと思います……。
唯は、高価なギターを楽器店で値切って買った以前の回と同様に、
今回も、系列会社の娘というつむぎちゃんの設定に救われていましたが
それに甘えちゃってるのが、私は駄目でした。

詳しく言うと、
唯が、ギターのメンテナンスにお金が掛かるとは思ってなかった
……というくだりまでは、辛うじて平気だったんです。
それぐらい知っているだろうとは思いましたが、
ギターの弦を替える事すら思い付かなかった唯が
そうした事まで頭が回るはずがないので、
彼女みたいにあまりにも物を知らないキャラクターなら
そういう事もあるかもしれないと、納得できました。
でも、つむぎの立場が判明したのを受けて、
唯が代金を払わなくて済むようになった後、
私は唯に対して、
どうして「じゃあ、後でお金をちゃんと持ってきます」と言えないのかと
苛々してしまいました。
お店の人はつむぎちゃんに恐縮して、「サービスです」とは言ったけれど、
それを唯が甘んじて受けちゃうのは嫌なんです。

仮に、唯ではなくつむぎちゃんがメンテをお願いしたとして、
楽器店にお金を払わないで済む展開になるのは、
これは彼女の親が関係しているお店での出来事なので
まだ“有り”だと思います。
(つむぎちゃんはしっかりしているようなので、
こういう時も、ちゃんとお金を支払うとは思いますが)
でも、今回のように
つむぎちゃんの友だちだからって、唯がそれに甘えるのは
ちょっと違うんじゃないかなと思えてならないです。
たとえば、つむぎちゃんのご両親があの場にいて、
唯にサービスする話になっていたら、まだ理解できるのですが。

また、楽器店に寄った後に、唯はお茶に出掛けますが、
次のお小遣いを貰うまでお金がない状態なのに
喫茶店に入らないでよ……と思いました。
すみませんが、お金がないのに友だちとお茶をした唯の気持ちが
全く分かりません。
お茶に行ったら
お金が無い自分のせいで友だちに迷惑を掛ける事態になるとか、
そういう時は行きたくても我慢をするとか
……という考えは、唯の中で全くなかったんでしょうか。
お店に行く前に、
「あ、ごめん。私、今日お金ないや」「じゃあ奢るよ」
という流れになっていたのなら
現実的にもよくある話なので、私も気にしなかったはずですが、
今回は明らかに違いますよね。
急遽、唯に奢る立場になった真鍋さんが気にしてないようだし、
唯も、ケーキを食べながら「次は奢る」と言ってましたので
本人たちがいいならそれで構わないと言えるのですが、
私は見ていて嫌でした。
このシーンは
澪が律と離れて真鍋さんとお茶をするというのが鍵となっていて、
唯がお金を持っているかどうかは全く重要でないので、
(そもそも、ケーキ代を払えるお金があるなら、
メンテ代の5000円に足りなくても
手持ちの全額を楽器店に払うべきだという話になりますが)
このエピソードが盛り込まれている事そのものに
「???」となります。

私が唯を苦手だなと思うのは、
彼女に“親しき仲にも礼儀あり”の考えが全く無いのが理由なんだなと、
今回の放送を見ていて痛感しました。
それが唯の魅力でもあるんでしょうが、私には欠点としか思えません。
彼女が見せる迂闊な言動をかわいいとは思えません。



そして、今回は変だった律ちゃん。
澪を真鍋さんに奪われたような気になった律が
彼女たちの間に割って入るような言動をしたせいで、
逆に澪から煩がられてしまう展開は、
年頃の女子にはよくありがちな事なので、
懐かしいなぁと思いながら見ていました。

ただ、昼休みの練習で、
やたらと澪にまとわりついていた時の律は、本当にウザかったので、
それを見ていた時の私は彼女を苦手としていましたが、
唯と違って一時的なものだったので、軽く流せました。
律が変だったのも、
風邪による体調不良が関係していたというオチにも納得できました。
(やたらと澪に噛み付いていたのは、
勿論、澪を真鍋さんに取られつつある現状に焦ったからでしょうが)
残りの話がもう少ないとはいえ、
唯以外に苦手キャラができると辛いので、
そこまでならなくてホッとしました。



あ、でもでも!
さわこ先生がバンド名を「放課後ティータイム」と勝手に名付けた事と、
律と澪のせいで空気が悪くなった時に
必死になったあずにゃんが猫耳をつけたところは
良かったと思います。
「放課後ティータイム」というバンド名に対して
「私達らしい」と納得しただけ終わり、
皮肉だと思わなかった彼らには、また呆れてしまいましたが……。

今度もまた、直前の集中練習が効いて
学園祭では素晴らしい演奏ができました!っていう
大団円な終わり方なんでしょうね。
二次元の世界にいちゃもんをつけるだけ無駄なのは分かっていますが
ここまでご都合主義な話だと、本当、
私もその世界に住みたいなと変なふうに感心してしまいます。






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続きの最終回(第12話)「軽音!」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-19-1

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-06-12 03:08  nice!(1)  コメント(0) 
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