感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第8話 第五研究所*ネタバレあり [アニメ感想]
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
今回の第8話は「第五研究所」です。
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- メディア: Blu-ray
ネタバレを含みます。
前回の第7話「隠された真実」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-17-3
各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-7
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今回は、元第五研究所に侵入した後、
別々の場所で別々の相手と戦うエルリック兄弟の話が主です。
ナンバー66バリー・ザ・チョッパーの言葉を受けて、
つい自分の存在について疑ってしまうアルと、
そんな彼を人間と認めているからこそ
ナンバー48のスライサー兄弟も人間だと言い切ったエドの対比が
せつなかったです……。
この時点では、アルが抱いてしまった疑問の答えは出ていないけれど、
少なくとも、エドがアルを大事にしているのがよく分かります。
エドが、「自分は昔から喧嘩でアイツに勝った事がない」と言って、
アルの強さに安心している点も非常に良かったです!
真偽のほどは知りませんが(多分、本当なんでしょう)
あのシーンは、エドがアルを心から信頼している証に見えました。
それにしても、
この時点ではどう見ても雑魚敵にしか思えなかったナンバー66が
今後、あそこまで活躍するようになるとは、なんだか不思議な感じです。
今回、放送を見ていても
やっぱりナンバー66には小物臭が漂っていました。
普通は、あそこで建物と一緒にナンバー66も朽ちますよね。
こういう意外性も、ハガレンが面白い理由だと思います。
ラストとエンヴィーのホムンクルスコンビの行動は、
原作や前回のアニメを見ていないと
きっと奇妙に感じられると思います。
これまでの話において、
彼らホムンクルスがエルリック兄弟の敵であるのは明確に描かれているので、
それこそグラトニーなどを含めると、彼らには慈悲の心がなく、
殺すと決めた相手には容赦しないのだという事を、
視聴者は理解させられています。
だからこそ、エドを殺す絶好の機会でもあったあの際に
ホムンクルスの二人が彼を助けた行為は、本当、謎だと思います。
でも、ここでエドを殺さない/敢えて生かしておく事が、
物語の根幹(エドも人柱候補の一人である)に繋がるわけで……。
ホムンクルスは、必要に応じて人柱候補とも戦うけれど
本気で殺す事はないという設定は、序盤からずっと同じです。
これを踏まえると、
原作の漫画は、物語が丁寧に(綿密に)作られていたんだなぁと実感します。
いよいよ、マスタング大佐の中央進出が示唆されました。
でも同時に、ヒューズ殺害事件もいよいよ迫ってきたので淋しいです。
今回、ヒューズが電話で親馬鹿っぷりを出していたシーンが流れた時、
私はつい、彼の最期のシーンを思い出してしまって
涙ぐみそうになりました。
仕方ないんですが、彼の死は、
マスタング大佐を始め、エルリック兄弟やウィンリィにも大きな影響を与えるので、
絶対に避けては通れないエピソードなんですが、見ていて辛いです。
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続きの第9話「創られた想い」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-31-5
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2009-05-24 17:47
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はじめまして。
>エドが、「自分は昔から喧嘩でアイツに勝った事がない」と言って・・・・
おそらく次回であるかと思いますが、
エドとアルが和解したときに、病院(だったかな?)の屋上で、その話をしてたと思います。
(エドが、引き分けがあったけど、ほとんど負けてたと)笑
>原作の漫画は、物語が丁寧に(綿密に)作られていたんだなぁと実感します。
同感ですwww。作者は、B級映画のような、なんじゃこりゃ的なもので書き始めたらしいですが、
でも、物語や世界観がとても丁寧につくられていると思います。(だから、世界観に入り込んでしまうのでしょうね)
>絶対に避けては通れないエピソードなんですが、見ていて辛いです。
ヒューズさんの件、だんだん近づいてくるのが私も悲しいっす・・・・(泣)
では、長文失礼しました。
by kun (2009-05-26 15:34)
■kun様
初めまして、こんにちは。コメント&nice!ありがとうございます!
エルリック兄弟喧嘩について補足して下さり
ありがとうございます。
私もこの辺りの巻は単行本で持っていますので、
アニメ第1話が放送された日の夜に
最新刊までまとめ読みをしたのですが
今は細かな部分を忘れている&
原作と比較しない為に、忘れていても敢えて開かずにいますので
「そうだったっけ?」という状態です。
でも、二人の和解のシーンでは
じん……とした覚えがありますので、
そのエピソードの中であの言葉が出てくるなら、とても楽しみです!
荒川先生は、お話だけでなく、
設定を作るのもお好きなのかもしれませんね。
単行本のおまけ漫画やインタビューを拝読すると、
読者思いの先生だなぁと心底思えるのですが、
そうしたサービスだけでなく、
漫画そのものでも読者を楽しませて下さるなんて、
本当に凄い漫画家さんだと思います。
ヒューズの件は……聞くも涙、語るも涙です。
辛いですよね。
by さくら (2009-05-27 00:59)