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感想@アニメ「鉄のラインバレル」第5〜8話*ネタバレあり [アニメ感想]

テレビアニメ「鉄のラインバレル」の感想です。
ネタバレがあります。原作の漫画は未読です。
これを書いている今は、第21話「狂気の翼」まで放映済みです。

今回は
第5話「明日への道標」
第6話「明るい夜」
第7話「サイアクな放課後」
第8話「穢れの鬼たち」
です。


第1話〜4話の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-04-1

各回の感想は、他の作品と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-26-5

────

第4話で矢島を亡くした浩一が、ラインバレルと共に
秘密組織であるJUDA(ジュダ)に保護される話から始まります。
第5〜6話でJUDAの人々、
第7話で敵の加藤久嵩、
第8話でその双方が紹介される構成です。



その中でも歓迎会がある第6話は……
ちょっと遊び過ぎだと思いました。
ラインバレルは、メインの話が重い内容なので
時には息抜きが必要ですし、是非あって欲しいのですが
浩一がJUDAに入ってからは、
要所要所で他愛ない面白ネタ(下ネタ含む)が入るので、
何も第6回で大々的にしなくてもいいのに……というのが
素直な感想です。
とはいえ、浩一の戸惑いっぷりを筆頭に、
天然ちゃんとも言える絵美の勘違い振り(胴体切断は怖い)や
石神さんの人当たりは好いんだけど押しも強い性格や
遠藤シズナの「本当は良い子」設定など、
人々の性格がよく分かるエピソードがてんこもりで
面白くはありました。

個人的には、第7話でJUDAに乗り込んでくる加藤久嵩が、
いかにも金の延べ棒や札束がみっちり入ってそうな
銀のアタッシュケースに
カステラをぎっちり(しかも辛いカレー味)詰めてくるところが
好きだったので、
これぐらいで留めてもらえるといいなぁと思っています。

このカステラのエピソードは
加藤久嵩が浩一を買収(笑)する台詞に合わせて出てきたので
意外性もあり、とても面白かったです。
ここでカステラが出てくるとは、普通思いません。
(しかも、絵にすると金の延べ棒と色味が同じ)
見てびっくり、味でびっくり……と
二段構えなのも良かったです。



また、第5話では遠藤シズナ・イズナが操縦するマキナが登場し、
第8話では九条美海のペインキラーと共に、
加藤機関に属する敵たちも続々と出てきて、
視聴者への説明がなされました。

ここで気になったのが、第8話で浩一が言っていた
「チャーリーって誰?」です。
これは、その直前に森次さんから聞かされた
「ポイントチャーリー」という言葉を受けた台詞です。
ポイントチャーリーとは、
ポイントCという意味のはずですが
(聞き間違いを防ぐ為、アルファベットは
その頭文字を使う単語で表わされます。
軍は勿論のこと、飛行機の管制などもそうです)
それを知らない浩一は、よほど気になったのか
そのチャーリーが誰であるかを森次さんに何度も尋ねてます。
これに対して森次さんは、何も答えていません。
答える気にすらなってないと思います。
それだけ森次さんが浩一に呆れているという事と、
浩一は浩一で
本当に今まで戦いとは無縁な世界にいたというのがよく分かるので
面白いエピソードだなと思いました。



矢島の葬式シーンは、見ていて辛かったです。
また、そこに向かうまでの車内で、
気まずい相手である絵美と何とか打ち解けようとしているのに、
自分の(戦闘の)せいで甚大な被害を負ってしまった街には
全く気付いてない浩一が、
もう痛々しくてたまりませんでした。
耐えられなかったのか、絵美が一括してましたが
浩一は本当に分かってるのかどうか……と疑わしいシーンでした。

絵美については
理沙子の勘違いで、実は盆栽入りの紙袋を開けさせられるシーンが
とても好きです。
あの盆栽への愛はいい……!
思いきり勘違いをしている理沙子のおかしさもあって
大好きなエピソードです。

でも、絵美は
思いつめると良くも悪くも何をするかが分からないのが
怖い(笑)です。
学校の更衣室で浩一に着替えを覗かれた後、
その話をした感想で石神さんが例え話をしたら、
それに対して
「この世界の男性は人間を一時期外れるのですか?」と
本気で尋ねちゃうし、
覗いた理由が自分への純粋な疑問と興味だと勘違いした時は
自ら進んで浩一に裸体を晒しそうになるし……。
(後者については美海さんの方が凄いかも。
いくら、命令違反を犯してまで助けられたからといって、
浩一にあそこまでしてやる義理はないと思います/笑)
それにしても、絵美は脱ぎまくりだなぁ。
お色気担当キャラなんでしょうか。

業務をほったらかしでちらし寿司を頑張って作ったり、
なにげに城崎絵美の裸体詰め込みの動画集を作ったり……と
石神さんも凄いですね!
こういう感じで、他の人々も含めて
JUDAに漂うアットホームな面を伺えるのは、好きなのですが
やはりやり過ぎのような気もしないでもないです。

あ、シズナとイズナの区別の為に
浩一がシズナに髪留めをあげるのは好きでした!
あそこはいいなぁ。
シズナに対して恋心がないからこそ、できた事だと思います。



加藤機関は、「世界征服」との目的を
加藤久嵩自身の口で語らせたものの
この時点ではまだよく分かってない状態にあります。
そうそう、森次さんにしても、
第8話で「痛覚がない」のが明らかになった事と、
キリヤマ重工と何か因縁がありそうな事と、
ツッコミが苦手(忘年会)という事しか分からず、
まだまだこれから……という感じです。
というか、この時点では
上記のように、まだキャラクター&設定の説明が主なので、
浩一がラインバレルのファクターになった事と、
矢崎が死んで、浩一の心境が少し変わった事ぐらいしか
物語がちゃんと進んでないんですよね。

回を追ってこれらの紹介が一段落した後、
シリーズ中盤の山場に向かって話が本格的に転がっていくので、
今後も楽しみに視聴したいです。



────

感想は以上です。
第9話〜12話の感想に続きます。

*追記
第9〜12話の感想も書きました
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-04-3

宜しければ、合わせてどうぞ。



2009-03-04 18:52  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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