さくらもちモチ

感想@機動戦士ガンダム00(ダブルオー)セカンドシーズン ＃12 宇宙で待ってる　[ガンダム00：アニメ感想] [編集]

テレビアニメ「ガンダム00」第２期（セカンドシーズン）の感想です。
ネタバレを多大に含みます。
今回は第12話「宇宙で待ってる」です。
長文ですが、宜しければおつき合い下さい。


前回の第11話「ダブルオーの声」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-12-14
第10話「天の光」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-12-07

ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
【機動戦士ガンダム00：アニメ・ＣＤ・ゲーム感想一覧】


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今回は、第一期であったルイス→沙慈の
「宇宙で待ってて」という願いに引っ掛けたタイトルでした。


以前にもあった描写ですが、
ダブルオーの予期せぬ性能に対して
リボンズが動じているのに、
リジェネが一人だけ余裕綽々でいるのが気になります。
なんか、達観している感じですよね。

対の法則でいけば
イノベイターの例外的存在のティエリアの対が
リジェネのはずなので
余計にあれこれと推測してしまいます。
ティエリアがガンダムマイスターの監視者だったので、
実はリジェネがイノベイターの監視者とか。
ティエリア達のラスボスがリジェネだったら嫌だなー。
対だからこそ、
リジェネには最終的にティエリアの力になってほしいです。



さて、沙慈とルイス。
前回Ｃパートが今回のアバンに流用されてたので
しょっぱなから笑ってしまいましたが、
今回は一期でのルイスの台詞が被さっていたのと、
前回のをさんざん見たことから生まれた馴れのお陰で
前回ほど衝撃は受けませんでした。

沙慈が、オーライザーでトレミーを密かに抜け出そうとした時には
もうどうしようかと思いましたが
彼が途中で思いとどまってくれて、本当に良かったです。
ティエリアのお説教は、沙慈にちゃんと届いてたんですね……！
というか、あそこでもし本当に沙慈が逃げ出してたら、
カタロンの支部で多くの死傷者を出した原因が自分であるのを
彼が全く反省してないことになるので、安心しました。
逆に、ルイスと会ったことでテンパっちゃったせいで
沙慈の視野が狭くなっちゃったのは
仕方ないというか、自然だとも思えるようになりました。
良かったです。本当に良かった。

四、五年前から沙慈と刹那が通じていたっていう
ルイスの誤解は……
沙慈が彼女に実際に会って話さないと、解けそうにないです。
先週を見た感じでは
今週の放送で二人がもう少しどうにかなるのかと予想していたのですが、
外れました。
完全に、繋ぎの回でした。
こうなっちゃうと、この二人については
終盤まで引っ張られるのかもしれません。

ルイスが、携帯端末に残していた思い出の画像を
全消ししてました。
こういう時に強いのは、やっぱり女の子ですよね。
沙慈への愛情が未だにあるからこそ、
自分が迷わないようにする為に消したんだと思います。
逆に、もしルイスが沙慈を好きじゃなかったら
（思い出を気にすることもないので）消さなかったと思います。

アンドレイの、ルイスに対する言葉が優しかったです。
やっぱり、アンドレイとセルゲイは親子ですね。
でもアンドレイの言葉は
ルイスには届いてませんでした。
今後も届くことはないんだろうなぁ……
やはり、ルイスが変わるきっかけは沙慈でないと。
ルイスのイッちゃった顔を見た限りでは、
その沙慈ですらも一筋縄にはいかないというか
ルイスとただ会ったぐらいじゃ難しいような気がします。



単独離脱を図っていた沙慈を見守っていた刹那が、
いかにも“彼”らしいと思いました。
今回も、刹那は沙慈に黙って殴られてましたね。
後でロックオンに茶化されてましたけど、
本当に、刹那は不器用だと思います。
でもでも、とても優しい。
刹那はいつも言葉が少なくて
何を考えているのかが分かり辛いですけれど
いつか、その優しさに沙慈が気付いてくれればいいなと
願っています。
一期のパーティー（笑）みたいに、
愚痴を吐くルイスを沙慈が窘めていて、
刹那が我関せずという感じで（でも嫌がっていない）居る図を
二期の最後に見たいです。



さてさてイノベイター！
動揺するずんぼり様……もとい、リボンズが可愛かったです。
そして、リヴァイブ達の会話から、
イノベイターの中でもリボンズは本当に特別な存在で、
彼らから絶対的な信頼を寄せられているんだと分かりました。
言動の全てが偉そうで
物凄く高尚様（笑）なリヴァイヴからしてああなんですから、
相当なものかと。

そのリヴァイヴですが、
確か今までは一人称が「僕」だったはずなのに
今回は「私」になってました。
ぶれが出ています。
ティエリアの「俺・僕・私」も未だに理由が分かりませんが
この分だと、イノベイター全員において
一人称がぶれる可能性があります。
ティエリアだけを考えると、
複数の人格がインストールされている様子はなくて、
単に、身を置いている状況に対する動じ具合で
一人称が変化するようでした。
今回のリヴァイヴにしても、
格下に見てきた人間（ダブルオー）に負けたという非常事態に
かなり動じていたので
この点だけで考えればティエリアと同じなんですが……
一人称が変わる理由が明かされていないので、
すっきりとしません。

いきり立ったリボンズが
感情に任せて、留美を殴ってました。
床に倒れた留美が動揺（怯えてた？）する様は新鮮でしたー。
リボンズも、化けの皮が剥がれてきたというか
二期でダブルオーガンダムを目にしてから
動じる事が急に増えてきて
そこが人間臭くて、見ていて面白いです。
「黙っていろ、意地汚い小娘が」っていう台詞が凄い（笑）。
今までは、こう思っていても表面には絶対に出さなかったのに。
取繕えないほど動揺していたんでしょうか。



ダブルオーライザーの未知数の部分は
不思議がいっぱいです！
機体が量子化って凄い……アニメ万歳（笑）。
でも、あの状態がトランザム化している時だけ
（時間的制限がある）なのを考えると
その後の弱体化を思えば、やはり諸刃の剣には変わりなく
使い所は相変わらず難しそうですね。
でもでも、今回の戦闘は見応えがありました！
来週はタイトルにあるように「メメントモリ攻略戦」なので、
ここぞという時にトランザムが使われると思います。
とっても楽しみです！



ライルが……「〜満々だ」という、
かつてニールも発した台詞を喋っていました。
ニールファンの私には、彼を思い出してしまって、
かなりせつなかったです。

ライルは、Ｃパートでの
カタロン宇宙第二艦隊消滅の一報に憤っていて、
今回も、カタロンをやけに心配する様子が強調されてましたけど、
刹那の話を盗み聞きした後になされた彼との会話からは、
ライルも少しはＣＢメンバーに心を開くようになってきたというか、
スパイ活動以外でもＣＢと関わろうという気が出てきたように
感じられました。
あそこでライルが刹那の心境を口にしたのは、
勿論、それを視聴者に説明したいという
制作者側の意図が深く絡んでいるからなんですが（笑）
刹那の思いを代弁して
彼の気持ちを少し楽にしてやるっていう
ライルの優しさも一緒に描く為かなとも思いました。
かつてニールがそうしていたように
ライルも、刹那にちょっかいを出しつつ、
仲間として大事にできるようになっているのかなと、
思いました。



不安だったヴァスティ夫妻も、無事で良かったです。
リンダが無事だと分かった直後のミレイナの声が、
本当に嬉しそうで、
思わずテレビのこちら側から
「良かったね」と言いそうになりました。
メメントモリの爆破後に
イアンが復活する感じなんでしょうか。



そうそう、メメントモリといえば
軍内部で箝口令が布かれました。
アロウズが圧倒的存在であるのを思えば今さらですが
セルゲイが異議を唱える描写が入ったということは、
これから先、彼が何かするのかなとも想像できました。
それこそ、アロウズ内部でクーデターが起こって
その手助けをするとか。
アロウズに入隊した人には色んな理由があるはずで
色恋沙汰が絡んでるコーラや、
ガンダムへの憎悪を理由としているルイスはともかく、
自分の中の正義を貫こうとしている人々の中には、
メメントモリの存在を知ったことで
アロウズや連邦政府への忠誠心が揺らぐと思うんです。
それこそ「こんなはずじゃなかった」みたいな。
カティみたいに、アロウズを探る為に入っている人も
絶対にいるはずなので
今回の箝口令は、
そういう人達が行動を起こす布石になるのかなと
想像しました。



余談ですが。
最後の携帯待ち受けのナレーションが
高山みなみさんで嬉しかったです！
落ち着いたカティの声がステキでした〜〜。

高山さんと言えば、沙慈から頼まれた際に
赤ハロさんの体が斜めに傾いていて、かわいかったです。
早く、オレンジハロさんも一期並みの活躍を見せてほしいです。





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感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの13話「メメントモリ攻略戦」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-01-04

宜しければ、合わせてどうぞ。

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