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感想@アニメ「おおきく振りかぶって」第3話:練習試合*ネタバレあり [おお振り:アニメ感想]

<4/12よりTBS深夜に放送されています
アニメ「おおきく振りかぶって」(以下、おお振り)の感想です。
今日は第三話「練習試合」です。

私は原作派で、本誌アフタヌーンも購読しています。
単行本の先の話を出す可能性がありますので
ネタバレを嫌う方はご遠慮下さい。

アニメの感想は、カテゴリとしてまとめます。
http://blog.so-net.ne.jp/himezakura/archive/c5379946

原作漫画アフタヌーン掲載分感想はこちら*ネタバレ注意
http://blog.so-net.ne.jp/himezakura/archive/c338259

単行本の感想はこちら*ネタバレ注意
http://blog.so-net.ne.jp/himezakura/archive/c5381037

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まず、全体を通して思ったのが、
阿部はよく喋ってるなーということ!
彼はメインキャラなので
(ひぐち先生が主役級と挙げているキャラの一人。
他は、主役の三橋と、田島と花井)
普段からモノローグが多いんですが、
実際に口でも喋ってるんですよね。
口からの声+心の声なので、
三橋の三倍ぐらい(もっとかも)喋ってるんでしょうか。
声優さんお疲れさま……というより、
さぞかし、やりがいがあっただろうなと思います。

そして叶くん!!!
わー、こんな声なんですね。
もっと高いかと思ってたので、意外でした。
でもカッコイイかも。

────

前回で挙げた今回の注目点です。
http://blog.so-net.ne.jp/himezakura/2007-04-20

・瞬間視・周辺視の訓練
・打順決め(入るといいな)
・三橋と畠の会話
・三橋の涙と阿部の涙の違い
・「だってお前、がんばってんだもん!!」→それが捕手か!
・叶くん(声&フォークボール)
・「オレはどんな球でも打つよ!」
・「エースが欲しい!」
・「勝ち、たい!」「勝てるよ!」

以下は、これを含めて感想を書いていきます。

・瞬間視・周辺視の訓練

「それ野球に関係あんの?」ってモモカンにタメ口をきく田島が
なんか新鮮です!
今なら、間違いなく敬語を遣いますもん。
また、速読の件でも、花井も軽くタメ口入ってますね。
やはり実戦を通してモモカンのスゴさを実感してから、
目上の人間に対して
自然に敬語を使えるようになるんでしょうか。
だとしたら、部活動が教育の一環だとは
よく言ったものだなーと思います。

実際、球場に行きますと、
球児や補助員(試合がない学校の一年生とかが手伝いをしてます)は
礼儀正しい子が多いです。
今どき、挨拶をしてちゃんと返してくれる子は、
そうそういないんで、つい嬉しくなっちゃいます。

特訓の説明で、
三橋らの赤ちゃん時代のイラストがなかったのが残念。
あれ、原作で可愛かったので、期待してたのにー。
アニメでのみご覧になってて、キャラ萌えしてる方は
是非単行本の一巻の中ほどをチェックしてみて下さい。
すっごくかわいいです。

7秒台の田島!
探せるのも凄いし、それを指せるのも凄いですが、
1から25まで数を言うだけで、尊敬します。
特に後半! 口が回りません。
試しに、田島に合わせて数を言ってみたんですが、
一つの数字に対して口を多く動かさなきゃならない後半は
もうぐだぐだ・ぐじゅぐじゅでした。
言葉になってませんでした……おおお。
声優さんは凄いですね、さすがです。

録画したのを見直してて気付きましたが、
田島がやるボード、とあるコマだけ数字がダブってますよね!
(その分、一つ足りない)
その後のは普通に直されてるんですが、
わざと? それとも単なるミス?
面白いので、DVD化する時はこのままでも良いかもしれません。
永遠に終わらないですよね(笑)。


頭を抱えて、田島に感動してる花井がかわいい。
やっぱり負けん気が強いんですね。
ここは、三星戦での試合直前で、
「オレはどんな球でも打つよ」という田島に感動(?)してる
彼の動作に繋がってます。
でも、ここで「オレは勝てない」と思わずに、
試合を通して、彼と張り合おうと頑張るようになるのが、
花井らしくて好きです。
この初期段階のエピソードは来週出てきます。
(今日の次回予告でちらっと出てきました)

意思の疎通が全く取れてないバッテリー。
一方的に言いたいことだけ言って話を切り上げているあたり、
阿部もまだこの頃は短気ですね。
三橋のうじうじ度も酷いなぁ。
子供みたいに泣いてます。

そして最後。
花井の上に寝てる田島!!!!
寝相悪いんだ、やっぱり(原作通り)。
先週の水谷(巣山の上に乗ってた)がちょっと意外だったので、
今回は、その通りだったことが嬉しかったです。
こういう、
本人の性格を表わすようなエピソードがさりげなく入ると、
キャラに深みが出るので、
同人者としても有難いです。
それにしても田島がかわいい。


・打順決め
これは入りませんでした。残念。
阿部と三橋がモモカンに頭を握られる話も無し。
阿部がそうされるのってここだけなので、
是非入れて頂きたかったです。


・三星戦前(三橋と畠の会話)

がっちがちの三橋。
気さくに三橋に話し掛ける叶と、逃げる三橋!
足が速いよ、三橋!
ゲージ壊してどうするんだ(笑)。
この、叶と三橋の温度差が好きです。
叶は普通に接してるのに、三橋は嫌われてると思ってますよね。
(畠ほどではないんでしょうが)
叶は、三橋に嫌われていると自覚してないっぽいのが
不思議です。
中学時代は、あまり喋らなかったんでしょうか。
でも叶は面倒見が良いような子なので(アフタを読む限りでは)
今の栄口くんみたいに、
三橋に声をかけていたような気もします。

そして、三橋と畠の会話。
「ごめんなさい」唱えるみたいに言ってたんですね。
畠、こわ!
根がいい人だからこそ、怒りが収まらなかったんだろうなー。
怖い怖い

ここ、原作では気付かなかったんですが、
先に追っていった阿部よりも畠が先に三橋を見つけられたってことは、
畠に地の利があった他に(場所をよく知ってる)
三橋が逃げ込みそうな場所がパターン化していて、
畠はそれを知ってた可能性もありますよね。
(いつも同じ場所に逃げ込んでた……と最初は考えたんですが、
このグラウンドは高等部のもので、部室棟もやはりそうだと思うので、
となると、中学生の三橋はここに来ないなーと)

畠の本気度が分かるシーンです。
でも怯えてる三橋が可哀想だ。
やらなかったとしても、「腕折る」は、
やはり言っちゃ駄目です。


・三星戦前(三橋の涙と阿部の涙の違い)

原作では、ここが、おお振り屈指の名シーンになっていると思います。
私は腐女子なので、案の定、ここで「おお」とか思っちゃいましたが、
そういう邪な見方を抜いても、ここは良いシーンです。

投手を、自分が勝つための道具みたいに思っていた阿部が、
少し改心するシーンです。
この頃は、まだ二人の考え方がまっすぐで良いなーと思います。
今の原作はもう、もどかしくて見てられない部分がありますので。
(阿部にも三橋にも問題が出てきているんです。
↑バッテリーとして少し通じ合ったことで生じた新たな問題)

「うそです」「うそだー」三橋の涙がギャグっぽいです。
それより!
一番良いところなのに、CMが入るとは……。
ここは一気に見たかったです。
泣き止むまでの三橋は、大泣きですね。子供の泣き方です。
いつもはぐずぐずと泣いてるのを考えると、
ここまで大泣きするのは珍しいです。

「これが捕手か」は、原作の背景効果のイメージから、
もっと叫んでる感じがしたので、
アニメで淡々と言ってるのが意外でした。
でも、これはこれで深みがあるので、素敵です。
ハッと、心の中で静かに悟る感じがしました。

阿部の回想の叶は、ちょっと偉そうですね。
まぁ、三橋が見てる叶を想像してるという、
間に何段階かを挿んでいるものなので、仕方ないです。

阿部が泣く時、三橋の手を握った手が震えてるのが印象的でした。
自分のために使おうとしていた他人のために、
彼は初めて泣いたんですよ……。
三橋はずーっと自分のために泣いてますが。
(自分を可哀想と思っているわけでなく、感情でという意味で)
阿部のこの変化は、
初日→今回の手繋ぎ→三橋の誕生会
と、続くので、おお振り全体の注目ポイントでもあると思います。

「だっておまえ〜」と叫ぶ阿部は、良い感じです。
ここが強調されてるのは原作通りなので、嬉しい。
「分かる?」と聞き返す三橋は幸せそうだ。
よほど誰にも分かってもらえなかったんでしょうね……
こんなことを言ったことすらもなかったのかも。

・「勝ち、たい!」「勝てるよ!」

特に三橋の「勝ち、たい!」は実感がこもってて、
とても良かったです。
声優さんの気持ちが入ってた気がします。
「た」の部分がちょっと掠れる感じが
いかにも“らしい”んですよ!

三橋に「阿部くんが好きだ」と言われて、引く阿部も
原作通りでした。
目が少女漫画の三橋……キモいとまでは言わないけれど、
ちょっと無気味(笑)。
阿部に煽られてやる気を出してるタマネギ顔(パタリロ)の三橋は
かわいいです。

・試合前のアップ

やった! 千代ちゃんのアナウンスですよ。
しかも原作では描かれなかった
三星の部員に「お願い」されているシーンがありました。
そうそう、叶が三橋に初めて挨拶をするシーン
(三橋が逃げる直前)でも、
叶たちは「西浦は共学だから、女子が〜」みたいなことを
言ってました。
やはり年頃の男の子ですね!

ただ、「お願い」されて断ってるのに、ちょっと違和感がありました。
千代ちゃんって高校野球の大ファンだから、
そういうのは喜んでやっちゃうタイプかと思ったので。
「え? 断るの?」と思っちゃいました。
(結局、引き受けるんですが)
あと、この時の声がおねーさん(高校生より上)っぽいです。
次回予告の時のキャピキャピ声より、落ち着いてます。
これまで千代ちゃんは、予告でばかり声を聞いてて
すっかりそれに馴れちゃってるので、
「ん?」と一瞬だけ違和感を覚えました。

織田、本格的に登場!
私は関東の人間なので、
「こんにちは」のイントネーションが面白かったです。
でも確か彼は、大阪の人間ではないんですよね?
(和歌山辺りだったような気がします。間違ってたらすみません)
よく、関西弁が変だと、声優さんが地元の方に叩かれたりしてますが、
彼の場合は大丈夫だったんでしょうか。
私には、さっぱり分かりません。

ベンチ前で、阿部が千代ちゃんにメンバー表を見せてもらう際に、
「そういえば、今年はでかいのか〜」と
こめかみに手をやってる三橋がかわいいです。
ここ、原作でもかわいい顔をしてるので、
そのまま生かしてもらえて良かったです。

これからフォークを投げるよ、と見せる時の叶の手は
どうしてこうエロいんでしょう(笑)。
私がおかしいんですが、ここはミョーに反応しちゃいます。
そして、フォークに驚いているらしい水谷がかわいい。

田島が「オレはどんな球〜」とさらっと言っててカッコイイです!
そして、そんな田島がカッコイイと言ってる花井が、
やっぱり笑えます。
花井のプライドがガラガラと崩れていってますね!
でも彼は再構築できる男ですから。
今後も頑張ってほしいです。

・「エースが欲しい」

本当に皆が、モモカンに釣られて言ってます。
ここの、皆が言うタイミングは漫画では分からないので、
「おおお」と感心しながら見ました。
三橋が首を左右に振って、
戸惑いながら皆を見ている描写も良いです。

残念だったのは、
「勝ってエースを手に入れるぞ」と円陣を組む時の三橋が
全然違ったんです、
ここ、原作では分かりにくいんですが、
皆の後ろで耳を押さえてるのが凄くかわいいんですよ!
小さくて良いので、あのまま描いて頂きたかったです。

花井と阿部の話……ちょっと呑気な水谷くんが笑えます。
さすがクソレフト。
それにしても、水谷は声がぴったりですね。
三橋への不満を口にしている阿部は、
彼の不愉快度がよく出ていて、
見ていて面白かったです。
最後に、皆の同意を求めて「な?!」と言うのがまた良いです。

あと、阿部の真摯な「頼む」のあと
(ここ、小声で言ってるのが凄く良かった!)
それをさりげなく聴いてるモモカンが素敵です。

・試合開始

いい人、栄口くん!
オドオド病について語ってます。
ここは、この合宿後のエピソードに繋がるので、
またそれを見るのが楽しみです。

アナウンスをする千代ちゃん!
直前にため息を吐いているのは、嫌だから?
単なる緊張なんでしょうか。
原作通り、飲み物と飴を貰ってます。アイちゃんもかわいいです。

西浦の攻撃が終わった後、
防具持ってる三橋が、本当に顔を強張らせてます。
逃げたくてたまらないってのがよく出ていると思いました。

・次回予告

千代ちゃん、試合経過を喋り過ぎ……。
もしかしたら、来週からは、
野球の基礎的な知識がないとついていけないからなんでしょうか。
(打ったら一塁に走るとか、3アウトでチェンジとか、その程度)

花井に注目を向けるような言い方をしてますが、
だからといって、その前の田島の打席の結果をもう発表しちゃうのは
あまりよくないと思いました。

でも!
部員の「ナイバッチー」でうっとりしてるモモカンを
来週に先駆けて見られたのは良かったです。



今週分の感想は以上です。

────
以下は、来週の注目点です。一話通して試合です!

・三橋の球と織田
・田島の打ち方(ステップ)
・花井(打席後のモモカンの話も含めて)
・一人だけ必死になってる叶

漫画では読み取れない、
コマとコマの間の動きにも注目したいと思います。


ここまで読んで下さってありがとうございました。


2007-04-28 01:40  nice!(0)  コメント(0) 
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