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感想@逆転裁判オフィシャルファンブックVol.2*ネタバレあり [逆転裁判]

第二弾のオフィシャルファンブックの感想です。
長いです……。

────
買おうかどうしようか迷ってたんですが
ものの勢いで「カートに入れる」ボタンを押しちゃいました……。
表紙画像や本の値段など詳細はこちらからどうぞ。
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0222017&introd_id=Xmo46WkGo36G9899i812iiXX65Gk3k6o&pg_from=u

で、人柱になってこれから感想を書こうと思います。
購入を迷ってらっしゃる方の助けになれば幸いです。
で、今回も一応、前置きを。
これはVol.1の感想の時と変わらないので、
http://blog.so-net.ne.jp/himezakura/2006-07-03
先に上記の感想を抵抗なく読めた方は
ここをすっ飛ばして下さっても構いません。

但し、「4」の新情報が特集として掲載されているため
現在公開されている程度でのネタバレがあります。
発売されるまで情報を見ないようにしてる方は
閲覧をご遠慮下さい。

さて、前置きとして私の現状を書いておきます。
・逆裁は「1」発売直後からリアルタイムで遊んでる。
・アンソロ以外の関連書籍は(多分)全て網羅
・雑誌などの情報もできる限り目を通している
・サントラCDは全部入手
・(これが一番重要)青い弁護士×赤い検事の捏造カップル萌えv
・逆裁で同人をやっている

あと、追加で、
・ゲームショウに参加。試遊済み
・DSステーションで「4」体験版をDL済み
といったところです。

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では参ります。
まず、ネットで申し込む際に、画面にたまたまVol.1が出ていて
「あ、今回は値段が前回よりも安いんだー」と思いました。
で、表記がないので多分そうだろうなと思った通り、
今回はCDなどもおまけが一切ありません。
純粋に本だけです。

表紙は1に続きアクエリオン原画の金田氏。
御剣と冥ちゃんです。
私は御剣ファンなんですが、
この絵に関しては冥ちゃんの方が好みです。
というか、手前の御剣が大きい絵で、奥の冥ちゃんは小さいんですが
寧ろ逆にしてよって思っちゃいました。
裏表紙は、またしてもロゴです。
なるほど君はいません。

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まずは前半。公式発表系です。
いわば“オフィシャル”たる部分です。

目次で早々にプレゼントが載ってます。
ナルホド君のデフォルメイラスト付きタクシューさんのサインや、
ゲームショウスタッフ限定のTシャツ
(販売されたのと色が違う)
などが放出されてますので、
狙ってる方は是非どうぞ。

まず最初にスクープ記事として「4」の情報が載ってます。
前回は王泥喜くんとみぬきちゃんだったので、
当然、今回は牙琉センセイです。
雑誌などでよく出ている先生の全身絵(両腕を組んでるやつ)の傍に
キャラデザ時のラフ画(モノクロ)が二枚載っています。
あのドリルは、デザイン終盤で出てきたようです。
(髪の長さでは、顎よりちょっと上ぐらい)
初期の一枚目では
ちょっと魔女っ子ぽかったり(マントコート羽織ってる)
着物を羽織っていて大正調だったり。
次の二枚目ではパーマを当てたラーメン頭だったりします。
この二枚目で、今のようなスーツ姿になってます。
“本誌独占”と銘打ってある上に、
私の記憶でも、おそらくこれが初出だと思います……が、
この程度のラフならば、これまでからいって、
おそらく「4」攻略本で
もっと大きな絵でまとめて掲載されると思います。
(逆裁の攻略本は設定資料集も兼ねている内容なので)

他、「4」については体験版に触れる程度。
その後ゲームショウでの丸山弁護士のトークショウや、
まだ当日にしか公開されてない「2006特別法廷」の内容を
(「ニュースッス ニュースッス」のムービーです)
写真(画像)付きで大雑把に紹介しています。
この辺は、画像以外ではファンの方のレポサイト等の方が
詳しいかもしれません。
(私はそういうサイトを見ないので、勝手な予想ですが)

次に
「蘇る〜」からイラストを担当されている塗氏へのインタビュー記事。
「『逆転裁判4』はショックの連続で、彼はその一環と言えますね」
(P12 囲み記事から転載)
とおっしゃってますよ。
塗氏が挙げてる“彼”とは、勿論、ヒゲナルです。はは。
まだ買ってきたばかりなので、
記事にもざっとしか目を通してないのですが
失礼ながらあんまり大したことはおっしゃってないなーという
(目新しい、ファンとして大騒ぎしてしまうようなことが無い)
印象です。
ただ、これも私の勝手な想像なのですが
前任者の岩元さん(御剣の声も担当)より
スレてないなと思いました(笑)。
尤もこれは記事の文章から受けた印象なので、
こうしたものはライターさんがテープ起こしをして書くものなので、
ご本人が喋った言葉がそのまま載ることはまずあり得ず、
物凄い誤解かもしれませんけど。
というより、ブログ等での岩元さんの文章が
(「なるほど逆転裁判」などで読めます)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31720687&introd_id=Xmo46WkGo36G9899i812iiXX65Gk3k6o&pg_from=u
あまりにも良い意味でスレてておかしかったので、
そちらの強烈な印象の影響を私が今も引き摺っているのかもしれません。

続いて、タクシューさんと岩垂さんのダブルインタビュー記事。
後者の方は、「逆裁3」の作曲を担当されたり
オーケストラCDの編曲をなされた方です。
オーケストラCDの感想ではぼろぼろに言っちゃいましたが
個人的には、私、この方のファンです。

で、こちらも塗氏のと同様にざっと読みなのですが
もし第二弾のオケ版を作るんだったら
次はブラバンだって発言がとっても嬉しかったです!
ブラバン! 絶対、逆裁の音楽ならはまりますよー!
だって今回であれだげ管楽器がカッコよかったんですもの。
はぁ……パパパラパパッパってやられちゃったら
萌えないわけにはいきません。
繊細な、叙情を大事にする曲だったら弦は欠かせないけれど、
パキパキした音楽だったらブラバンの方が
小気味良くいけると思うんですが。
実現してくれないかなと本気で願ってます。

あと、これは公式BBSでの岩垂さんの発言だったと思うのですが、
今回はCDのジャケット印刷が早かったので、
演奏者の名前が入れられなかった云々の話が出なかったのが
残念です。
ちらりとでも明かしてほしかったです。

インタビューはここまでで、次は前回同様、
逆裁で出てくる企業や団体などの説明コーナーです。
今回は倉院の里、板東ホテル、コナカルチャーです。
どれも、ゲームを遊んでいれば分かることばかり……ですが、
倉院の里にラーメン屋があったのは
初耳だったような、違うような……?
公式ではないですが、
赤いのれんが下がったお店の外観の絵も出てます。
あと、倉院の里では
「2」と「3」でバラバラに出てくる秘宝がまとめて載ってるので
同人などで秘宝をよく書く(描く)方には良いかも。

板東ホテルは、これも公式絵ではないですが
旧板東ホテル(「1」のビジネスホテル時代)と
新しく立てられたインペリアルの外観が出てます。
これも初情報だと思いますが
後者にはレストラン街があるそうですよ。
公式じゃない絵付きで説明されてます。

コナカルチャーでの初出ものは、
おそらくビルエントランス部分と思わしき場所の
公式じゃない絵です。
銅像・黄金像がありまくりです。

後は「逆裁2」での人間関係の説明、
人物ファイル&姓名判断、
「逆裁2」の背景グラフィックボード
(絵が大きいので、
同人誌で背景絵をきちんと描かれている方には役立つかも)
と、続きます。
オバチャンが貰った藤見野さんのサインが笑えます。

前半は以上で終わります。

────
さて後半。“ファンブック”たる部分です。

読者投稿のイラストのページや
キャラクターの人気投票など、
大人のファンとしてはちょっとぬるいかなと
思わないでもない企画が、
ちまちまと(本当にちょっとずつ紙面を割いてるので)
展開中です。
とはいえ、投稿好きな方なら、
好きな本の(しかも公式)こういうページに載れるのは
嬉しいことなんじゃないかと思います。

その後は漫画──というか、正確には
漫画ページは巻末から読むようになってます。
この指示はちゃんとあるんですが、
それを読む前に四コマ漫画を先に読んでしまう状況なので、
「おお、漫画だ」と一瞬びっくりしちゃいました。

今回は、前回と同様に、
複数のアンソロ系作家さんによるカラーの四コマの他、
モノクロのストマン(御剣主人公)が一本あります。
ストマンは、絵はいかにも同人系といった感じです。
線が細めでかわいらしい感じの絵なので
一見すると女性向けの漫画にも思えますが
そういう要素は全くなく、健全な漫画です。
内容は……ううん、一番指摘したい部分が
肝なので省きますが
同人だとよく見かける設定です。
私自身も好きなので、よく書いています。
お約束とも言えるネタなので、好きな人は好きなはず。

で、最後の二ページが(「勝敗などに〜」以降)
御剣のモノローグで今後への決意を示すという終わり方なので、
安っぽい雰囲気漫画っぽくなってるのが残念でした。
逆裁に限らず同人誌なら腐るぐらいある手法なので、
逆に公式で見たくなかったなーというのが本音です。
とはいえ、万人受けしなきゃいけない公式だからこそ
話の締め方が難しくて、
ああいう手法を取らざるを得なかったのかもしれません。

でも、今回は原作者の方がいらっしゃるんですが、
もしかして漫画を描いてらっしゃる方は
逆裁をあまり知らない方なんでしょうか?
(ゲームを知らない作家に発注が行くのは珍しくないので)
別冊ヤンマガでの連載のように、
話を書く上で基本的な知識がないと苦しい
ミステリならともかく、
(ミステリは読者に対して常にフェアじゃないといけないので)
こうした日常的な話に原作者が付かれるのは
珍しいなと思いました。
なので、私の、最後二枚への個人的な不満は、
漫画を描かれた方にではなく、
原作の方に向けるべきなのかもしれません。

次に四コマ。
こっちもちゃんと読んでないので、パッと見の感想です。
それでもしっかりと読んじゃったのが、
最初の沙月ゆうさんとおっしゃる方の話。
(未確認ですが「1」でも描かれてましたよ……ね?
覚えがあるような無いような/失礼)
イトノコ刑事が不憫ですが(笑)
それも含めて面白かったです。
健全なのは当然ですが、
もしこの方が逆裁の同人誌を出されてたら買いに行くなと
思いました。

あと最後の清正さんの四コマも好きです。
女の子が皆、かわいいのが最たる理由ですが
(二コマだけ冥ちゃんが出てるんですが、
その冥ちゃんがとてもかわいかったので
もっと出してほしかった……)
個人的に、はみちゃん親子の「雨の中の〜」みたいなのが
大好きなので、
こういう話を逆裁で(しかも四コマで)読めるのは
貴重だなーと思いました。
(以前は
こういう話を四コマで描かれてた逆裁同人作家さんがいて、
私はとてもファンだったので……)
この方の話では他に、「心のカギを〜」も好きです。
御剣がかわいい。

────
感想は以上です。はぁ、疲れた!
読みながら書いてたので、
たったこれだけなのに一時間ぐらいかかってますよ、多分。

まとめますと、
公式発表系には何の期待もしてなかったので、
その通りだった結果には「そうだよね」と落ち込みつつ納得。
でも、それ以上に全く期待してなかった漫画の一部で
面白く読めたものもあったので、
思わぬ拾いものをしたお徳感により、
買ってよかった……かな?と、ちょっとだけ前向きになりました。

なので、お勧め具合としては

新情報を期待している人→×
公式アンソロなどもとりあえず揃えてる人→○
牙琉センセイのラフ画を見たい人→△
ネタが欲しい人→△
「あの時、買っておけば良かった」と後悔しがちな人→○

という感じです。
まぁ、消費税を入れても千五百円を切ってるので、
お昼ご飯代をちょっとケチッたお金で買おうかな、というぐらいの
心の緩さが必要だと思います。
「逆裁の本だから買わねばー」という気張り方だと
買った後に「裏切られた」との失望感が強く出ると思います。

さて、一緒にゲーマガも買ったので、
その感想は改めてまた。


2006-10-31 16:17  nice!(0)  コメント(0) 
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