さくらもちモチ

母校の応援！@2006全国高校野球選手権・地方大会　[高校野球] [編集]

天気予報は雨だったのですが
休日で、しかも私が行ける球場での試合という偶然は
なかなか重ならないので、思いきって行ってきました。
（主な球場のうち、一つは物凄く不便な場所にあるので）
精一杯、応援してきました。

実を言えば、
母校の応援をするのは高校生時代以来です。
しかも当時は吹奏楽部でフルートを吹いていました。

いつも、高校野球を見る時は
バックネット裏の席を選ぶことが多いので
（たまに、一、三塁側の内野スタンドで見ることもあります）
アルプススタンドでの応援席も、上記の時以来です。
日曜日とあって、朝の移動の電車の中から
懐かしい制服をいっぱい見られて、
ちょっと圧倒されてたんですけど、
実際スタンドに入ってみると、何ということもありませんでした。

メガホンもちゃんと借りましたよ！
見たら、たった一回甲子園に出た時のステッカーが
貼られていました。
甲子園の応援では数が必要なので、
きっと、その時にたくさん買い足したんでしょう。
当時は私も小口ながら寄付をしたので（本当に小額）
懐かしくなっちゃいました。

まんま載せると支障があるので、ちょっと修正しました。
メガホンは一人一個の配給だったので、
試合が始まって少し経つと、叩く方の手が真っ赤に。
手を代えてみても、すぐに同じ状態になっちゃうので
あんまり意味がありませんでした（笑）。

でも、頑張って応援した甲斐がありました！
試合に勝ってくれたので！！

これまで、高校野球の観戦ではたくさんの感動を貰いましたけど
母校の勝利を目の当たりにするのは
言葉で表現できないぐらい幸せでした。
試合後、流れた校歌や、
（しかも、統合のせいで二年後には消えちゃう校歌ですし）
スタンドに挨拶しに来た部員（女子マネがぼろぼろ泣いてた）を見て
じーん……と来ましたよ。私も涙ぐんじゃいました。
本当に一球一打にドキドキしてしまって、
母校のヒットの度、点を入れる度、ナイスプレーでアウトを取る度に
身体が勝手に動いてました。無意識で飛び跳ねてました。
ヤッタと叫んでました。メガホンを頭上で叩いてました。
高校生だった頃も、演奏しながら一喜一憂したはずなのに、
嬉しいのを感じてる度合は今の方が大きいような気がします。
高校野球大好き。

何より、試合終了後に抱き合って喜んでた父母会に涙。
創部十数年で甲子園に行けた（しかも夏）のが夢だったかのように、
その後の成績はあまり宜しくなく、
正直なところ、私も
今回のこの試合では負けを見るのを覚悟で臨んだのですけれど、
観戦前の杞憂を笑いたくなるような試合展開で本当にびっくりです。
何が起こるかが分からないのが、やはり野球の醍醐味ですよね。
このまま、次も勝ってほしい！

そうそう。
相手校は、同じ程度の実力、もしくは、
向こうがちょっと上という県内有数の進学校の男子高でした。
試合前に、相手校の応援団長さんが
こちらのスタンドにわざわざ挨拶に来てくれました。

突然、キャーッという（最初は小声の）黄色い歓声がしたんで
一体何ごと？と思って見てみたら、私も声を失っちゃいました。
一人の団員（おそらく副団長）を連れた、相手校の応援団長さんが、
物凄く格好良かったんですよ！！！！！！！！！！！！！！！！
多分、元から器量良しさんなんでしょうが、
黒の着物に黒の袴、そして白い羽織り、高下駄という出で立ちが
えらく決まってて素敵でした。惚れ惚れしました。
母校の女子生徒やお母さん、もちろん私も目がハートに（笑）。

他の団員は、副団長っぽい人と同様に学ランだったので、
遠目で見ても団長さんだけやたらと目立つ目だつ。
見た瞬間、浜ちゃん（おお振りの応援団長）が実在したら、
こんな感じかなぁと私が思っちゃうほど、格好良かったです。
というか、彼を見て、浜ちゃんの羽織袴姿の絵を見たいと思ったほど！

女子たちは手で口元を押さえてボーッと見たり、
こそこそと耳打ちしてました。
そうしたい気持ちはよーく分かりました！
お母さんたちは遠慮なく
「格好良い！　ねぇ、ちょっと！　あの子、格好良いよ」
なんて騒いでるしで、
団長さんがスタンドにいる時は、
周囲の空気がピンク色に染まってました。
私も年がいもなくドキドキしちゃいました。

試合終了後、所用で球場の外に出たら、
相手校の選手らの集団と偶然に出くわしました。
彼らの父母会が遠巻きに見ている中、
応援団員も丁度、スタンドから外に出てきて。
他の団員も涙ぐんでおり、彼も目を赤くしていたので、
「大丈夫かな」と思いながら私が黙って見ていたら、
団長さんは物陰に隠れてしゃがみ込み、
ひっそりと泣き始めましたよ……。

スタンド席から相手のスタンド席はよく見えるので、
試合中は、私も頑張る団長さんの姿をグラウンド越しに
見ていたんですけど、
ゲームセットとなる瞬間まで（もしかしたら、エール交換時も）
彼が泣いてるようにはとても思えなかったので、
もしかしたら、応援団としての責務をちゃんと終えた上で
感極まっちゃったのかな、と想像しました。
あんなに格好良く、元気良く、男らしく、
凄く素敵だった（見た目がどうこうというのでなく）人が、
所属高校の野球部の負け試合で泣くんだ──なんて、
当たり前のことを改めて感じさせられました。

さて。
前日から心配した雨なのですが、
母校の試合の時は、傘を差さなかった時間の方が多かったですよ！
その後の試合では、ほとんどの時間、傘を差していることを考えれば
ついてたなぁと思います。
選手にしても、雨は降らないに越したことがないでしょうし。
私も今回、初めて知ったんですが、傘を差しながらメガホンを叩くのは辛い！
（高校生の時は演奏してたので、メガホンを持たなかったんで）
父母会やチア（急造したらしい。でも頑張ってたのは伝わってきた）や
一部の生徒は合羽すら着てませんでしたよ。
でも、大半が雨、そして母校の試合では半分以上が曇りだったのに、
帰りの電車の中で、
鼻の頭と額、両腕（手の甲も含む）が焼けてるのが判明。
「雨だからいいやー」と思って日焼け止めを塗らなかったので
自業自得です。とっほっほ。

ビタミンＣを取らなきゃと思うのですが
レモンサワーでいけるんでしょうか？？

おまけの画像。

外野ライン際に並べられた部員の靴。
（この時、部員は代わりにスパイクシューズを履いてます）
学校によって、靴をここまで持ってきたり持ってこなかったりしますよね。
母校は持ってくるようです。
微笑ましく思えたので、撮ってきました。
ラインの向こうに一緒に写ってるのは、
キャッチボールをしてた子の足です。