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感想@NHK朝ドラ「おかえりモネ」第1週:天気予報って未来がわかる?*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」の感想です。
今回は、第1週「天気予報って未来がわかる?」についてです。
以下の記述にはネタバレを含みます。
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連続テレビ小説 おかえりモネ なないろ

連続テレビ小説 おかえりモネ なないろ

  • 作者: 藤原 基央
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2021/05/25
  • メディア: ペーパーバック


朝ドラの放送は半年の長丁場ということで、
この「おかえりモネ」に限らず、第1週は様子見しており、
あまり楽しめていない気がします。
何より、直前の朝ドラが楽しいと、
その続きを見ることはもう叶わないということが淋しくて、
その感情を引き摺りながら
「はたして今作は面白いんだろうか」と探っているので、
いつも以上にお話に没入できずにいます。

第1週のあらすじはこちら。
 2014年春、宮城県気仙沼市の離島・亀島で育った永浦百音(清原果耶)は、高校卒業を機に、内陸の登米市の大山主・新田サヤカ(夏木マリ)の家に下宿して、森林組合の見習い職員として働き始める。娘が心配な父・耕治(内野聖陽)は、頻繁に百音に電話をするが、百音は仕事が忙しく中々連絡が取れない。
 そんなある日、東京から人気の気象キャスター・朝岡(西島秀俊)が、登米にやって来て町は大騒ぎ。実は朝岡はサヤカと、ある縁があった…。


久し振りの現代劇です。
「なつぞら」よりもさらに今(2021年)に近く、
登場人物の服装や持ち物にも特に違和感が無くて、
良くも悪くも朝ドラらしくない感じがしました。
主人公の百音ちゃんがあまりに普通で、
見るのが辛いような不幸な境遇でないのも合わさって、
いよいよ新しい朝ドラが始まったんだ!という意識が強まりました。

東日本大震災後の宮城県が舞台ということで、
百音ちゃんは直接被災せずに済んだものの
心に傷を負っているようで……。
「人の役に立ちたい」という健気な思いは、
当時は何もできなかった過去からくるものらしく、
その優しさは朝ドラヒロインに相応しかったです。

震災については……
同じ被災者でも状況がそれぞれ異なるせいで、
時にはうかつに口にできないことがあると、
テレビやネットで見聞きしたことがあります。
被災時に物理的に離れていたことで、
その辛さを直に体感しなかったことに負い目を感じる人も
少なくないそうで、
無表情で「何もできなかった」と呟いた百音ちゃんからは、
単なるもどかしさだけでなく、
複雑な感情が伝わってきました。



百音ちゃんを取り巻く人々が皆、とても優しいのが
嬉しい要素でした。
特に同居中のサヤカさんが素敵で、好ましかったです。
ただ、何度か「サヤカさんが死んだら」との仮定が出てきたので、
下手をしたら早々に彼女が亡くなりそうなのが怖いです。
今後の百音ちゃんの指針となりそうな朝岡さんも、
魅力たっぷりでした。
石ノ森章太郎記念館ではしゃいでお買い物をする姿が
特に可愛かったです。

一方で、よく分からない菅波先生については
ちょっとずつ理解できるようになるのを期待しています。
単に見聞を広めたい、実力を試したいながら
都内の個人病院でアルバイトをすれば済むので、
わざわざ遠い登米にやってくるあたりに
彼なりの信念の強さを感じます。
きっと、彼も百音ちゃんも、
これから大きく変わっていくんでしょうね。
今後が楽しみです。



続きはこちら。
【感想@NHK朝ドラ「おかえりモネ」第2~3週*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-06-21



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2021-05-22 09:51 
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