さくらもちモチ

感想@NHK朝ドラ「おかえりモネ」第2～3週*ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「おかえりモネ」の感想です。
今回は、以下の週の放送について記します。
第2週：いのちを守る仕事です
第3週：故郷（ふるさと）の海へ

前回の感想記事はこちら。
【感想「おかえりモネ」第1週：天気予報って未来がわかる？】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-05-22



引き続き毎朝欠かさず視聴しています。
決してつまらなくはなく、不快になることも無いものの、
夢中で見ていると言えるほどハマってはおらず……。
朝ドラ視聴の序盤は様子見をするのが常で、
この「おかえりモネ」でもそうしていましたが、
子役時代が無いからか、
前作、前々作よりそれが長い気がします。
特に第3週までは「いつになったら面白くなるんだろう」と
探っていました。

また、心の機微が描かれるドラマだと思いましたが、
その繊細さが、
ながら見の視聴者が多い朝ドラには向かない気もしました。
ちょっと見落とすとその良さを感じられず、
この作品をきちんと理解するには
常に腰を据えてテレビに向かう必要があると思います。

とりあえず、それなりにちゃんと見ているのに
感想記事を書かないのが落ち着かないので、
それぞれ短くまとめて記します。



第2週：いのちを守る仕事です

　森林組合の見習いとして働く永浦百音(清原果耶)は、努力のかいがあって、正式に職員として採用される。同僚たちに祝福されて、喜ぶ百音。
　そこに突然、父・耕治(内野聖陽)が、娘を実家に連れ戻そうとやって来る。久しぶりに父とゆっくり話をする百音だったが、林業を学びに来た小学生の体験学習に駆り出されて、付き添って森に行くことに。はじめは天候に恵まれ順調に体験学習は進む。しかし、天気が急変、予期せぬ事態に見舞われる…。

モネちゃんが天気に対して興味を抱くきっかけとなった週です。
森林での小学生の無鉄砲な行動
（山の中なのに竹トンボを飛ばす）については、
「あるある」と思いながら視聴していました。
その男子生徒が怪我を負ってからは、
モネちゃんが責めず、叱らず、
ずっと励ましていたのも好感を持って見ていました。
ただ、モネちゃんが低体温症のことを知らなかったり、
無事に救出された後に反省会のシーンが無かったりしたのは
危うさを感じました。



第3週：故郷（ふるさと）の海へ

　山で豪雨に見舞われたことをきっかけに、気象予報士の資格に興味を持った永浦百音(清原果耶)。さっそく専門書を買って天気の勉強をはじめる。
　やがて夏が訪れ、百音は祖母・雅代(竹下景子)の初盆に合わせて気仙沼の実家へ帰省する。そこで、漁師になった亮(永瀬 廉)をはじめ、仲の良かった幼なじみと久しぶりに再会、中学時代の吹奏楽部の思い出や恋の話で盛り上がる。しかし実は故郷に対して百音は複雑な思いを抱えていた…。

これまでの放送で、
モネちゃんが過去の話を振られるたびに
複雑そうな表情をしていたり、
その過去回想で「とにかく島を出たい」と言ったりしていたので、
私は彼女が島に帰りたくないらしいと思っていましたが、
あっさり帰省していてちょっと驚きました。

その際、モネちゃんは
厚意でたくさんのお土産を持たせられていましたが、
登米のお盆は他より早いらしいとはいえ、
手料理を夏に持って帰るのは危ないよなぁと
ツッコミを入れずにはいられなかったです。

ここでは震災（津波）時の回想がありましたが、
モネちゃんの外見が普段から若く、
制服を着た彼女との差があまり見えなかったので、
分かりづらいなと思いました。
また、ここは私に見落としがあったようで
当初、モネちゃんは音大に進もうとしていたのかと
誤解していましたが、
正しくは、音楽コースのある高校受験を受けて、
合否発表があった日の午後に被災したんですよね。
数日が経過した後、
ようやくモネちゃんが島に戻れて、
学校の給食室（？）で皆と再会できた時のシーンが
とてもリアルだなぁと思いました。
再び会えたのは嬉しいけれど、その喜びが出ないほど、
皆、くたくたですよね……。
そして、自分は津波を体験しなかった
（皆が一番辛い時に同じ思いを味わわず、何もできなかった）のが、
その後のモネちゃんの心に大きな影を落としたようで。
久し振りの再会を経て、
モネちゃんの気が少しは晴れたようなのが幸いでした。



続きはこちら。
【感想@NHK朝ドラ「おかえりモネ」第4～5週*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2021-06-21-1