感想@アニメ「Dr.STONE」第1期*ネタバレあり [アニメ感想]
アニメ「Dr.STONE」第1期の感想です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
Dr.STONE ドクターストーン Vol.1 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2019/10/16
- メディア: Blu-ray
昨日(5/2)、BSアニマックスの一挙放送で
初めて「Dr.STONE」の第1期を視聴しました。
12時間という長丁場だったことから、
見られなかった部分もちょこちょこあったのですが、
楽しく視聴できました!
原作の漫画については
以前からネットで評判が高いのを何度か見ており、
私もそれなりに気にしていたこちらの作品。
とはいえ、人類が石化してしまった後の世界で
科学の力で復興していくという主題を知ったのは、
割と最近でした。
そんな私がアニメを見ようと思ったのは、
スカパーの月1回の無料放送日(月初めの日曜日)に
この第1期があったということは勿論ですが、
以前に見た熊谷和海さんのツイートもきっかけの一つでした。
Dr.STONEコラボカフェに行ってきました。「猫じゃらしラーメン」がどうしても食べたくて。
— 熊谷和海 (@kumagai_kazuumi) March 31, 2021
とても楽しい時間だったので、レポ漫画にしてみました。作中に出てくるメニューを食べられるなんて感動です。超オススメ! pic.twitter.com/I9L9JWuK1A
熊谷さんはレポもお上手ですね。
彼のツイートはいつも読んでいて楽しいです。
私もラーメンを食べてコーラを飲みたかった!!
そして、昨日の正午から
録画をしつつリアタイ視聴もしました。
序盤は大木大樹くんの視点で物語が進むこともあり、
「あれ? 私、白菜みたいな頭の人が主人公だったと思ってた」と
首を傾げることもありましたが、
人類が石化した後の世界で石神千空がメインとなってからは
急に面白くなり、一気に作品に引き込まれました。
大樹くんが目覚める半年前に千空は既に復活していて、
最低限の生活を営めるようになっているという驚きや、
千空は秒数をずっと唱えながら意識を保っていたという凄さなど、
敢えて大樹くんを通すことで
千空のチートと呼べるほどの圧倒的な能力の高さを示す狙いは
分かりますが、
ここは早々に千空くんに視点を移した方が良かった気がします。
作品の一つ目の転機は、やはり獅子王司の復活でしょう。
後に主人公たちの命を狙う巨大な敵というのもそうですが、
ここら辺でようやく物語の視点的に千空くんが主人公となるので、
物語のテンポが上がり、一気に面白くなり始めました。
司からの逃亡が早々にあったのも、良かったと思います。
その後は、別の人類たちが暮らす村での生活が主となりました。
皆の助けを受けて千空の科学が進んでいくこともあり、
最終話まで飽きることなくずっと楽しめました。
彼が深く関わっていく人々が多彩で、素晴らしかったです!
私が好きなのは、ゲンとスイカ、カセキです。
特にゲンについては、当初は全く興味が無かったのに、
彼が千空に心を開いてから急に大好きになりました。
約束通りにコーラを贈られるくだりも感動しました……!
スイカはもうとにかく可愛いし、カセキはいちいち面白いしで、
他の住人も含めて、
彼らのやり取りを見聞きするのがとても楽しかったです。
主人公の千空の有為的チートさが全くぶれず、
常に凄くて皆を圧倒しているのも、素晴らしかったです。
個人的な好みですが、女性との恋愛要素が無いのも好きです。
結婚して即離婚なんていう展開(回避法)には、脱帽でした。
作中で特に好きな創作物は、
「ねこじゃらしラーメン」と「ガラス」でした。
特に後者は、千空が鼻息荒く語っていたとおり、
科学において非常に優秀な素材なんだと理解することができ、
「ガラスすごい」と改めて思わされました。
あと「サルファ酸」製作の時は、
テレビドラマ「JIN」で、主人公の医師が。
特効薬としてペニシリンを作っていたのを思い出しました。
あの作品でも、良質な青カビを作るのに苦労していましたよね。
そう、科学を駆使して千空が活躍するのが面白すぎて、
途中まですっかり忘れていましたが、
「人類が石化した後の未来」という基本的な設定からして、
この作品にはシリアス要素もちゃんとあるんですよね。
それを痛感させられたのが、
千空の父・白夜さんを含む六人の宇宙飛行士の話でした。
ここは……泣きました……。
千空も白夜さんも、親子愛を積極的に表す性格ではないので、
それを伝え合う熱い展開(暑苦しい展開)は無かったですが、
二人とも相手を大事に思い合っているのは
ちゃんと伝わってきました。
人類が生きていく上で得ておいた方が良い知識を
百物語として伝承させていくというのは勿論、
最後に自分たちの物語を入れて、
愛する息子へのメッセージで締めるなんて、最高でした。
ガラスのレコードのくだりも、泣かずにはいられなかったです。
それらを思いついた白夜さんも、
彼の意図を的確に理解してちゃんと受け止めた千空も、
素晴らしい。
白夜さんが持つ「俺の息子なら必ずやる」という強い信頼が、
そのまま千空への深い愛情になっていたんだと
しみじみ思いました。
村の人々は、あの宇宙飛行士たちの子孫だったんですね。
どうして日本に金髪碧眼の子がいるんだろうと
ちょっと不思議に思っていたので、合点がいきました。
まだ第2期のアニメを見ていないことから
今の私の中では
「俺たちの戦いはこれからだ!」状態で終わっていますが、
続きがとても楽しみです。
現代では、科学の繁栄は悪い印象が強く出がちですが、
これだけその良さを前面的に語られると興味も出ますし、
学生時代にこの作品と出会っていたら
少しは科学の勉強を楽しめたのかなと思いました。
2021-05-03 10:19