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「進撃の巨人」と私 [アニメ・ゲーム・漫画・小説]

私が今、続きを一番楽しみにしているアニメが
日曜深夜にNHKで放送中の「進撃の巨人 The Final Season」です!
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https://shingeki.tv/final/

TVアニメ「進撃の巨人」Season1 Blu-ray BOX

TVアニメ「進撃の巨人」Season1 Blu-ray BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: Blu-ray

原作の漫画については、序盤以降はほぼ未読なのですが、
ネットの考察を含めてネタバレをガンガン見ていますので、
この先の展開も知っているけれど、とても面白く視聴しています。
*以下、ネタバレを含みます



私が「進撃の巨人」という作品を知ったのは、
最初にアニメ化が決まった時です。
その前から、この作品名+絶賛の感想の組み合わせを
Twitterなどで頻繁に見かけていたので、
旬に疎い私も何となく気にしていました。

アニメ放送を前に予習のつもりで、紙の単行本をレンタル。
この時は激しく後悔しました。
私はグロ描写を苦手としているので、
巨人が人間を食べるところで「あ、駄目だ」と思いました。
しかも、その巨人の不気味さがとにかく嫌で、
通常はレンタル期限日まで繰り返し読むところを、
この時ばかりは一読しただけで返却してしまいました。
ただ、この後もずっと気にはなっていました……。
平穏な日常生活が絶望で壊される描写から始まった物語が、
どう転んでいくのかは勿論ですが、
主人公が親の仇である巨人に変態する展開が
私の中で非常に斬新だったからです。

エレンの訓練兵時代の同期の一人・アニが
実は女型の巨人だと判明した時も、ショックを受けました。
ユミルも巨人だと分かった時や
コニーのお母さんらしき巨人が登場した時は、
「この世界はどうなっているの?」と首を傾げるばかりでした。
そして、同じ104期生のライナーとベルトルトが、
実は鎧の巨人と超大型巨人だったと本人の口から明かされた時は、
リアルで「はぁぁ?!」と声が出たのを覚えています。
先が見えない、凄く面白いお話なのに、
巨人の見た目が気持ち悪くて読みたくないというもどかしさを、
何度も味わわされました。



それから暫く経った後、
ジークの初登場シーンをたまたま単行本で読みました。
それより前に、
コニーのお母さんらしき巨人が彼に向けて「おかえり」と発したのと、
番外編の話(?)で、
人間と交流できた巨人がいたようだと読んだ覚えがあったので、
どうやら巨人には知性があり、
個体によっては言語も喋れるようだとの認識はありましたが、
人間と同様に普通に喋るジークはあまりにも異質な存在で、
どの巨人に感じたことがない強い恐怖を感じました。
本当に、ゾッとして背筋が震えました。
何というか……見てはいけないものを見てしまった感があり、
「も、も、もう、いいや」と思って単行本を閉じたのを
今でもはっきりと記憶しています。



それから、この作品とは敢えて距離を置いてきました。
エレンやミカサ、アルミン、そしてリヴァイ兵長といった
主要キャラクターの人気が凄まじいのもあり、
ずっとファンから絶大な支持を得ているとは知っていましたが、
私には合わないという思いから、再び触れることはなかったです。
人間対巨人で始まったのに、
今や人間同士の戦争話になっていると聞きかじった時は、
話の流れが不明過ぎたせいで
「進撃の巨人はどこに行こうとしてるの」と苦笑いが漏れました。



それからは、自ら進んで情報(ネタバレ)を求めなかったものの
ネットではちらほらとそれを目にしていました。
アニメでエレンが地下室に辿り着いたとTwitterで見た時は、
私も感慨深くなりましたし、
ちゃんとお話が進んでいることに対して嬉しくなりました。
それを受けて、「今はどうなっているのかな」と思い、
たまたまNHKの深夜に放送されていたアニメを観たら、
なんと! グリシャの過去回でした。
幼い妹と共に外出した少年が、
警察のような大人によって何故か理不尽な暴行に遭った後、
先に帰宅したはずの妹が死んでしまい……という展開は、
当時の私に疑問しかもたらしませんでした。
(その少年がエレンの父親で、これが過去回だということすら
当時の私には分かりませんでした)
そして迎えた、楽園送りのシーン。
人間が注射によって巨人化されたところは非常に衝撃的で、
目を奪われました。
ただ、あまりにもびっくりし過ぎたのが悪かったのか、
この時はただ驚いて終わってしまいました。
ここで作品に対する興味を再び持てれば良かったのですが、
「進撃の巨人、なんか凄いな!」と感嘆しただけでした。

とはいえ、今になって思い返してみれば、
巨人の正体が本当に人間だったと見せられたのを受けて、
私が巨人に対して強く所持していた嫌悪感は
かなり薄れていました。
現実世界でもよくあるように、
対象の本質への理解が進んで、恐怖が失われたようです。
(よく分からないから怖いというのが、無くなった)



私は再び「進撃の巨人」から離れましたが、
この頃から割とアンテナを張るようになっていた気がします。
戦闘でアルミンとエルヴィンが瀕死状態になり、
人間を巨人化できる(身体の欠損を復活させられる)注射を
片方のみに投与できるという究極の選択に迫られる展開があると、
ネットで目にした時は、
当事者であるエレンや兵長の耐えがたい心境を想像し、
細かなことをよく知らないなりに尋常でない辛さを感じました。
(ここまでお読みいただいて既にお察しいただけるかと思いますが、
私が得ていたネタバレは順不同でした)
エグいですよね、ここ……。
まぁ、エグい展開はここだけではなかったのですが。



そして!
昨秋放送された「アメトーーク」の「進撃の巨人芸人」回。
これを偶然に視聴したことが、
私が「進撃の巨人」に戻る大きな転機となりました。
一度離れた人に対するプレゼンテーションだったこの回は、
とても面白く、丁寧で、
私も「機会があったらちゃんと触れてみようかな」と思いました。
とはいえ、実際にすぐにできたのは、
YouTubeに上げられたネタバレ考察動画を見て、
アメトーークで見聞きした内容が合っていたのを確認する程度でした。

私にとって幸運だったのは、それから少し経った後に、
CSでアニメ劇場版の進撃の巨人二作品と3rd Seasonの一挙放送が
あったことです。
ネットで見てきた断片的なネタバレが繋がっていき、
頭の中にずっとあった細かな疑問の答えを得ていく快感は、
たまらないほど気持ち良かったです。
何より「ここからどうなるの?」という興味と心配が尽きず、
ずっとハラハラドキドキさせられっぱなし
(でも楽しい!)という状況が続きました。
ただ、アニメ3rd Seasonのウォール・マリア奪還作戦で、
エルヴィンが決死の覚悟で特攻を仕掛ける場面では、
部下を奮い立たせる発言のところで視聴を一度止めました。
怖くて辛くて、続きを見る気になれませんでした。
(勿論、少し経った後に覚悟を決めて見ました。辛かった……)



その後、NHKの地上波でも何回かの総集編が放送されてから、
ようやくFinal Seasonの放送が開始されました。
ネタバレで知っているとはいえ、
エレンたち主要人物が全く出てこないマーレ編に対して
軽い戸惑いも覚えましたが、
とても楽しく見ていました。
キャラクターに感情移入もしました。
なので、彼らの敵としてエレンたちが登場した今は、
その格好良さや頼もしさに嬉しさを強く感じつつも、
非常に複雑な心境になっています。
かつて、巨人の襲撃によって平穏を奪われた彼らが、
今や巨人を使って他人の平穏を奪うとは、皮肉すぎます。
立場(見る視点)によって物語が変わるのは当然とはいえ、
誰かにとっての正義が逆の意味になるのを目の当たりにしたら、
ただ喜ぶだけではいられなかったです。



相変わらず原作の漫画は読んでいないのですが、
ネタバレを全力で取得しているので、
あのハンジさんが亡くなったのは知っています……。
悲しいですが、先に逝った皆と会えたようなのは救いでした。
そして、満身創痍なリヴァイ兵長!!!
皆が亡くなって兵長だけが残っている今、
彼だけはそうならないと信じていますが……信じているので、
兵長死なないで!!!!と常に祈っています。
まじで兵長死なないで……。


ちなみに、好きなキャラクターはジャンです。
グッズを買いたい系で好きなのは、やっぱり兵長でしょうか。
外見はあまり好みでないのですが(すみません)
戦っているところが格好良すぎて、惚れ惚れします。
あと、今の短髪のミカサの外見がとても好きなので、
やたら男前な今の姿を見ると、キャーッと騒ぎたくなります。



長くなりましたが、以上で終わります。
作品に対する感想というより、
私が進撃の巨人にハマった経緯と説明になりましたが、
どうしても語っておきたかったので、満足です!
あと数か月後に完結するこの物語を、引き続き楽しんでいきます。




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2021-01-29 09:57 
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