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感想 テレビアニメ「鬼滅の刃」第1話~第10話 [アニメ感想]

テレビアニメ「鬼滅の刃」をようやく見始めましたので、
簡単な感想を記します。
今回は第1話~第10話についてです。

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鬼滅の刃がとても面白い!という世間の高い評判を受けて、
私もそれなりに興味を持っていたものの、
作品があまりに流行り過ぎると逆に手が伸びなくなる……という
あまのじゃくな性格が災いし、
これまで積極的に接しようとしませんでした。
しかし先日、アニマックス(CS)で一挙放送が行なわれたことから、
その録画をとうとう見始めました。


以前の私は、市松模様の羽織を纏う少年が
竹筒を加えた妹らしき少女と共に鬼と戦うということぐらいしか
知りませんでした。
そして今から数ヶ月前、
私のアニメの師匠でもある友人と久し振りに会った際に
出先で何故かレクチャーを受けることになり、
作品の基本的なことを教わりました。
携帯電話のアプリで単行本の一巻をざっと読ませてもらい、
アニメの第1話の序盤も軽く見ました。

加えて、近頃は、
「ハイキュー!!」のVリーグ編を読みたいことから
週刊少年ジャンプを購入するようになっており、
キャラクターをあまり知らない状態で
宿敵である鬼舞辻無惨との戦いの終盤だけ読むことが続き、
主人公・竈門炭治郎の例の展開もリアルタイムで読んでいました。


このような中途半端な知識を持った状態で見始めた
今回の一挙放送。
番組の放送の都合で、
第1~10話、第11~21話、第22~26話と三つに分かれており、
今、その最初の10話までを視聴し終えたところですので、
とりあえずの感想を記しておこうと思った次第です。
具体的に挙げますと、
浅草で出会った珠世さんが潜んでいた屋敷で、
矢印の鬼と手毬の鬼に襲撃され、
重傷を負いながらも辛うじて撃退したお話までです。



世間の評判通り、とても面白かったです。
まず、作品のテンポが早く、さくさくと進むので、
終始、飽きずに見ることができました。
話をいくらでも膨らませることが可能だったであろう修行や、
鬼殺隊入隊のための選抜試験などが
意外にあっさりと終わり、
やや拍子抜けしなかったわけでもなかったですが、
他の人気作にありがちな変な引き伸ばしのエピソードも無く、
その目まぐるしさには気持ちよさも含まされていた気がします。

大正時代、剣術アクション、家族愛、
吸血鬼の要素もある鬼という敵、仲間との冒険譚、
勧善懲悪……と、割とテッパンな内容で構成されており、
目新しさこそ感じませんでしたが、
だらだらせず、
小気味よさを感じるほど話が速く進んでいくことが
上手く作用しているようだと思えています。
また、作品の世界観の中心を担う鬼の特性について、
序盤で鬼化が進む禰豆子ちゃんの描写や、
炭治郎が遭遇した最初の鬼との戦闘を通して
視聴者への説明が上手くなされていたのも、良かったです。
作品独自の設定が、私の頭の中にも自然に入ってきました。
小さな子もこの作品に夢中になる理由が、分かりました。



そして、ブレない主軸!
少年「竈門炭治郎」というキャラクターの強さが、
ずば抜けて素晴らしかったです。
最近のジャンプ本誌を読んだ時に、
出てくる味方全てが炭治郎を愛していて、
絶大な信頼を彼に寄せていることが強く伝わってきました。
主人公である彼がそうなるのは、当然と言えばそうですので、
「まぁ、そういうものよね」と納得はしながらも特に共感せず、
遠くから眺めるような気持ちで連載を追っていましたが、
今ならよく分かります。
皆に共感できます。
炭治郎の他者への多大な優しさ、誠実さ、
そして彼自身の心の強さを
各エピソードで実感させられました。
更に、あれだけ愛され、大事にされているのを
たくさん目の当たりにしたことで、
妹の禰豆子ちゃんに対して羨ましさを覚えただけでなく、
この兄妹が他の家族と共に過ごした過去の時間が
どれだけ幸福なものであったかを想像したら、
胸が痛くなりました。



強大な敵・無惨との最初の邂逅も、
得体のしれない恐怖が強く伝わってきて、
ゾクゾクしながら楽しめました。
雑踏の中、ようやく見つけた無惨に逃げられてしまい、
炭治郎が憎しみと怒りを露わにしながらも
迷わず人命救助を第一としたあたりも良かったです。
私が、無惨との戦いで彼のクズっぷりを知っていることもあり、
彼に鬼にされた者たちの悲哀が描かれれば描かれるほど、
彼が倒すべき相手であるのを強調される気がしました。
鬼と知っていながら人として自分を見る炭治郎に、
珠世さんが静かに感激するシーンは
私も亡きそうになりました……。
彼女がどういう経緯で鬼になったかを、一応、知っていたものの、
私の中では、
最近のジャンプで無惨相手に
やたらドヤ顔をしていた人というイメージが強かったので、
それが良い方に訂正されて良かったです。



そうそう、炭治郎が鬼殺隊に選ばれた後、
他の仲間と共同で鬼を倒すことにならず、
今までどおり禰豆子との二人旅が続いたのが、少し意外でした。
ここは、同期のみの新米グループで弱い鬼を狩りにいく
(そして実力以上の強敵に遭遇し、瀕死になりながらも倒す)のが
ジャンプ系少年漫画のお約束で、
てっきりこの作品もそうなるものだと疑わなかったので、
違うと分かった時は驚きました。
でも、次回(第11話)からはいよいよ他の隊士と行動を共にするようで、
楽しみです。



アニメならではの表現については、
やはり、炭治郎の必殺技「水の呼吸」が凄かったです。
刀から水流が出て敵に放たれるのは見栄えが良く、
迫力もありました。
もし私が幼い頃にこの作品と出会っていたら、
きっと木刀を持って大声で「水の呼吸」と叫び、
炭治郎ごっこをしていたと思います。
そして今は、竹筒に入った羊羹を食べる機会があったなら、
誰にも見られていない場所でそれを咥えてしまいそうですww



続きが楽しみ!
テレビアニメが途中までで、
終わった後の話(映画化する話)からもっと面白くなるらしいとは
ネットで見ていますので、
うっかり単行本を買ってしまいそうな予感がしています。



続きはこちら。
【感想 テレビアニメ「鬼滅の刃」第11話~第21話】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-05-10-2



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2020-05-09 18:35 
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