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感想 テレビアニメ「鬼滅の刃」第11話~第21話 [アニメ感想]

テレビアニメ「鬼滅の刃」の感想記事です。
今回は第11話~第21話についてです。

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前回の記事はこちら。
【感想 テレビアニメ「鬼滅の刃」第1話~第10話】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-05-09-4



妹の禰豆子との二人旅が続いていた炭治郎。
この11話から、
鬼滅隊の同期である我妻善逸と嘴平伊之助が加わりました。
お話としては、鼓の館での戦いを経た後に
蜘蛛の鬼が救うお山に行き、
救援に来た鬼滅隊の先輩(柱?)の二人の助けも得て
累たちをなんとか倒したというまでです。
どこかのお屋敷の庭で目覚めさせられた炭治郎の前に、
柱の人々がずらりと並ぶシーンで終わりました!
世間で話題(そしてとても人気の高い)煉獄さんは
知っていたので、
「あ、死んじゃうけどすっごい人気の人!!!」と思いました。
それと、最初にこの作品をレクチャーしてくれた友人が
甘露寺さんを好きなので、
その独特な髪の色から「あ、この子!」と認識しました。



まずは、我らが主人公の炭治郎。
相変わらずの優しさと心の強さ、頭の回転の速さが
素晴らしかったです。
「俺は長男だから」という、謎の長男力の発揮には
思わず笑ってしまいましたが、
「長男だから、しなければならない」からの
「長男だからできる」という、
非常に高い自己肯定感を出して自分を鼓舞する方法は、
ちょっと見習ってもいいんじゃないかと思いました。

蜘蛛の累との戦いで、
父親が舞っていた火の神楽を思い出し、
新たな必殺技(呼吸法)を出していました。
これについては、
ずっと疑問に思っていたことがようやく晴れたので、
ちょっと嬉しかったです。
というのも、炭治郎が火に関係がある家(炭作り)の子で、
髪と瞳に赤みを帯びている云々とあったので、
彼の属性は火なのではないかと思っていたんです。
しかし作品の序盤での修行の結果、
水の呼吸の技をたくさん繰り出せるようになっていたので、
意外な気がしていました。
なので今は、炭治郎が物凄く努力をしたことで
向いていなかったこともできるようになっていたのかなと
勝手に解釈をしています。
そして、炭治郎の場合、同じ「ひ」という文字でも
「火」より「陽(日輪)」の方に縁が強いようですが……。

相変わらず禰豆子ちゃんがかわいくて、
見ているだけでほわわんとしてしまいますが、
蹴りを主とした強烈な体術だけでなく、
血液を爆ぜさせる新たな技も習得したようで。
それが亡き母との邂逅がきっかけだったのが、
せつなかったです。



そして、我妻善逸と嘴平伊之助!!
この二人については、
その姿をネット等で頻繁に見かけていたものの、
性格や言動といった内面を全く知らなかったので、
こんなに煩いとは思ってもみませんでした。
でも不快感はなく、特に善逸については
小さな子を見守るような気持ちになることが多いです。
二人は、無意識状態になると強かったり、
猪のかぶりものを外した顔が美しかったりと、
意外性を伴う二面性という点で同じですが、
向かっている方向が違うので、
それぞれの個性としてすんなりと受け入れられました。

伊之助は……
誰かに優しくされるという経験に馴れてないようで、
炭治郎からのそれに対して大きく戸惑っていたのが
微笑ましかったです。
精神的に非常に幼いようなので、
今後の成長が楽しみです。



再登場した冨岡義勇さんは
相変わらずよく分かりませんでしたが、
彼の連れだった胡蝶しのぶさんについては、
世間で絶大な人気を誇っているのに納得しました。
飄々とした喋り方もあって、
凄く良いキャラですね……私も好きです。



戦闘シーンも、見応えがあって面白かったです。
ご存知のとおり、首がぽんぽん飛んだり、
なかなかエグいシーンもあったりしますが、
グロが苦手な私でも、不快感は覚えずに済んでいます。
また、鼓の鬼との戦いでは、
冷静に考えるととてもシュールで笑ってしまう状況ですが、
(しかも、鬼は鼓を打つだけなので全然映えない)
部屋を回転させられ、攻撃を放たれる方をメインにすることで、
緊張感を伴った良い戦闘シーンに成り立たせたなぁと
思いました。



鬼の苦難についても、見ていてせつなかったです。
特に累については……言葉が出なかったです。
最期に彼の心が救われたことにはホッとしましたが、
それまで彼がやってきた残虐なことを思うと、
心から「良かったね」と言うことはできませんでした。
でも、こういうところに惹かれて
人々が「鬼滅の刃」という作品に夢中になるのだなぁと
推測しました。
いっそ、しのぶさんが言っていたように、
全ての鬼滅隊隊員が鬼に対して無感情に
「人を殺した罰を受けてもらいます」とばっさり成敗してくれた方が
清々しくて良いのかもしれません。
でも、それは彼女の個性であって、
炭治郎が引き受けるものではないんですよね。
累を踏みつけた義勇さんを炭治郎が咎めたところは、
彼がこの作品の主人公であるとの証明のようでした。
主人公の言動が作品の方向性を決めるのだと、
当たり前のことを今さら改めて感じました。



続きはこちら。
【感想 テレビアニメ「鬼滅の刃」第22話~第26話】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-05-21



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2020-05-10 18:25 


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